名作を観よう!映画『スタンド・バイ・ミー』感想

こんにちは。しげです。

今回はアマゾンプライムビデオで『スタンド・バイ・ミー』を観ました!この映画は「観たことが無い人でも題名くらいは知っている」。それくらい有名な映画ですね。僕も、名前は知ってはいましたが、映画を観たことはありませんでした。プライムビデオに載っていましたので、よい機会ということで視聴してみました!

ドラゴンも魔法も出てこないけれど、これは立派な冒険だ

あらすじとしては、アメリカの片田舎に住む悪がき4人組がちょっと遠いところに死体があるかも知れないという噂を聞き、線路沿いを歩いて死体探しの旅に出る話。

彼らの道中を眺めていると、なんだか懐かしい想いが込み上げてきた。もう戻れない少年の頃の夏。きっと、僕も彼らみたいにちょっとしたことでも大冒険だったに違いないんだろうな。

途中で、列車に轢かれそうになったり忍び込んだスクラップ?工場で大人に追われたり色んなハプニングを乗り越えながらも彼らは森へ到着する。

子ども4人でキャンプだ。焚き火を囲んで、少年たちが笑い合う。この光景がとてもエモい。原風景をガツンと見せられたようだ。

この森の中でのある場面が今後を示唆しているようだった。主人公は小説家になるのが夢だ。しかし、父親には反対されている。そんな彼の夢を応援する悪友が、「話を聞かせてくれよ」と主人公に呼びかける。照れながら、彼は語り始める。とても面白い内容だった。

終わってみると、悪友は絶賛だったが、他の2人は話の内容をあまり理解出来ていないみたいだった。1人は気にしなくてもいいところにつっこんだり、1人はオチのついた話に蛇足をつけて台無しにしたりした。そんな彼らの将来はあまり明るいものでは無かった。話を理解出来た悪友と主人公は進学コースに進むなど、それなりに未来が広がっていた。知性があるものとあまりないものの違いが、顕著に表されているようだった。そして、深夜悪友と主人公が本音で語り合うシーンがある。このシーンも今後の彼らの未来を示しているようだった。

夜が明け、主人公が1人で散歩をしていると子鹿と出会う場面があった。「このことは誰にも話さず、僕だけの秘密にした。」こういう体験をしたいという想いに頭をガツンと殴られた。現代でいう「インスタに載せない思い出」というやつだ。僕もそんな体験を多くしたい。

再び、死体探しの旅がスタート。近道のため沼を越えていく彼ら。その沼にはヒルが沢山いた。4人はパニック!主人公は下腹部にヒルがついていたため、気絶してしまった。そんな彼を見て、「もう限界だ。引き返そう」と悪友が提案した。しかし、主人公は「平気だ。このまま行こう」という。これは、ただ意地を張っているのではなく、彼の中の何かが吹っ切れたように感じられた。

目的地に着くと、お目当ての死体と遭遇する。そんな死体を見て、主人公は死んだ兄を重ねる。感慨深いシーンだ。しかし、そんな場面を台無しにするが如く、町の不良達が乱入してきた。

この旅の道中での出来事やヒルの沼での出来事、死体発見現場での出来事。数々の試練が彼を強く成長させたのか、銃を持っていたとはいえ、イジメっ子である町の不良を彼は追い払うことに成功した。

子どもというのは短期間で成長するものだ。主人公と悪友はこの旅がきっかけで成長出来たのだろう。この旅は、ドラゴンも魔法も出てこなかったけど、立派な冒険だった。

名作と呼ばれることだけはある。
おしまい。

#映画 #感想 #スタンドバイミー




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