英語ネイティブがよく使う"be supposed to~"は発音しづらいのでシャドーウィングで慣れよう
カナダに滞在していた頃、「学校で教わった気もするけど覚えてない。けど、英語ネイティブはめっちゃ使ってるよね。」と、日本人の語学学校生の間で話題になっていた"be supposed to~"。どういう時に使うのでしょう?
"should"に似ているのですが、"should"よりも強制感がない時によく使います。例えば、「午後3時までにそこに行ってなくちゃ~。」みたいな時に「I should be there by 3pm」だと、絶対に死んでもその場所に3時までに行ってなくちゃ、という雰囲気になるのですが、「I'm supposed to be there by 3pm」の方が、「あ、私、3時までにそこに行く予定なんだよね~。」と、もう少しカジュアルな感じ。
否定分でもよく使います。そんな事やっちゃダメだよ、みたいな時に、「You should not do it.」だと、かなり「絶対やってはいけません。」という雰囲気なのですが、「You are not supposed to do it.」の方が、「それはダメですよ!」と、やはりややカジュアルな感じ。shouldは、日常会話でそこまで使わず、代わりに"be supposed to~"を使う事が多いと思います。
ちなみに私は飲食禁止の場所で、うっかりバッグに入っていたマフィンを食べてしまい、係の方に「You are not supposed to eat here.」と怒られた事があります。。
でもこれですね、日本人にとっては非常~に、言いにくくないでしょうか。使用頻度が高い割に、長くて発音しづらくて言いにくい、という事でも話題になっていました。だって、普通に英語で簡単な文章を話すだけでも大変なのに、そこに"I'm supposed to be there by 3 pm"とかを、入れ込むのって、なかなかハードルが高いのです。"I should be there by 3pm”でも意味は通じるし言いやすいので、ついついそっちを使ってしまいそうになります。
でも「be supposed to~をさらっと言えたら、なんかカッコイイよね~。」という、憧れの言い回しでもありました 。こういう場合はどうしたら良いのでしょうか?
これはわりと簡単です。ひたすらシャドーイングすれば良いのです。バカみたいと思われるかもしれませんが、ひたすら「I'm supposed to be there by 3pm」とか、「You are not supposed to do that !」など、とにかくブツブツ独り言で何度も何度も言えば良いです。どんな人でも、同じ事を何度も何度も言っていると、そのうち何となくさらっと言えるようになってきますから。何日かかってもいいので、とりあえず口が慣れるまで、言い続けましょう。
その状態になれば、今度はオンライン英会話などでも構いませんが、英語ネイティブと話す事があれば、実際に言ってみれば良いのです。英語ネイティブならめちゃくちゃ使う言葉なので、普通に通じます。もし「What's that ?」と言われてもめげないで。一度使って通じたら面白くなって、やめられなくなるはずです。
こういう、英語ネイティブはよく使うけど、日本人が発音しづらい言い回しってたくさんあります。でも、やり方は同じで、「とりあえずひたすらブツブツ1人でシャドーイング」。そして慣れてきたら、実際に英語ネイティブ相手に使ってみる。通じたらしばらくしつこく使ってみる。そのうちに意識しなくても言えるようになってきます。
少し他の例をお伝えしますと、私はこの「be supposed to ~」以外にも、当時住んでいたバンクーバーで秋や冬になると、ママさんが子どもに「Put your jacket on !」と言っているのをよく聞きましたが、これも「Put your」が、英語ネイティブが発音すると、"プッチュア ジャケット オン!"みたいになるのですが、この"プッチュア"もなかなか言えなくて、やはり一人でブツブツとシャドーイングしていた記憶があります。「Put you ~」は"プッチュー"ですしね。”プッチュア"だの"プッチュー"だのを一人ブツブツ部屋でつぶやいていました。
残念だったのは、当時子どものいなかった私には、せっかく練習した"プッチュア"を使う機会があまりなかった事です。しかし、数カ月後、今度は知り合いのカナダ人の紹介でニューヨークでベビーシッターをする事になり、そこで3歳の女の子に「Put you jacket on!」と頻繁に使う機会に恵まれたのは嬉しかったです。
とにかく、英語が話せないという悩みは、「こういう時に何て言えばいいか分からない。」という場合が多いですが、実は言い方が分かっていても使えない場合も多いのです。「be supposed to~」や「be not supposed to~」はその代表ではないかと個人的には思っています。
英語は日本語とは全く違うので、うまく言えなくて当たり前です。私達日本人が日本語をペラペラ話せるのは、やはり普段使っているからです。だからこそ、使い慣れない英語は、使い慣れるまでシャドーイングして練習する必要があるのです。「be supposed to~」や「be not supposed to~」がさらっと言えるようになると、英語話せるぽい感が出ますので、是非トライしてみて下さい。
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