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テラバド
2023年5月1日 22:15
第二十九章 哀愁 場面は中学三年生に進級した初日(前章)が終わり次の日の朝となる私は中学1年生の頃から朝のホームルームが始まる20分前には登校するので、教室には一番最初に入ることが多かった けれども 中3からは全く違った私は誰もいないと思い込んで教室に入ると 昨日喋った温厚さんが既に教室にいた お互いに「おはよう」と挨拶を交わし 私が 「登校時間 早いね」と話かけると世間話をする流れと
2023年4月3日 21:22
第二十八章 己の愚かさ春休みが終わり、いよいよ義務教育最終学年である中学3年生となった 下駄箱にクラス一覧が貼り出され、生徒各々が自分のクラスを探す私はすぐに自分が何組か見つけ出し、すかさず絢辻さんが何組であるかを確認した 結果として 絢辻さんとは、残念ながらまた別のクラスであった私は落胆しつつも、他に誰がいるのかと名簿表を確認した まず始めに 男子は昔から喋る人が多く 楽しめると