面白いものが見れた見学 Day667
こんにちは!
だいすけです!
今日はフィアナランツァに戻って
現地で機械を作っている職人というか
エンジニアの人に会いに行ってきました。
朝、目が覚めると外は雨が
降っていました。
乾季なのに雨が降るのかと
ちょっと驚きでした。
シトシトとずっと降っていて
止む気配はなく、そのままホテルを
チェックアウトしてタクシーブルース
(長距離バス)乗り場に向かいました。
乗り場の正確な位置がわからなかったので
近くにいたおばちゃんに「フィアナランツァに
戻りたいんだけど乗り場はどこ?」と
聞くとすぐ近くが乗り場で「ここだよ」と
教えてくれました。
続けておばちゃんが
「今日はかなり待たないとこないかも」と
言っていたので今日はマダガスカルはお休みの日
ということを思い出しました。
そう今日は休日でした。
すっかり忘れてました。
つまり、タクシーブルース(長距離バス)は
来るのにかなり時間がかかることに
なります。
軒下でバスを待つ人同士
小さくなりながら席を譲り合って
バスが来るのを待ちました。
1時間くらい待ってきてくれたら
御の字かなと思っていたら
30分程度でバスが来ました。
超ラッキー。
でも、乗ったバスはありえないくらい
ぎゅうぎゅうでした。
バスからはみ出てる人もいたり、
大人の上に大人が座るという状況で
乗車率200%くらいの状態でした。
雨が降っていたので到着は行きよりも
かかるかなと思っていたら結局
2時間30分で到着しました。
ちなみにタクシーブルース(長距離バス)は
片道7000アリアリです。
やっぱりバスは疲れます。
くたくたになりながら、帰りのバスを
予約しに行きました。
窓口で空きがあるか確認すると
「ありません」と一言で終わりました。
休みの日の次の日で、都市部に帰る人が
たくさんいるためもう予約が
いっぱいになっていたようです。
ただ、電話でも念の為、確認してくれたのですが、
それでも空きがなく、その場を後にしました。
もう1日待ってバスを予約するか
野良のタクシーブルース(長距離バス)を
捕まえて帰るか。
もう1日待つということは
一泊余計に泊まらないといけません。
どうしようか考えた末、
野良を捕まえて帰ることにしました。
午後からはフィアナランツァで
農機具を独自に作っている会社訪問を
しました。
AFAFIです。
農機具だけでなく農業資材、種、農薬など
多種多様な農業に関する物品を売っています。
ここは配属したての時に一度
農業展示会で挨拶をさせてもらいました。
その時にもなかなかいいものを作っているなと
思っていたのですが、なかなか訪問する
タイミングがなくて、今回、訪問することに
なりました。
ここは僕の配属先が作れない手動の田植え機を
製造しているところです。
どうやって販売をしているのかや
資材の仕入れを聞いてみたくてここに来ました。
待ち合わせをしていた担当の人から
ホテルで休憩していると電話が
かかってきて「あと20分くらいでつくから」と
僕のホテルまで迎えにきてくれました。
一緒にAFAFIの会社に向かい
中に入ると機械が並べられていました。
まずは僕が今やっていることを
色々相談してみました。
すると、彼からこんな提案が。
「職人ネットワークを作りたいんだ」と
彼が言うには配属先の規格や設計図は
正直良くないと言うことでした。
それはおっしゃる通りで図面通りに
作れないと言う致命的な欠陥があります。
それに、工業製品は基本的に誰が作っても
同じものが作れるということが基本なのですが
配属先の基準では誰が作っても同じものは
できません。
彼が考えているのは同じものを作るのに
しっかり治具(機械を作るために必要な
金型のようなもの)を作ってその作り方を
共有していくと言うものでした。
ここの製品が他の職人も作れるようになったら
それはものすごく素晴らしいことだと思います。
彼も熱が入ってしまい、彼が作った治具や
製品を一つ一つ丁寧に見せてくれました。
ちょっと僕の期間ではできなさそうな
ことではあるのですが、僕のプログラムの
Ver.2.0がここにあるかなと言う感じでした。
まだ、彼の考えていることは机上での話で
全く細かいことは決まっていません。
どこで、どうやって、どのくらいの規模で
どのくらいお金がかかって、どのくらい
職人の指導でお金が入るのかみたいなことは
ほとんどありません。
でも、使い勝手や安全性にとても配慮
されていて非常に良い素晴らしいです。
配属先の製品の弱点も熟知していて
配属先の製品の作り方を踏まえた上で
さらにそれをブラッシュアップ、進化
させていました。
あと1年半早ければ、これを2年間かけて
一つの形にしていたかもしれません。
と言うくらい、作り上げるものは
難しいのですが、やりがいはすごくあるなと
思いました。
30分くらい話を聞いて帰ろうと
思ったのですが、なかなか面白い話で
僕も夢中になって聞いていました。
帰り際、担当者に
「僕明日帰るんだけどバスがないんだよね」と
相談すると「Cotisseか?俺が電話してやるよ」と
言ってくれました。
「でも、もう空きがなかったんだよ」
と言っている間に彼は携帯を取り出し電話を
かけ始めました。
「フィアナランツァから
首都までのバスはあるかい?」と
僕が乗りたい区間よりもずっと長い区間を
言っていたので僕はすかさず訂正すると
彼は手で制して、「あるって」とドヤ顔で
僕に結果を告げました。
外国人が言うのとマダガスカル人が言うのは
何か違うのか?と色々考えたのですが、
何が違うのか全くわからなかったのですが、
結果予約ができたのでよしとしましょう。
彼の持っている車に乗せてもらって
窓口に向かいました。
無事に支払いを済ませ、完全に予約が
完了しました。
相談してよかったです。
これで無事に帰ることが
できそうです。
明日はタクシーに乗って
乗り場まで向かうのですが、
タクシーの相場は「5000アリアリ、高くても
8000アリアリまで」と言われました。
あのタクシーの運ちゃんにすげー多く払ってた
ことに気づきちょっと後悔したのですが、
まぁ勉強代と言うことで。
というわけで今日はこんな感じ!
それじゃあまた!
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