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育児の中で見つけた数字

長期休み前、TwitterやFacebookを眺めていると、「連休中に読む本」と読む予定の本を積んだ写真をアップしている方を多く見かけました。
1冊ではなく、大体3冊以上。
そんな投稿を見る度に、羨ましく思いつつ、休みの日にそんな時間取れないと感じていました。

何度か、羨ましく思った結果、そもそもなぜ自分には時間がないのか考えてみました。
育児で忙しいというのは目に見えていたので、育児で発生する「割り込み」が原因ではないかと仮説を立てて検証してみました。

記事を読む上での注意点

1. 個人の状況によって左右されます
2. データを途中で取るのを諦めたため、精度は悪いです
3. 時間が作れない言い訳にも捉えられると思いますがご了承ください

私と家族の簡易データ

私: 30代 IT系の仕事
妻: 30代 教職
娘1: もうすぐ4歳(話すの大好き、ディズニープリンセス大好き)
娘2: 1歳3ヶ月(意思はあるけど、まだ話せない、お姉ちゃん大好き)

休日は、妻が家で仕事をしている事が多いため、ご飯の用意、洗濯物の取り込み、掃除、部屋の片付け、買い物など結構家事はしている方だと思います。

育児も、大体問題があった時呼ばれるのが私だったり、お風呂、寝かしつけなども私がしてる感じです。

検証内容

割り込みタスクがどのくらい発生しているかを検証。
割り込みと言っても、色々種類(ただ声をかけられたと言う内容から、何かをこぼしたなどの大きなタスク)がありますが、そこまでデータ取ることは難しいのでまずは回数を集めてみました。

割り込みとする内容としては以下の通りです。

1. 自身が行なっているタスクに対し別の内容であること
例えば、テレビを見ている最中に、お茶を出してとお願いされる。これはカウントします。
ただし、娘2が牛乳をこぼし、雑巾掛けをするタスクが発生、雑巾掛け中に娘1がお茶をこぼし、雑巾掛けタスクが延長されたなどケースのはカウントアップしません。

2. 声を掛けられただけはタスク切り替えにしない
何かを見つけた時など、娘たちの中で気付きがあった場合声を掛けてきます。話を聞くためタスクを中断することはありますが、大体は1分未満であるため、カウントアップしません。

3. タスク切り替えに発展しないものはカウントアップしない
スマホを操作している際、膝の上に乗ってくるなどよくあります。しかし、タスク切り替えにはならないのでカウントアップしません。ただし、膝の上で暴れて注意する場合は、注意するタスクに切り替わるのでカウントアップ対象です。

4. 娘達が問題を伝えてくるが、娘自身で解決できる場合はカウントアップしない
「トイレ!」など、自分でできるが、問題を伝えてくることもよくあります。
しかし、「一人で行ける?」に対し、本人が自信を持って一人で行く場合はカウントアップしません。
ただし、行こうとした結果、「電気が点けられない」など別の問題で補助する場合はカウントアップ対象です。

結果

2時間という短い時間の中で、9回タスク切り替えが発生しました。
※2時間は頑張ってカウントしたのですが、それ以降は家族イベントがあったりしたため、諦めました。もう少しデータの取り方とか考えれば良かったですね。

データ量が少なく、一概には言いにくいですが、このデータだけで検討すると、平均13分に1回タスク切り替えが生じていることになります。

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13分に1回何らかのタスクを中断し、別タスクを実行する時間も含めているので、フリーに使える時間はもっと少ないと考えられます。

また、中断させられると言うことは、タスクを中途半端な状態で切り上げているため、再開するための準備時間が必要です。

例えば、本でいうと、読み始めるまでに1.本を読んでいたページを開く、2.読んでいた箇所を探すと言う動作になります。

参考までに、大きめのタスクとしてお茶をこぼした場合を載せておきます。大体、下図のイメージになります。

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7分なんて、ちょっと何かしたら即溶ける時間ですね。その時間で読書をしようと言うのは確かに難しいです。
タスクスイッチが入るたびに、本を読む準備をしてると、先に進んでるんだかわからなくなって、モチベーションも下がりますね。

振り返り

少ないデータではありましたが、時間が無い理由はなんとなく見えた気がします。そして、仕事をしている時の方が集中できる時間が長いので、楽だと感じる理由も理解する事ができました。

個人的には、属性別だったり、データとしても、実際に起きた時間や、発生したタスクなど詳細に集める事ができると、育児の合間で使える時間について、もう少し検討ができそうです。

そもそも、データを取得するのが難しいのでそこは課題ですね。

補足

育児の合間時間として色々書いてみました。
見え方によっては、育児は自分の時間なくなるし、大変なだけと見ることもできるので、育児について、育児をしていてよかったと思うことを補足しておきます。

1. 成長を見る事ができる
子供は、毎日色々なものを見たり聞いたりする中で学びます。
学んだ結果、突然何かができるようになったりします。
突然なので驚きはあったりしますが、できるようになったことを見ること、感じることができるのは喜びでしかないです。

野村克也監督の名言として、「金を残すは三流、名を残すは二流、人を残すは一流」とあります。
まさに子供が社会に貢献できるようになるまで成長させることができれば一流ですね。

2. 毎日が賑やかになる
毎日イベントだらけです。(良し悪し関係なく)
しかも、予期せぬイベントですね。
全てを覚えるのは難しいですが、一大イベントの数も多いので、たくさんの思い出を作ることができます

3. 自身の学びに繋がる
子供の成長やイベントを通し、自身の学びの場になります。
子供を成長させるために試行錯誤することがほとんどです。実際に体験することで、記憶に残りますし、振り返ることで自身の成長に繋げる事ができます。

育児は大変ですけど、大変な中に、楽しみや自身の成長もあるので、しっかりその点を楽しみながら、頑張って行くというのがオススメです。

もちろん自身も子供になって、子供と一緒に楽しむというのも、いい思い出として残るので、重要ですね!

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