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苦しくも眩しい自転車練習

もう小学生になるから、
自転車を一人で乗れるようにならないと行けない!!

この冬休み。

何かに取り憑かれたかのように
娘が焦っていた。

誰かに言われたのだろうか?
私も夫も身に覚えがないフレーズだが、
どうやら娘の心を支配しているようだった。

そこまで切羽詰まっているならばと、
我々も本腰を入れて練習に付き合い始めた。

自分の幼少期の記憶を思い出しながら教えるも
すぐに乗れるようになるわけはなく、
中腰で支えている私の腰は悲鳴を上げ始める。
そこに、
ストライダーを乗り回している息子が
乱入してきて、息切れが増す。


果たしてこの教え方であっているのだろうか?
早速ネットに頼ってみる。

一人で乗れるようになるコツは

  • お手本を見せる

  • 足で蹴りながら乗る

  • 前を向いてペダルを漕ぐ

  • 褒める

とのこと。
概ね認識は大きくずれていなかったが、
娘には“蹴る力”が足りていないようだ。
あとは恐怖心との戦い。

練習を中断すると、「まだやりたかったー!」と半泣き。
家に帰ってきてからも、
イメージトレーニングをして、
空中運転しながら歩いている娘。

乗れるようにしたい!という強い意志が塊となって、
私たちに体当たりしてくる。

そして、
夫にも手伝ってもらうこと3日目の昨晩。

娘が寝ぼけて大声を出していた。

どうやったらできるのー!!!!!!

と、足で壁を蹴っていた。

恐らくではあるが、
自転車の夢を見ているのでしょう。
いや、間違いないのでしょう。
夢の中でも成功していないのか。

余程、乗れないことが悔しいの・・・だろうね。


自転車なんて、いつかは乗れるようになるし、
最悪、乗れなくとも生きていけるし。
そんな風に自分を追い詰めなくてもいいのでは?

と思ったりもするけれど、
そんなことを言ったところで、
娘の気持ちは軽くなるはずがない。

しかしながら、
悔しがったり落胆したり、
もうできないのかもしれないと、
不安に襲われている子供の姿を見ていると、
こちらも胸が苦しくなる。

でも、一方で、キラキラしていて眩しくもある

生きていくには諦めも肝心だが、
何かを達成したいとひたむきに頑張る姿は、
やはり人の心を動かすものだ。

そして、
その輝きを台無しにしないように、
今日も言葉を慎重に選ぶ。

正解は分からないけれど、
心の中ではずっと応援している。
ひたむきな姿を心の中でも沢山ハグしている。


さて、
娘の満面の笑みを見れる時はいつだろう?



本日のリボン
本日発送したローズリボン。
イタリア製のカットリボンをシンプルに結びました。
髪に沿ったときに浮かぶ、
ローズや葉のシルエットが最高に美しい。
中央にはフランス製のクリアビーズを飾りました。
美しくも愛らしい仕上がりに。





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