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◆2020年10月 日記〈上旬〉

10月1日(木)
十五夜。会社のビルのとなりにある和菓子やさんで、ねりきりふたつとおまんじゅうを買った。 黄色い満月のお月さまとつやつやの栗の形のやつ。 お月さまの方ははたまごの味がして、栗は想像どおりのほこほこの栗が丸ごとはいっていた。 おいしかった。
晩ごはんを一緒につくったあと、あたたかいので散歩した。 途中、雲に隠れていた月が見事に顔をだしてうれしかった。
ポケットにしまってきたおまんじゅうを半分こして、帰り際に土曜のデートにいこうと決めたお店を予約してくれた。 3日後は2周年。
月光で雲の形が鳳凰のように見えたから、おめでたいと思って写真を撮り家族へLINEした。
きれいだった〜。ずっとふたりで仲良く、長生きしたいと思った。



10月2日(金)

魅力的すぎるフェアをやっていたので回転寿司屋さんでお寿司をたくさんたべた。 糖質ダイエットを放棄したことがそれなりに罪悪感はあったが、美味しくてただただ幸せをかみしめておいた。



10月3日(土)
明日で結婚して2年。市内の馴染みある、ぶた肉料理のお店で、ささやかなお祝いをした。 思い出話をしながら、久しぶりにお酒とお料理を楽しんだ。日本酒を飲みくらべし、果実酒も何種類か飲んだ。
2件目は長く気にいっている立ち飲みのスペイン料理店へ行った。 いつもさまざまな種類のピンチョスが並ぶ。そのショーケースをうっとりと眺めて、マスターと3人で話しながら、時々となりのお客さんとも話したりし、私はいつものシードルを飲んだ。
ビールは飲まないが、コロナビールみたいに直接瓶でのめるこの甘酸っぱいのが好きだ。
マスターからシェリー酒の説明をききながら、旦那は数種類たのしんでいた。
そして、ふたりしてこのお店の「半熟卵とトマトの冷製スープ」が大好物で、行くと必ず頼むのだけれど、来てすぐと帰るまえにもひとつずついただいた。 (食べすぎた)
満足したところでちょうど終電の時間が来て、帰りは駅まで、また手をつないで、急ぎ足で歩いた。

電車に揺られている間、なんだかもっと相手の話をたくさん聞いてあげたらよかったなと反省した。

めちゃくちゃおいしいのよ…



10月4日(日)


たくさん作りおきをした。一昨日からちょっと食べ過ぎてしまっていたので、朝と昼は控えめにした。
夕餉、旦那がすきなハンバーグをつくり、少し奮発したけれどいつもよりは安かったシャインマスカット(ひと房で980円)を一緒にだした。
旦那は両手にどっしり持って、にこにこ顔になっていた。
もう2年。でも一緒に暮らしてからはまだ半年。



10月6日(火)

あつ森の島にカボチャの苗をたくさん植えた。ハロウィンのイベントでは何個つかうのかわからないけど、とりあえず毎日水やりを欠かせない。
仕事の帰り道に、うし模様の子猫が、人の家の勝手口まえで丸まっていた。
多分ごはんをいつも同じ時間にもらっているんだな。箱座りをして車が来るほうをいつも見張っている。元気に冬を越せるだろうか。


10月9日(金)
またまた回転寿司屋さんへ。たくさん食べて、相手の機嫌がいつも通りに戻っていた。
昨日、突然旦那の様子がおかしかった。朝も朝食を食べずに出ていくなどおかしくて、心苦しくなり思わず会社の先輩に相談しまったのをあとから後悔した。
自分が選んだひとのことをわるく言ってはいけない。肝に銘じたい。
いわれたことと表情が脳裏にはりついていて、心がずっとモヤモヤしていた。 一周まわってすこし腹も立ったけど、自分の非を思い返すことに必死だった気がする。


10月10日(土)
知らない大学の学園祭へ、気分転換に。
気持ちにつっかえはあるままだったけどそれなりにすごく楽しかった。
フリーマーケットエリアで、ハンドメイドの毛玉のような猫のぬいぐるみを買った。 いろいろな研究室をまわり、学生たちの話をきいては感心した。
私もまだ大学生にみえるかな…いや、もう無理そうだ、などと話していた。
お昼は、かわいらしいテネシーワルツの音楽がながれるすきなお店で、確か和風ステーキ丼(ごはん少な目)を食べた。
前回来た時は、前日の強風で冷蔵庫が停電して、そのせいでアイスクリームがみんな溶けてしまって食べられなかった、アイスクリームコロッケをお願いした。衣の控えめな甘さとこおばしさ、さっぱりめのバニラアイスがちょうどよくからまり絶品だった。至福のときだった…。
ウインナーコーヒーもたのみ、それはワイングラスに注がれてきれいで大好きになった。途中でまぜると、やさしいミルクコーヒーになった。
贅沢で感動的なお昼でした。

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