問題をつかむという話
社会人になってからというもの、家のことや仕事のことなど様々な問題に直面することが増えました。これまで、その問題を解決しようと、その場凌ぎで色々対策をとっていました。でも、あまりいい結果に結びつくことがなかったように思います。
それは”問題の本質”をつかむことができていなかったからなのかもしれません。
例えば、病院でよくある話である、”看護師の離職率の高さ”という問題。
病院では、離職を防ぐために夜勤時間を短縮する代わりに、昼の日勤の時間を長くするなど様々な工夫がとられています。でも、看護師の離職率は減っているのようにはみえません。
なぜ、工夫しても離職が減らないのか?
看護師の離職については、本当に夜勤に問題があるのでしょうか?おそらく夜勤も一つの理由なのかもしれませんが、他にも問題がありそうです。
おそらく、看護師の離職については色々な問題が複雑に絡み合っているからこそ解決が難しいのです。
そんな複雑で解決困難な問題を解決するためにどうすればよいのでしょうか?
一つは、現場の統計データに目を通すことです。脳裏に焼き付くくらいデータに目を通していると、ある時何かしらの気づきがあります。その気づきこそ”問い”であり、”問題の本質”だと思います。
二つ目は、現場で働く人々の声を聞くことです。数だけのデータはどうしても、現場の全ての声を反映することができていません。そこで、現場に入りフィールドワークを行い、直接語り合うことで見える”問い”があります。
問題をつかむためには、その他にも多くの手法があります。どの手法を用いるにしても、問題解決に取り組む際は、最初に問題をつかむことを忘れないようにしたいです。
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