『親子のおうち英語』で英語を習得する10の方法

私の英語力は海外の展示会で、何とか通訳が出来るレベルです。けれども、以前は旅行会社勤務の傍ら、英会話スクールに4年以上通っても上達せず、カナダやアメリカに長期滞在して、語学学校に通っても思うように話せず、「才能がないのかも？」と悩みました。語学学校を辞めて個人レッスンを受けたり、カナダ人しかいない環境で働いたり、ニューヨークでベビーシッターをしたりするうちに、今まで英語が上達しなかった理由や、どうやれば良かったのかが分かるようになりました。

学校の英語の成績は悪くないのに聞き取れない、話せない。「耳が悪いのでは？才能がないのでは？」と悩んでいる方。英会話レッスンを受けても上達しない。あるいは、英語圏の語学学校で学んでいるのに、半年たっても英語が出来る気がしない。どういうやり方が良いのか分からない。けれども、日常会話くらいは出来るようになりたい。そんな方に読んで頂けると幸いです。今回の記事は、『親子のおうち英語編』です。『大人の学び直し英語』についても、別途公開予定です。

我が家は共働きで、娘に対しては、おうち英語といってもせいぜい英会話レッスンや公文に通わせるくらいしか、時間的にも体力的にも出来ませんでした。けれども、私自身が英語習得にかかる時間や方法を理解していた為、焦ってはいませんでした。小さい頃から「おうち英語」をやらなければと、思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、そうとも限らないからです。むしろ、英語学習は長期戦。予算が潤沢にあるなら良いですが、限りがあるなら、「いつどこで、どれくらい費用をかけるべきか」を考える方事も大切です。

我が家はドイツ親子留学を延期中で、娘は公立小学校4年生から国内のインターナショナルスクールへ編入していますが、数年と決めて活用しています。私が経験してきた英語習得法で、娘は順調に英語力を伸ばしています。英語圏に滞在しても英語が上達しない事があるように、インターナショナルスクールに通えば、ほっておいても英語が出来るようになる訳でもないのです。けれども英語学習に対する知識があれば、上達の見えにくい最初の時期も焦らず笑顔で過ごしていけるでしょう。おうち英語も同じで、親が英語力を伸ばす方法だけでなく、どうしたら良いのかという事を理解している方が良いのです。

親がおうち英語に時間をかけられる場合もありますし、かつての私のように、かけられない場合もあると思います。どちらにでも参考になるような10の方法をお伝えします。6,800文字越えの長文記事ですが、読んでみて下さい。英語を身に付けることによって、お子さんの未来の選択肢を増やしてあげられる事を願っています。

No.1 英語学習を始める前に、日本人が英語が出来ない理由を理解する

この記事を書くキッカケとなったのは、お世話になっている方に、「日本人が英語が出来ない理由も、英語を習得するのにかかる時間も、ハッキリしています。最初に分かっていたら、私もあんなに悩む必要も、右往左往する事も、無駄なお金をかける事もなかったのにと思います。」という話をした時に、驚かれたところから始まりました。そして「それはあなたにとっては当たり前の事かもしれませんが、私も含め、知らずに悩んでいる人は多いです。それを知りたいという人は大勢いるはずです。」そう言われて、かつての自分を思い出したところからスタートしました。