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当社ミッション「世界に100億の志を」に込めた思い

みなさん、こんにちは! 株式会社ブルーブレイズ代表の都築(@tats625)です。

当社は「世界に100億の志を」というミッションを掲げ、約半年前に創業しました。志の輪を広げるインタビューメディア『CREEDO (クリード)』を運営するほか、キャリアをテーマにした新サービスも鋭意開発中です。

ブルーブレイズ公式note第1本目として、今回は当社のミッションに込めた思いについて綴ろうと思います。

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パレスチナ自治区で考えたこと

突然ですがみなさんは、有史以来、世界は良くなっていると思いますか?
そもそも、どんなものさしをもって良し悪しを測るのでしょうか?

ぼくがこの問いを真剣に考えたのは、世界一周中、パレスチナ自治区を訪れ、数日前に突発的な武力衝突があったという小高い丘に立ったときのこと。どういうわけか、最初に頭に浮かんだのがそれだったのです。

考えてみると、意外に難しい......。インターネットも自動車もない昔よりも、現代は格段に便利な世の中です。でも、「ゆえに世界は良くなっている」と結論づけて本当に良いのだろうか?

そんなことを考えながら、たった1枚の壁で隔たれたイスラエル側とは打って変わって混沌とした印象のパレスチナの街を歩いていると、道端で5歳くらいの少女を連れたお父さんに出会いました。

立ち話をしながら、ぼくは特に深い理由もなく「娘さんの将来の夢は何?」と聞きます。すると、さっきまでニコニコしていたお父さんがムッとした表情でこう言ったのです。

「夢なんてあるわけないだろ。ここは戦場だぞ」

何となく気まずくなって、立ち話はそこで終わってしまいました。その親子と別れた後に、ぼくは「なんて無神経なことを聞いてしまったんだ」と反省すると同時に、ついさっき抱いた問いへのヒントがここにありそうだと考えました。「そうか」と。

夢を語れることは、実はとても恵まれたことなのだ。満たされた衣食住や安全が前提としてなければ、そんなことを語る余裕はない。

志の輪を広げることで、世界を良くしていく

頭に浮かんだのは、アブラハム・マズローのいわゆる「欲求五段階説」でした。つまり、自己実現欲求を頂点とするピラミッド上のより高次元の欲求が、地球上の1人でも多くの人間に満たされていくことをもって「世界が良くなっている」と定義してみるのはどうだろうかと。あのパレスチナの少女が夢を語れるようになる世界は、今よりも良い世界に違いないと。

そのアイデアが腑に落ちた瞬間から思考は進みます。

ユヴァル・ノア・ハラリが『ホモ・デウス』で述べた通り、現代人は飢餓・戦争・疫病を克服しつつあり、数世紀前に比べて低次の欲求が満たされている人は確実に増えています。都築説に従えば、世界は良くなっていると言えそうです。

では、どんな要素が世界を良くしてきたのかと考えると、それはきっと科学技術であり市民革命であり社会システムなのでしょう。もっと突き詰めれば、それらを実現した先人の「志」に他ならないという考えにたどり着きました。先人の志があったから、有史以来、世界は良くなっているのだと。

志。マズロー著『人間性の最高価値』によれば、自分自身のものではない外部の問題に対する使命感とも言える志は、自己実現に至る重要な要素だとされています。低次の欲求が満たされ、志を持てるようになることが、ピラミッドの頂点に達する鍵だということです。

つまり、まとめるとこういうことではないでしょうか。

志は、世界を良くする原動力であると同時に、世界が良くなった成果物でもある。志のある人が、志を持てる人を増やしていく。これが、世界が良くなっていくプロセスそのものである。

当社のミッションは、そんな考えから生まれました。

近い将来、世界人口は100億に到達します。ブルーブレイズは、志を持って生きる人を増やし、彼/彼女らがその志をより力強く実践することを後押しします。その結果、間接的に、地球上のすべての人が志を持つことができる世界をつくりたいと考えています。

「世界に100億の志を」

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