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オンライン英会話で英語ネイティブ講師とフィリピン人講師のどちらを選ぶべきか迷う人に伝えたいポイント

国内の英語学習者には、オンライン英会話はおすすめです。在宅で比較的安価で英会話が出来るのですから、リスニングやスピーキングが苦手な日本人はなるべく利用したいものです。

オンライン英会話は、英語ネイティブ講師を強みとする英会話もあれば、フィリピン人講師を筆頭とする非英語ネイティブ講師と安くたくさん話せます、という英会話など様々です。どれが良いか迷うかもしれませんが、これは英語レベルや予算によって使い分けた方が良いです。ではどう使い分けたらいいのか、そのポイントをお伝えしたいと思います。

※ここではイメージしやすいように、フィリピン人講師を非英語ネイティブ講師という意味で使わせて頂きます。予めご了承下さい。

英語ネイティブ講師を選んだほうが良い場合

中学や高校で日本の英語教育を受けてきて、リーディングやライティングは何とかなるものの、英語を聞き取れない、話せないという、典型的な日本人の英語学習者の場合は、英語ネイティブを選んだ方が間違いないです。

英語独特のリズムや音、単語と単語がつながるリンキングなどは、英語ネイティブと話さないとなかなか慣れません。そして、自分の発音が相手に通じるかどうかも、英語ネイティブと話さないと分からないからです。

個人的には、日本人が聞き取りやすいのはカナダやアメリカの北米なのかなと思います。イギリス英語は多少アクセントが違いますし、オーストラリアは、”a"を「アイ」と発音するので、「straight=ストレートがストライトと聞こえる」「today=トゥデイが、トゥ ダイ(to die?)に聞こえる」など、「あれ?」って事はあります。

これは好みですので、自分が聞き取りやすい講師を選んだり、敢えて色んな国の英語ネイティブと話すのも良いでしょう。

フィリピン人講師など非英語ネイティブ講師を選ぶ場合

英語である程度日常会話を出来るレベルの人は、英語も話していないと忘れてしまいますので、英語力キープの為にオンライン英会話を利用したい、そして出来れば費用は押さえたいという場合は、フィリピン人講師で良いです。なるべくネイティブの発音に近い英語を話す先生を見つけて、ピンポイントで指定すると、なお良いのではないでしょうか。

どの講師の発音がネイティブに近くて上手なのか聞き分けられない場合には、英語ネイティブの話が何となくでも聞き取れるようになるまでは、英語ネイティブ講師をおすすめします。

フィリピン人講師の方は、基本的に第1言語がタガログ語で、英語は第2言語です。日常的に英語を使っていますが、人によってレベルに違いがあったり、やはり英語ネイティブではないので、発音やちょっとした英語の使い方に違いがある事もあります。

私はカナダに長期滞在していた頃、フィリピン系カナダ人の家庭でホームステイしたり、日本ではちょっと珍しいかもしれませんが、フィリピン人とルームシェアしていた事もあり、英語で会話していましたが、やはりいわゆるフィリピン訛りはありました。

例外もあります

フィリピン人講師でも、かなりネイティブに近い発音で英語を話す方もいらっしゃるので、敢えてそういう人を選んでいる英会話で、費用が安いとか、プログラムが良いなど利点があれば、それはそれで良いと思います。ただし、利用者がそれを理解した上で利用している事が大切です。

英語ネイティブ講師とフィリピン人講師を使い分けた方が良い理由

オンライン英会話を利用する目的は英語力を伸ばす事です。語学の習得方法は、対象がどの言語であっても、ある程度は同じです。例えばですが、私は大学の日本語学科で「外国人に日本語を教える」事を学んだという事もありますし、この記事を読まれている方は日本語ネイティブの方が多いと思いますので、日本語を例にして考えてみると分かりやすいかなと思います。

私の韓国人の友人で、かなり日本語の上手な友人がいます。韓国人である事を忘れるくらい上手です。けれども、やはり多少韓国なまりの日本語ですし、時々は使い方を間違えています。けれども友人として会話する分には全く問題ありません。外国人が苦手な小さい「ツ」などがちょっと違うかなぁというレベル。例えば、「~だったよねー。」が「~ダタヨネー。」みたいな感じ。

一方、日本人の私は、日本語ネイティブなので、発音、文法等ともに問題なく、流暢で自然な日本語を話したり、書いたりする事が出来ます。

もしこの2人から日本語を教わるとしたら、料金は、日本語ネイティブの私の方が高く、日本語が第2言語である韓国人の友人の方が安いです。どちらから日本語を学んだ方が良いでしょうか?これと全く同じ話です。

予算が豊富にある場合は英語ネイティブ講師とたくさん話す事です。そうでない場合は、自身の英語力や予算に合わせて、使い分けると良いでしょう。

英語ネイティブにこだわるあまり、話す時間が少なくなってしまうのも考えものです。かといって、英語ネイティブと話す事なく、フィリピン人講師とだけ話していて、実際英語ネイティブと話した時にどうか。向き不向きもありますので、色々と組み合わせて利用してみると良いです。

英語は日常会話レベルの私はこうしています

私は何とか英語で日常会話は出来るレベルなので、その時の予算や状況によって、使い分けています。

例えば、輸入会社勤務の時は、海外での展示会通訳出張の前などは、英語ネイティブ講師のオンライン英会話を利用していました。しばらく海外出張がなさそうな時は、忘れない程度に英語を話せたら良いので、発音の上手なフィリピン人講師を選んで、利用する事もありました。

娘に対しては、絶対に英語ネイティブ講師を選びます。「自分で教えたら?」と言われる事はありますが、私の英語もやはり日本語訛りがありますし、間違っている事もあると思うので、文法や単語は別として、英会話を自分で教えた事はありません。

こんな使い分けをしているのは自分だけなのかと思い、英語の出来る友人達に聞いてみたら、みんな同じような感じで、特に自分の子どもには、英語ネイティブ講師を選んでいる人がほとんどでした。理由は私と同じでした。

色々と書きましたが、オンライン英会話を利用する上で、何が良いのか良くないのか分からないまま、何となく利用している人も多いなと感じたので、選ぶポイントについて説明してみました。

参考にしてみて下さい。




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