夫婦岩を拝む
半世紀ぶりの夫婦岩でございます。
朝熊ヶ岳に登った翌日は、二見浦に近い音無山駐車場で仮眠。朝食は後回しにして日の出時間から逆算して5時30分頃から行動開始。しかし空は曇天。天気予報は午後から雨を伝えている。東の空がうっすらと赤く染まっているが、夫婦岩と昇る朝陽を合わせて見ることは叶いそうもない。
みんな早起きだな、近くの旅館に泊まっている人たちだろうか。キャンピングカーが数台停まっていたが、海岸沿いの駐車場で夜を明かした人たちだろうか、二見輿玉神社に向かって人が集い始めている。
少し肌寒かったので自分はニット帽と前日の登山で着用したアノラックを着て防波堤?を歩いた。右に松並が見えるが二見松原と呼ばれる防風保安林のようだ。近年は松くい虫などの被害で伐採が進み、景観が変わってしまったらしい。
輿玉神社の灯りが見えてきた。
輿玉神社の「蛙」は、猿田彦大神の神使としてお祀りされている。手水所の水の中に微かに顔を覗かせている二匹の蛙は願掛け蛙だそうで、向かって右のカエルは男性が左のカエルには女性が水をかけて御神恩をいただく。
拝殿前の授与所では早朝からお守りや御朱印などを授与していただけるようだが、季節や天候によって開く時間は異なる。
夫婦岩とご対面。「岩と岩の間から太陽が出てイワマサンシャイン♪」と三木のり平が映画の中で歌ってた。これには続きがあって、防波堤から下りて「マイオリーサンシャイン♪」と。
手を合わせて拝ませていただきました。
帰りは来た道の一段下の松原を歩く。修学旅行の記憶には夫婦岩をバックに集合写真を撮ったことや「いせや」という宿泊した旅館の名前と古い建物が僅かに残っているが、場所は覚えていない。宿の周りには土産屋が並んでいて賑わっていたような記憶もある。
何年も前から再訪したかった二見浦の夫婦岩。成就できました。歳柄、だんだん記憶が薄れていくのが残念です。
旅行日:2023年10月8日
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