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後悔のない結婚式を行うために、声を大にして言いたいこと

私事ながら、2年前に結婚式を挙げました。自分で言うのもなんですが、かなーり頑張って準備したこともあり、当日は思った以上の出来の結婚式になったと思います。

しかし、実はその裏にはたくさんの紆余曲折があり、特に2つ。余計な出費をしてしまったものと、「後から思うとアレはやっておくべきだったな」と思うものがあります。

自分の経験が、これから結婚式を挙げる方の役に立てばと思い、この記事を書き始めました。かなり赤裸々に実情を書いています(笑)。お付き合いいただければ幸いです。

ドレスは「自分にとっての100%」のドレスに出会うまで頑張れ!! ドレスの価値は値段じゃないけど、ぶっちゃけ値段も大事な評価軸!!

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まず、一番言いたいのがこれです!

私は当初、「結婚式は今までの感謝をお世話になった人に伝えるために行うものだから、自分たちがそんなに着飾ってもなぁ」と思っていました。

イイ子ちゃんぶってるわけではなく、どちらかというと「過剰に着飾る自分を見せるのが恥ずかしい」という思いの方が強かったと思います。

そのため、ドレスにはあまりお金をかけず、料理などに予算を割く予定でした。

そこで最初に選んだのが、5万円(!)のレンタルドレス
式場で提携しているドレスショップの相場が大体20万円〜(しかも20万円代だとかなりシンプルなものが多く、凝ったものだと30万〜50万などが多い)。それと比べるとかなり破格の値段です。

袖があるタイプのクラシックな雰囲気のドレスを希望していたのですが、提携のドレスショップではしっくり来るものがなく、とりあえず他も見てみるかと入ったお店で出会ったのがこのドレスでした。

余談ですが、袖のあるタイプのドレスはサイズの調節がしにくいため、気に入ったデザインに出会っても、腕の太さなどが合っていないと選ぶことができませんでした。そのため、そもそも置いているドレスショップが少ないそうです。

そんな状況で、なんとこのドレス、袖ありのドレスだったのですが自分にぴったりのサイズでした。

ただ、自分の中でそのドレス、75点くらいだったんですよね。

デザインは理想に近いんだけど、素材感や色味がちょっと安っぽいかなぁと。5万円という値段を知っているから、そう思うのでは?とも思ったのですが、うーん、やっぱり何度見ても75点。

でも、5万ならこんなもんか?

(普通に考えたら5万も大金ですが、ドレスの相場を知って金銭感覚がマヒしている)

「悪くない、、けど、、」
でも、果たして100%のドレスなんてあるのか?
こんなに安価で、ある程度自分の理想に近いのであれば、このドレスで妥協したほうがいいのでは?むしろこれがベストでは?

そんな風に悩んでいるうちに、お店のお姉さんにも「こんなにサイズがぴったりの人初めて見ました〜!」とまんまと乗せられてしまい、その場で契約をしてしまいました。

ドレスを契約して数日後、私は会社の先輩たちとランチに来ていました。結婚式の準備を進めていることを伝えると、先輩たちの結婚式の話に。

「私、ドレスはオーダーメイドにしたんだよね」
「あのドレスすっごく素敵だった〜!」
「○○さんのドレスも可愛かったよ」

へぇ〜、みなさんやっぱりドレスにお金かけてるんだなぁ・・・確かに、人の結婚式に行くとき、新婦のドレス見るのすごく楽しみだもんなぁ〜。

・・・あれ?

もしかして、ドレスって、来てくれた人たちに楽しんでもらうための大切な要素の1つなのでは・・・!?

もちろん、一番は自分のためだと思います。でも、例えば、貴族の晩餐会に呼ばれておしゃれして行ったら、屋敷の主人が普段着だったら「え?」「もてなす気あるのかこいつ?」って思っちゃわないだろうか・・・!?

晩餐会の例はちょっと極端だけど、自分が人の結婚式に参加するとき、「新婦のドレスどんなやつかなぁ〜^^わくわく」と楽しみにしていることを考えると、75%のドレスで参加してくれる人を迎えるのはどうなんだろう・・・。

たぶん、ドレスの値段なんて見ている人はわからない・・・けど、気にすれば気にするほど、あのドレスがチープに思えてきて、満足できなくて、
当日来てくれた人たちがガッカリする様子を想像してしまうようになってしまいました。

ドレスの価値は値段じゃないけど、値段に引っ張られて、自信がなくなってしまったんです。

そしてある日、たまたま見ていたドレスショップのウェブサイトで、理想のデザインのドレスを見つけてしまったのです。

「もしかしたら、これが100%のドレスかもしれない・・・」

再度違うドレスを試着しに行きたいと伝えると、旦那は「え?この前契約したじゃん(変更するにはキャンセル料がかかる)」と不満そうな顔をしていましたが、「もしこのドレスに変更するならお金は全部自分で払うから!」と押し切って、試着に向かいました。

それくらい、このままだとモヤモヤして晴れやかに当日を迎えられない気分だったんです。

そして試着したドレス、これが100%だったんです・・・。

予算は完全にオーバーしていました。現在契約中のドレスのキャンセル料もかかります。式場提携のドレスショップじゃないので、式場への持ち込み料も追加でかかります。

でも、どうしてもそのドレスがいいと思いました。

悩むこと1時間。私はそのドレスを契約することに決めました。

完全に予算オーバー(2回目)。完全に自己満足だと思います。安いドレスは悪い、お客さんに対して失礼だ、というつもりは決してありません。

問題は、自分がそのドレスに対して納得していなかったことです。
値段の安さも、不安な要素の一つでした。「高見え」するとは、断言できなかったので。

ドレスは参列者が楽しみにしている要素の1つである、ということを事前に意識できていれば、もっと素直に、自分を着飾ることに全力を注ぐことができていたのではないかと思います。

結果的に、変更した後のドレスで大正解でした。

そのドレスに似合うように頑張って痩せようと思えましたし、当日は自分にもドレスにも自信を持って臨むことができました。お世辞かもしれませんが、参列してくれた友人たちのドレスに対する評価も上々でした。

繰り返しになりますが、決して「安い=悪い」ではありません。値段が相場より安くても、自分が気に入って、自信を持って着れるのであれば、それがベストのドレスだと思います。

そして、100%のドレスは必ず存在します。提携のドレスショップで気に入ったものが見つからない場合は、一回で妥協せず、他のお店を見てみることをオススメします。持ち込み料などかかってしまうかもしれませんが、75%が100%になるんだとしたら、絶対その方がいいと思います。

結婚式は一生に一度、一番自分を着飾れる日なんです。それくらいの追加費用、バチはあたらないと思います。

ブーケは何かしらの形でちゃんと保存しないと後悔する!当たり前のことだけど、花は枯れる!!!

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ドレスは当日、満足のいくもので迎えた私。式の各イベントについても滞りなく、満足のいく形で終えることができました。

しかし、1点だけ、「やっておけば良かった・・・」と後悔しているのがブーケの保存です。

式のイベントの1つとして、ダーズンローズセレモニーというものを行いました。

12本のバラにそれぞれ意味を持たせ、新郎が参列の方々から1本ずつバラを集め、それをブーケにして新婦に渡す、というイベントです。

参列の方々にも式に役割を持って参加してもらい、楽しんでもらおうと思って設けたイベントでした。

感謝を直接みんなに伝えることができたので、とってもオススメのイベントです。

問題なのは式が終わった後・・・

式の準備に追われていた私は、当日まであまりブーケのことを意識していませんでした。披露宴も終わり、ホテルに入り一息ついたとき、手に持っている大切なブーケを見てふと気付きました。

この花って枯れちゃうよね?

参列者の方々からもらった大切なバラたち。もちろん生花です。
つまり、このままだと2-3日と立たないうちに枯れてしまいます。え、なにこれ、どうすればいいの?

そういえば、3ヶ月前くらいの打ち合わせでブーケの花の種類を選ぶ時に、花屋の人が「ブーケをプリザーブドフラワー等にして大切に保存しておくことができるサービスがあります。思い出に残りますし、オススメですよ」って言ってた気がする。

でもその時案内されたサービス、めちゃ高かったんだよな・・・。5万くらいしたと思う。だから「そうですね〜考えときます〜^^」とか言って流して、そのままにしてた気がする。

次の日から新婚旅行を控えていた私は、披露宴の疲れもあって、「んーーまぁ正直、花は枯れるものだしな。今日の思い出と写真があれば、プライスレス」とあまり気にしないで「まぁいっか」とそのままにしてしまいました。

結果、なんとなくドライフラワーっぽくしてみたはいいものの、ちゃんと処理しなかったので綺麗に飾れるような状態ではないものになってしまい、引越しを機にボロボロになってしまったので、捨ててしまいました。

これ、めっっっっっっちゃ後悔してます!!!!

友人や先輩たちからもらったバラを、大切に保存しておく以外の選択肢があったのだろうか!?

初見で値段に引いてしまい、検討すらしなかったことが後悔でしかない。
本当にごめんなさいだし、本当に悲しい。

もっとちゃんと調べれば、もう少し安くプリザーブドフラワーにする方法もあったはず。でも、言い訳だけど、当日の準備に追われて正直あまり結婚式が終わった後のことを考えていなかった。

ドレスはレンタルだし、購入したとしても、いつも手元に見えてるわけじゃありません。でも、ブーケなら額に入れて飾ったり、箱に入れて飾ったり、身近な場所に置いておくことができたはずです。

その花を見るたび、当日みんなに祝ってもらった幸せな気持ちを思い出すことができたはず。

ブーケのこと、花の種類を決めてしまうと、当日まで結構忘れがちだと思います。でも、式の後に手元に形として残すことができる数少ないアイテムなんです。

プリザーブドフラワーとか、本当に思った以上に値段が張るので、「花に何万も!?」とか思っちゃうと思います。

でもでもでも、値段に驚かず、後悔しないように、真剣に保存方法を検討することをオススメします。

お金を出せばいいってもんじゃない。メリハリ大事。

ここまで書いてきて、「出費を惜しむな!!」感が強すぎてウェディング業界の回し者みたいになってしまいましたが、言いたいのは

メリハリつけて、出費しよう!
自分に満足感があるなら、低コストでも全然恥ずかしくない!

ってことです。こだわるところはこだわり、そうでないところはがっつり妥協する。

私の場合でいうと、席次表などのペーパーアイテムやプロフィールムービーなどは全て手作りしましたし、前撮りも別に不要だと思ったのでしていません。

出すとこ出して、凹ませるとこは凹ます!ナイスバディを心がけるのがおすすめです。

最高にハッピーな結婚式を。

以上、私が結婚式で後悔したこと2点でした。
人によって、大切にしているポイントは違うと思いますので、必ずしもこの2点にお金をかければ幸せ、というわけではないと思います。

でも、こういう考えもあるんだな、と知っているのと知らないのでは大きく違うと思いますし、「誰か事前に教えてくれていれば・・・(泣)」と思うこともあったので、記事にしてみました。

ドレスにブーケって、当たり前じゃん!って思った方はすみません。
下手すると無限にお金をかけることができてしまう結婚式で、あくまで私が個人的に、「お金をかけるべきだった」と思った2点でした。

結婚式に悩みながら頑張っている方にとって、少しでも役に立てれば幸いです。他にも気になることなどあれば、コメントいただければできるだけ回答しようと思います。

それではみなさん、良い結婚式を!

思ったより長くなってすみません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


コロナの影響で結婚式の中止・延期を決定した方々のこれからの人生がもっともっと幸せに溢れますように・・・。

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