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フィンランド滞在記㉞

㉞ヘルシンキ(帰国まで残り2日)

さて…1ヶ月のフィンランド滞在も残り2日。
ヘルシンキで終日過ごすのはこの日が最後。
ホステルの部屋で目覚めて、朝から洗濯と、荷物の整理。
お昼頃、外出しました。

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トラムに乗って、近くのヘルシンキ大聖堂のところで下車。
行ったことなかったアッラスシープールを上から眺めます。

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ぼーっと海を見ていました。
…。
しばらくして、観光客なら誰もが通るルート(マーケットスクエア周辺)を改めて歩きます。
お昼にムイック(お魚)を食べたくて、オールドマーケットの方へ行ってみました。入るのは初めて。色んなお店があっていいです。

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おしゃれなカフェやデンマーク式のオープンサンド(スモーブロー)もあったりして。
残念ながらムイック料理で気に入ったのがなかったので再びマーケットスクエアへ戻ります。

見慣れた露店が並びます。
「ひとくちどうぞ!」って薦めてくれる店員さんも。
ここは外国からのお客さんに慣れていますね。
その中で美味しそうなムイックを発見。迷わず入店しました。
先客に日本人の老夫婦がいて、店員さんと仲良くコミュニケーションしてました。いいな、こういう景色。

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たんまりとお魚を食べます。。ポテトもたっぷり。。
あああ…ヘルシンキに帰ってきた実感が湧きます…(涙)
少し波止場を歩いて、カモメの写真もパシャリ。

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気のせいか、フィンランドの鳥って日本よりもカッコいい気がします。。

時間をゆったり使いたかったので、ここからハカニエミマーケットまでテクテク歩きました。1.5kmくらい。
川を渡り、今まで行ったことなかったエリアの風景を楽しみます。

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ようやくハカニエミマーケットに到着。
実はここに来るのは初めて。
7回もフィンランド来てるのに…。

建物の中を見て回ってカフェで休憩。
建物が新しいせいか、ちょっと落ち着かないです。
15日に行ったカンッピ方面のマーケットの方が空いてて好みです。

午後3時前、地下鉄に乗ってここからSompaSaunaの最寄り駅までへ。
ここで小さなチャレンジをしました。
ヨーロッパで普及している電動キックボードです。
日本では法律の壁があって普及していませんが、かなり便利です。
ヘルシンキやタンペレではよく見かけました。
ソンパサウナって20分近く歩くから、ずっと試そうと思っていたのです。

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幸い駅前には幾つか空いたキックボードがあり、
充電状態が良さそうなものを確保。
緑色が特徴のLimeを使いました。
アプリをダウンロードして、カード決済の設定をしてUnlock。
軽く片足で蹴ってハンドルを回すと走り出します。
慣れたら快適ですが、慣れるまで…ちょっと苦労しました(汗)
自転車の感覚でハンドルだけ持って手前に引いたりするとボード部分がカックンと折れ曲がって足のくるぶしを強打。10回以上打ちました。痛い。。。

駅前から公園までのアスファルトで段々慣れてきて、工事現場の道路に入った時には快適に乗りこなせるようになりました。
砂利道ではタイヤが取られパワー使いますが、それでも平坦なところではスクーター感覚で乗っていられます。
10分ちょっとでSompaSaunaに到着。
キックボードを停め、使用終了の設定。
アプリを見ると、「リリース」か「保留」が選べるようでしたが、なんとなくリリースを選びました。後で分かったのですが、保留にすると次に乗るまでキープできる代わりに課金が続くとのこと。危なかったです。
リリースすると課金は止まりますが、サウナの帰りに他の誰かが乗っていっちゃうこともあるようです(現地の方曰く)

この日のSompaSaunaはほぼ貸切。
一人サウナを楽しみました。

帰りは再びキックボード。自由に乗れるようになってすごく快適。
すこし飛ばしたり、体のバランスだけで道を曲がったり。
日本でも普及してほしいと思います。
駅まで戻ってまたまたRobert'sCoffee。水分補給です。

夕方5時前に移動。再びハカニエミマーケットへ。
この近くにあるサウナへ。メディアにほとんど露出していない、独自の路線で経営されている、Kulttuurisauna(クルットゥーリ・サウナ )です。
 ※VisitFinlandのサウナ御朱印帳も対象外ですのでご注意を
公衆サウナではありますが、おしゃれです。メディアによると建設事務所が設計して作られたそうな。日フィン夫婦で経営されており、奥様が日本人。受付にいらっしゃいました。
この日はサウナストーブの調子がちょうど良い感じらしく、ラッキーですよ、と教えてくれました。

受付で支払いをし、右奥の男性用の部屋へ。手前が更衣室、次にシャワー室、一番奥にサウナの造り。で、ここのサウナ…いいです!
サウナ室内の窓から光が入ります。明るすぎず、暗すぎず。
そしてサウナストーブの上部にロウリュ用の小さな扉があり、そこから柄杓で丁寧にゆっくりとロウリュすることができます。
ヘルシンキ南側の海沿いにある、löyly(ロウリュ)のサウナに近いです。
僕はロウリュの様子を見て、珈琲のハンドドリップ、ポットの細い口のゆっくりとフィルターにお湯を注ぐ場面を連想しました。

蒸気も滑らかで気持ち良いです。熱く気持ちよく、長く入っていられるサウナです。充分温まったら水着を着て、バスタオルを持って部屋の外へ。受付でお水が飲めるほか、簡単なドリンクの注文もできます。
休憩スペースは屋内にもありますが、東側へ出るとバルト海にドボンできますし、西側(お店の入り口)へ出ると段差に腰掛けて芝生と夕日を見つめることが出来ます。僕は西側へ。タオルを敷いて、座禅するような感じで休憩しました。

時間はちょうど夕方5時から7時にかけて。
仕事帰りの人たちがサウナへ集まってきます。
話し込む若い男女、女性同士の話に花を咲かせる人、自分の世界に浸る男性…など。
「サウナが日常にある生活」、その風景だと感じました。
この1ヶ月の滞在で最後に入ったサウナです。

サウナを出て、カンッピセンターを経由してホステルへ。
長かった1ヶ月ももう終わり。明日は日本へ発ちます。

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