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どこまで人を助けるか?

こんにちは~。青野です。

 私は、過去、2年ぐらいの期間に、倒れている人を助けることがしょちゅうあった時期があります。

 ある冬の日、家の近くの自動販売機のまえで、コートを着たおばあちゃんが立ち膝で、コーラを買ったまま動けなくなっていました。地面が凍って、滑ってうごけなくなったようです。声をかけて、立ち上がるのを手伝いました。自宅は近所だから大丈夫。というので、その場で見送りました。

ある夏の日、公園の芝生で、年配のおじさんが転がっていました。
声をかけると、酒の匂いがして、寝ていたようです。起き上がったので、立ち去りました。

 ショッピングモールのフードコートで。私がランチをしていると、ちょっと隣にいる老夫婦がいました。ご主人のほうが、玉のような汗をかき、様子がおかしくなっていました。奥さんは、あたふたしています。異常なまでの顔面の汗は、心臓病と聞いたことがあったので、声をかけました。

 「救急車を呼びますか?どうしますか?」と聞いて、ちょっと会話をしたあと、「夫は心臓病なのです。」といったので、私の携帯電話で119番をした。
 患者さんの年齢、様態など、奥さんに聞きながら、救急センターの人に伝えました。救急車はほどなくして来て、救急隊員をおじいさんのところまで、案内しました。

 あんなに、人がたくさんいるのに、なぜか私が発見してしまう不思議。
自分の心臓までパクパクしました。人の生死に関わるのって、単純に怖いですよね。

 あとは、市役所のロビーで、若い女性職員の方が、崩れ落ちるのを見ました。市役所の方だったようで、近くにいた警備員の方が、対応に入ったので、その場を立ち去りました。

他にも自分の居場所がわからなくなったおばあさんと、お店で出会ってしまったり。

 お願いだ~。私の前で、倒れないで~。
と思ったこともあります。

 最近、困ったことに、私が助けるか助けないか、びみょ~に迷ってしまう人がいます。
それは、たいてい年配の男性です。先日は、車道の真ん中を堂々と何メートルも歩いていて、ランクルにクラクションを鳴らされても、まだ、車道の真ん中を歩いていました。ランクルは、いらいらして、反対車線から追い抜いていきました。

 本当は、手を引いて歩道はこっちですよ。と、誘導してあげればよかったのですが、先を急いでいたのと、直観で助けることはしませんでした。
しばらく、おじいさんは、車道を歩いたあと、歩道に戻っていきました。

 先日、老人の取り扱い説明書を読みました。
腰が曲がり、信号機が見えないから、信号無視をしやすい。と書かれてありましたが、車道を歩くおじいさんの対応は載ってませんでした。

 でも、この本はとてもいい本で、うちの母の行動パターンや言動も、なるほど、このような身体的老化かからくるのか。と、納得できるものも多々あってとても勉強になりました。

 自分の老親に対して、あるいは、福祉関係、病院など、老人と関わるお仕事をしている方はぜひ読んでみてください。

 今私は、助ける立場で考えていますが、自分がなるべくそうならないように、できる対策も本に書いてあります。

 おすすめ本です。

老人の取り扱い説明書 平松類著


そう、なりたい自分なんですが、
助けるときも助けないときも、潔く。
って、とこでしょうか。

それでは、また~。


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