アオ

コザクラインコと暮らしています。小鳥と暮らして驚いたことなどを綴っていくつもりです。

アオ

コザクラインコと暮らしています。小鳥と暮らして驚いたことなどを綴っていくつもりです。

最近の記事

お気に入りの場所

5月は暑いというイメージがあった気がするのに、山のふもとの住人だからかもしれないけれど、朝夕は寒くて寝るときに毛布が手放せない。けれどもう冬の気配はなくて、夏もそこまできている。 こんな日の小鳥はいい。とてもいい。 うちの小鳥にはいくつかお気に入りの場所があって、人体で長居する場所といえば手の中と首のうしろ。暑くても寒くても、もぐりこもうとしがち。いわんやコザクラインコは往々にして愛が重すぎる傾向にあるので、暑さよりもいちゃいちゃを優先しがち。そもそもインコの体温は40度

    • 小鳥革命のはて

      スマートフォンを新しくしたので、早速うちの小鳥を撮影してみた。 シャッタースピードが劇的に速いことに驚きながら、手の上で延々羽づくろいをしている小鳥を撮影し、できあがった写真を見てみて、あれ? と思った。 撮影した写真がどれも1秒くらい動いているのだ。間違って動画モードにしてしまったのかと思ったけれど、動いていない普通の写真も何枚かあるし、「動画」ではなく「カメラ」になっていることを確認してから撮影しても、やっぱり動いた写真があって、しかも圧倒的に多い。 何だか変だな、

      • 恋する小鳥 その後

        妹が小鳥に好かれすぎていることを書いた。 相変わらず好かれてはいるものの、近頃、その好かれ具合がやや穏やかになったように感じる。 これは誰にとっても喜ばしいこと――というのも、ラブバード特有なのか、鳥さん全般がそうなのか、うちの子がそういう性質なのかはわからないけれども、愛情表現がバイオレンスなので、小鳥に好かれすぎるのも実は困りものなのである。 例えば。 バイオレンスな愛情表現① 好きすぎてストーキング なまじ飛べるので、本当にどこまでも追っていく。 うちの子は1階

        • 鳥カフェ

          初めて鳥カフェに行ってしまった。 家に可愛い小鳥をおいて、よその小鳥といちゃつくのは何となく倫理に反するような気がして遠慮していたのだけれど、自転車の定期点検の待ち時間を過ごせそうなところが鳥カフェしかなかったのだ。だからしかたなかったのだ。 幸い、なのか、残念ながら、なのか、色々な種類の小鳥がいたけれど、コザクラインコはいなかった。 久しぶりに見たセキセイさんはあまりに小さかった。セキセイさんだけでなく、キンカチョウやジュウシマツにブンチョウ、フィンチさんたちはなんて

        お気に入りの場所

          恋する小鳥?

          前々から察していたのだが、近頃、うちの小鳥の順位づけがあからさまになったような気がしてならない。図式にすると、 妹<食欲<<<<私<母<<<その他 小鳥の飼育書によると、犬が 隊長⇒副隊長⇒同僚⇒部下⇒家来 といったようなタテの関係を大事にするところ、小鳥は 大好きな人⇒好きな人⇒無害な人⇒部外者⇒なわばりの侵入者 といったヨコの関係を大事にする習性があるらしい。 この順位づけによると、妹が「大好きな人」なら、私は「嫌いじゃない」くらいだろうか。のうのうとしていると「無

          恋する小鳥?

          鳥かごは牢獄か?

          かごの鳥という言葉にはネガティブな響きがある。ケージは小鳥にとって窮屈で、牢獄のような場所だと思っていた。けれどインコと暮らし始めてからは、違う印象を持つようになった。 確かにうちのコザクラインコはケージの外に出たがる。放鳥時間前になると出せ出せ運動がはじまり、扉を壊す勢いでガシャンガシャン音を立てる。すべての問題を嘴力で解決しようとするうちの小鳥に脱走能力はないが、可能であれば脱走しようとするだろう。 だからといって、ケージの中が嫌いかというと、そうでもないと思う。

          鳥かごは牢獄か?

          手乗りインコか?

          インコと暮らしているというと、よく「手乗りですか?」と訊ねられる。 たぶん、手に乗るくらい馴れているのかを訊ねられているのだと思うけれど、最初の頃はこの問いに答えることができなかった。 何故なら、うちのインコは手乗りインコならぬ、腕乗りインコだったからだ。 我が家にきた当初、うちのインコは手を怖がって放鳥(鳥さんをケージから出して遊ばせること)もできなかった。けれど飼育書で朝夕の放鳥を推奨していることから新人の私は「放鳥すべき」と思いこみ、木のスプーンに乗っけて(スプー

          手乗りインコか?

          インコと暮らすまで

           インコと暮らすことになったきっかけは、元仕事仲間からインコの引き取り手を探しているとのお話をいただいたことだ。子どもの頃にセキセイインコと暮らしていて、また小鳥と一緒に暮らしてみたいと考えていたものの、考えるだけだった。またとない機会ではあったけれど、家族の同意も必要、飼育環境の確認も必要、ということでいったん返事は保留した。  返事を保留したもう一つの要素が、件のインコがコザクラインコだということだ。コザクラインコに関しては「名前をきいたことがある」程度の知識しかなかっ

          インコと暮らすまで