【読書】『ティファニーで朝食を』トルーマン・カポーティ
このタイトルを耳にして多くの人がまず思い浮かべるのは、オードリー・ヘップバーンが主演したあの映画だと思う。
誰もいない早朝の街、ティファニー宝石店のショーウィンドウ、シックな黒いドレス、パンとコーヒーの朝食、うっとりするほど美しいオードリー。
何度観たかわからない素敵な映画だし、オードリーはわたしの憧れの女性だ。
映像も音楽も、とてもとても素晴らしい。
けれど。
けれど、けれど、けれど。
この映画の華々しい知名度は、原作にとっては少し迷惑なことだったかもしれない、と思