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0001 見栄のための英語勉強

いろいろあって、2年ほど前から英語の勉強をしている。

英語がまるで分らない・話せない私の代わりに英語を話していた通訳が、勝手に口走ったのだ、「次に会うときまでは英語話せるようにしておくから!」

当時の時点で、TOEICが推定300点である。
300を超えるか超えないか。


その人にまた会えるというのは、ほぼほぼないと思われたが、否定することもできなかったことが引っかかり、私はもしもの時のために、勉強を始めた。
職場で私のレベルを知る人からは、「今はもう、ポケトークがあるんだから、そんな時間があったら、自己啓発した方がよい。無駄だ」と言われる段階からのスタートである。
0からではなく、まさにマイナスからの始まりだった。

どうしようかと悩み、まずは自分の性格を分析した。
面倒くさいとやらなくなる。しかも、まったく分からないと諦めが早いため、そこそこできる参考書から始めないと1日で放り出すだろう。
勉強時間は30分が限界だ。それ以上時間をかけると絶対に途中でやりたくなくなる。
次に自分の英語の能力だ。英単語は高校レベルが壊滅的。文法以前の問題で、短い文章だって少しも読めない
ではまず単語だということで、「銀のフレーズ」からスタートした。
これでもなかなか苦痛で、放り出しそうになるたびに、「約束」を思い出しながら続けた。

日本人の意地を見せたれ!というだけの根性である。
嫌になってくると、「お前はここで負けるのか」と一人二役、心の中ではちょっとした俳優だ。

するとどうだろう、3回ほどやると、400点台に届いたのだ。
しかも、贅沢な退屈感を覚え始めたのである。もう少しレベルの高いものがいいというものだ。
そこで、10年ほど前に一度挫折したDUOを購入した。ついでに、そろそろ簡単な英文法も学ぼうと思い立ち、ラジオ英会話も聞き始めた。

今度は、500点台が取れた。今まで見たことのない数字である。
英語で赤点を取った高校時代がよみがえる。一生到達できないと思っていた点数だ。
そこからは、もっと取れるでのはないか、600点、700点と目指していいのではないかと欲が出始め、ラジオ英会話を卒業し、通勤時間に勉強できるよう、英語のアプリをダウンロードした。
英単語はDUOを卒業し、速読英単語のDailyをやり、慣れたらCoreをやると決めた。

現在はCoreとアプリをこなす日々だ。
点数の方は、一度700点まで到達したものの、現在は600点台をうろうろしている。何やら壁にぶつかったようだ

毎日勉強をするものの、相変わらずニュース英語は聞き取れない。しゃべれるようになる気もまるでしない。点数も停滞気味だ。
だが今は、英語の勉強を放り出そうという発想もないのだ。

どこまで続けられるのか分からないし、最終的に会話もおぼつかないであろうけれど、成果を求めなくてもいい勉強というのも悪くはない。
そんな気軽さでこれからも英語を続けていこうと思っている。

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