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【不思議体験】私と父が体験した不思議な出来事

私と父のむかし話。

私の父は祖父の仕事を継ぐのが嫌で一般職についてた時期があった。

ある体験をするまでは祖父と同じ仕事には一生就かないと思っていたようだ。

ある体験とは、若い頃に過去・現在・未来が同じところに同時に存在することを認識させられる不思議な出来事があったそうだ。

ざっくりと話してくれたが、詳細は絶対に語ろうとしない。

若い頃にどのような状況でどのような感覚を受け取ったのか・・・それだけは何故か語ってくれない。

その体験をしたことで父の価値観に大きな変化が生じ、一般職を離れて祖父と同じ職種に転職したとのことだった。

※霊能者になったわけではない

数年前に父から若い頃の不思議体験について聞かされたと同時に私に「アカシックレコードについて調べてこい」と言ってきた。

私はネットを使ってアカシックレコードについていろいろ調べては父に伝えるのだが、父はそっけない対応しかしない。

伝えても伝えても「調べてこい」の一点張りだった。

父のそっけない対応にイラっとした私はこう切り返した。

私「なぜそこまでアカシックレコードについて調べて欲しいのか明確な理由を教えて欲しい」

私「それでなければこれ以上調べることは出来ない」

私「ネット上で他の人に聞いても何でそれについて知りたいのか聞かれてしまって話が進まないので困る」

父は全く無反応だったので、さらにイラっとしてしまった。

ネットの掲示板でアカシックレコードについて誰かに聞いても「なぜそれを知りたいの?理由は?」と逆に突っ込まれることの方が多い。

「父が知りたがっているんです」としか説明出来ない。

父はネットを一度もやったことがないために、ネットがどういったものなのかはあまり分かっていないようだ。

調べ物をするには便利だけど、誰かに聞く場合はそれなりのトラブルも想定しなければならないことまでは理解していないのだろう。

ネットで調べたことを父に伝えてもそっけない、それで誰かに聞くと「なんでネットで自力で調べないの?」と冷たい対応の人も一定数存在する。

中には「最初から全部書け(父が理由を教えてくれないとか出来る範囲で検索したことなど)」と文句言ってくる人もいたので嫌な気持ちになることもあった。

そういうやり取りを何度も繰り返したことで、私のやる気が削がれてしまった。

ネットの掲示板であったやり取りをすべて父に伝えたところ、父は黙って話を聞いていたが、やはりアカシックレコードについて調べろと言った理由を絶対口にしない。

私も段々嫌気が指してきて「アカシックレコードのことを調べるのはやめる」と文句を言って話を終わらせてしまった。

それから何年も経ち、ある日突然母から霊能者だった祖父の言葉を聞かされた。

母「どんなこともなるようにしかならないから、何も考える必要はない」

おじいちゃんが過去にそんなことを言っていた。

母がそれを聞かされた時は最初はなんのことかさっぱり分からなかったそうだ。

あとになって感じたことは「どんなことでも最終的には行き着く先は同じである」らしい。

だから悪あがきをしても結局は行先は同じであると。

そこに至るまでの道筋には多少の差があったとしても、ゴールは同じであると祖父は言いたかったのだろうか。

祖父は10年以上前に他界しているので、疑問に感じたことを聞きたくても聞くことが出来ない。

今思えば勿体ないと思う、祖父と色々な話をする機会があったというのに。

当時はオカルトやスピリチュアルの世界のことを今ほど興味があったわけではなかった。

あと10年早くその世界に関心を強く抱いていれば、今の私は居ないかもしれないが、もっと違う私になれたかもしれない・・・そう思うと少し寂しい気持ちになる。

父も母も祖父の言葉をあまり深く考えないようにしていたらしいが、関心があまりないとそうなってしまうのかもしれない。

今となっては祖父の言葉の本当の意味を知る方法はない。

父の夢には祖父はよく出てくるが、何を言っているのかはっきりしないそうだ。

私の夢には祖父はほとんど出てこない、聞いてみたいことは山ほどあるのに・・・。

そのうち父はアカシックレコードについてどうこう言わなくなった。

あれほどしつこく私に調べろと言っていたのに、急に態度を変えてきたのはなぜだろう?

今では「アカシックレコードについて調べろ」と言ったことは忘れてしまっているようだ。

私は内心「おいおい・・・私はそれでいろいろ苦労したのに」と思ったが、今更何を言っても無理だろう。

忘れてしまったと言われてはどうしようもない。

わざと忘れたふりの可能性も否定は出来ないが、そんなことする意味はあるのか。

・・・話は変わる。

ここで少し私の幼少期の話をしたい。

保育所に通っていた時から変わった体験が多かったが、周囲からは気のせいとか疲れてるだけと言われて信じてもらえなかった。

その中で今でもずっと気になっている体験を今から書いていく。

ある時に保育所にお客さんがやってきた。

スーツを着た年配の男性だった。

顔ははっきりと思い出せないが、優しそうな顔でメガネをかけていたように思う。

保育士さんに呼ばれて入った部屋の中にその男性がいた。

何か会話したはずなのに、なんせ幼すぎて会話の内容とその時の雰囲気をあまり思い出せない。

怖いとか悲しいとかそういう感情はなかったように思う。

少し話をした後におじいさんから「また後でお話しようね」と言われて一旦部屋を後にする。

しばらくは友達を一緒に遊んでいたが、指定された時間になって先ほどの部屋に行こうとした私を一番仲の良かった友達に止められた。

友達「その人と話するより私達と遊ぼうよ」

私は一瞬どうしようと悩んだ。

約束は守らなければならないが、友達と遊びたい気持ちもあった。

しばらく私は考えていたが、友達の誘いに負けてしまった。

結局は友達と遊ぶ選択を選んでしまい、おじいさんのいる部屋には行かなかった。

あとになって保育士さんから「おじいさん、あなたが来なかったからとても寂しそうにしていたよ」とだけ告げられた。

注意されることも理由を聞かれることもなかった。

そのあとのことはあまり思い出せない。

私が覚えているのはこれだけだ。

いろいろ気になる点はある。

なぜ、時間になっても現れなかった私を保育士さんは探しに来なかったのか?

そしてなぜおじいさんは私と話をしたがっていたのか?

この出来事を私の両親は一切知らされていなかった。

そのために後日両親に聞いても「そんな話知らない」と言われてしまった。

もう謎だらけの出来事だった。

幼少期の私に一体何があったのか?

スーツ姿のおじいさんは何者だったのか?

これから先におじいさんの正体に迫ることは出来るだろうか。

知りたくても知ることが出来ないのはもどかしい・・・。

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