9/23の日記(夢とおもちゃ箱)

はちゃめちゃな夢しか見ないので夢診断を諦めている。

自分が見る夢について考えるとき、いつも幼いころの「おもちゃ箱」を思い出す。大きい白いかごが一つだけ用意されていて、どんなおもちゃもそこにしまっていた。

ゴムボール、お人形、積み木、ボタンを押すと曲が流れるマイクのおもちゃ、プラスチックのタンバリン。

最近できた新しい家、コンビニで買ったシュークリーム、書類の束、冷蔵庫の上のドアのへこみ、やたら青い歯医者の看板、まぶしい、眠たい、なんか納得いかない、ラッキー、信じられない!、早く帰りたい、のどがカサカサする…

起きてる間に見たもの、出来事、感情が全部、ひとつのカゴに放り込まれていく。とにかく入れていくだけだから中身はぐちゃぐちゃ。夜になると今度はそれを一気にひっくり返す。床に散らばったモノや出来事や感情を、おとなりどうし2、3個ずつセットにしていけばおかしな夢の出来上がり。


何で足がホッピングになっててビョンビョンとびまわる犬の夢を見たの?何でカラフルな刺繍糸で歯をぐるぐる巻きにされて苦しむ夢を見たの?

「カゴをひっくり返したら偶然そういう並びになったから」であって意味なんてない。小学生の時CMで見たチワワと、おととい住宅街を散歩しているときにどこかの庭に置いてあったホッピングがたまたまセットになったんだ。足のバネで武道館の天井まで跳ね上がるフワフワ小犬を見て喜んでしまったのは、今日仕事で褒められた時の嬉しさが強烈に残っていたから。

最近は仕組みがわかってきたせいで、奇天烈な夢もだいたい因数分解できるようになってしまった。起きた後に内容を振り返って「あ、これは昔見た本の挿絵と昨日のイラつきが合わさったやつ…!」と答え合わせできてしまう。

だから私は、(この夢を見る深層心理は)(私の心に秘められた本当の願いは…)なんて考えてもしょうがないんだ…。おかしな夢を見る割に、夢に夢を見られないタチというか、何とも現実的だなと思う。

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