台湾放浪記 Day2 台北エリアの定番スポットを巡る【新北:九份→瑞芳→十分】
台北エリア定番の観光スポット
台湾2日目。
今日から本格的な台湾巡りが始まる。
今日は台湾旅行の定番の場所である台湾北東部を巡る予定だ。
このエリアには古い街並みやちょっとしたアクティビティがあり、台北からは電車やバスで約一時間で訪問できるアクセスの良さ。
その点が台湾観光の定番と言われる大きな理由一つではないだろうか。
私自身、この地を訪れるのは数年ぶりだ。
久々に訪問できるのが楽しみである。
金鉱の町九份
九份までは台北から台鉄(ローカル電車)とバスを乗り継いで行く。
他にもバスやタクシーで直接行く方法があるのだが、乗り継いで行く方法しか経験したことないのでいつもの方法で向かうことにした。
まずは台北からローカル線で乗り換え駅の瑞芳駅へ。そこからバスに乗り換える。
狭い山道でも阪神高速で車を飛ばすオッサンと同じくらいのスピードで飛ばしまくるバスの運転手の豪快な運転に肝を冷やしながら、かつて炭鉱で栄えた街である九份へ辿り着いた。
九份とは
台湾東北部の丘陵地で海に面した九份はかつて金鉱の街として栄えた(らしい)。1890年に金脈が掘り当てられ、瞬く間に三、四千世帯の巨大都市へと変貌した。いわゆるゴールドラッシュが起きたのだろう。
現在は当時の街が再現され、古い街並みや食事を楽しむことができる街になっている。ジブリ作品の「千と千尋の神隠し」のモデルとも噂される場所だ。
なお、ジブリっぽい風景が見れるのは夕方から夜にかけてで、その時間には観光客が多く、ジブリというより高島屋のバーゲンセール会場のような雰囲気になる(個人的見解)。
九份の街ぶらり
丘陵地の坂の途中で爆速豪快バスから飛び降り、九分老街へ向かう。
九份は丘陵地にできた街のため坂が多い。道も狭く、行く際は動きやすい靴を装着していくとよいかもしれない。
坂を登り切った後に見る景色は最高だ。
山際にある九份は天候がよく変わることで有名だが。この日は晴天で気持ちいい青空が拡がっていた。
タロ芋かき氷
小腹が空いたので甘いものを食べることにした。台湾在住の友人に紹介されたタロ芋かき氷のお店へ行くことに。
シャキシャキのかき氷にちょっぴり甘めのタロ芋や小豆がいい感じにミックスされている。運動不足の身体に鞭打ち、坂を登って疲れていたのでペロリと食べた。
今回行ったお店はこちら
獅子舞を見た
九份の街をぷらっとしていたら突然おばちゃんに声をかけられた。中国語でよく分からなかったが、何やらイベントをするから見ていけとのこと。そもそも言葉の分からん得体の知れん外国人に話しかけてくる根性がすごい。
この辺り日本人も見習わないとあかんな。
建物の中へ案内され程なくするとその地域の偉い人の演説が始まった。内容は中国語でよく分からんけど、謎の迫力がある。
これが地方の豪族パワーなのか。
演説が終わると春節(旧正月)の前祝いということで獅子舞が始まった。パワフルな太鼓の演奏と獅子舞の踊りがすごく、地元の男衆の演奏だと思われる集団の気持ちが入ったパフォーマンスで心に響くものがあった。
新年快樂(Happy New Year)🎆
台湾北東部散策の起点の街瑞芳
九份を後にして次の目的地である十分を目指す。経由地である瑞芳で昼食を食べることにした。
駅前にはさっき獅子舞をしていた集団が路上でカップラーメンを食べていた。
牛肉麺
瑞芳駅近くの通りを歩いていると香ばしい匂いが漂ってきた。匂いの発生源へ向かうと牛肉麺屋が。
迷わず入店し牛肉麺をオーダー。
高菜の入ったスープは旨味が凝縮され美味。食感の良い麺も食べやすい。
こんな美味しいものは酒なしに食べなかったらバチが当たると思い、隣のコンビニでビールを購入だ。
※5000元のICカードがあるので酒は買い放題
今回食べたお店はこちら
天燈と滝の街十分
満腹になったので目的地である十分へ向かうことに。ローカル線の平渓線に乗り山の中をかき分けるように電車は進む。30分程行くと十分に到着した。
電車を降り、ローカルな街(十分老街)を抜けると多くの観光客が集まっているエリアに辿り着く。
天燈
十分ではランタンに願いを書いて空へ飛ばす天燈を体験することができる。私自身、天燈を上げたのは10年以上前のことなので折角なので体験してみることにした。
願い事の種類に応じてランタンの色が違うので、今回は健康、お金、仕事、恋愛のスタンダードなランタンを選んだ。
他にも全ての願いを搭載できるランタンもあったのだが欲張りすぎるとバチが当たりそうなのでやめた。
4面あるランタンに願い事を書き店員へ声をかけると、線路へ来るように言われた。
店員が火をつけると瞬く間にランタンが膨れ上がり、発射準備完了。店員の合図とともに手から離されたランタンは上空へ舞い上がっていった。
願いが叶うと良いのだが(切実)
夕飯
十分を後にし、再びローカル線に乗り台北中心部へ。本日は台湾人の友人と飯を食う約束をしていたので合流することに。中山のレストランへ向かい夕飯を食べた。
クリスピーな食感の鶏肉がうまい。流石レストラン。酒が進む。
Day2所感
今回は台北から日帰りで行ける定番の観光地へ行ってきた。数年前に行った時よりも日本人観光客が減ったような印象を受けた。これは日本国内の物価高や円安の影響で日本人が海外旅行をしにくい状況にあることを示唆しているのではないだろうか。
この状況が良くなって日本人が海外へ行きやすくなる世の中が来ればいいなと思う。
また、これらの観光地では前回と比べて英語が通じる場面が多かったように思う。しかし、ローカルな場所へ行くと中国語しか通じない場所もあるので、最低限の言葉を覚えていくといいかなと感じる。中国語を覚えていれば、今回のように街のおばちゃんに声をかけられた時に対応でき、面白いことが起きるかもしれないし。
次回 Day3日帰り弾丸台南編へ続く
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