久しぶりの帰省
とうとう帰ってきました、久々の日本。
故郷の街は帰る場所ならここにあると
いつだって変わらずにあなたを待っている
という手嶌葵の明日への手紙にある歌詞のフレーズ。
いい歌ですが、変わらずにと言うところにいつも?と言う違和感を感じてしまいます。
無くなることなく存在してくれている、と言うことを言いたいのかなとも思いますが。
子供達もが生まれてから毎年必ず果たしてきた帰国がコロナ禍により思いがけず断念、2年間のブランクを経て前回帰国したのが2022年。
コロナが大暴れしている間に息子たちは彼らの人生で一大きな成長・変化ををとげ子供から青年へと変わっていきました。
3年ぶりの帰省。家族や友人からすっかり大きくなった子供達、特に長男の成長に驚かれ、小さかった頃を懐かしく思っていただいたりしたことがとても記憶に残っています。
昨年諸事情によりまた帰国を諦め、今回念願叶ってこの夏日本に帰ってきましたが、2年のブランクの間に急に伸びた次男の身長は30cm。
一番大きく変わった時に帰国できなかったことが悔やまれます。
でもまた、帰ってきました。
到着直後、降機と同時に否応なしに独特の温かい湿気に飲み込まれ、綺麗になった空港の変貌ぶりに時間の経過を感じ、帰ってきたなあと体で感じながら、記憶に残る成田空港と目の前の景色とを擦り合わせて行きました。
変わらないガラス越しの景色。
でも確かに変わっている内装に2年の不在を痛感します。
コロナでなくなってしまった山梨直行の高速バスも再開してはいましたが、便数が限られているため今回は利用出来ず。
結局新宿で高速バスを乗り継いで甲府へ。これが長かった。
久しぶりの実家に着いた私たちですが、バス停に迎えにきてくれた義兄や家で待ち構えていた母は少し歳をとっていましたが、いつもと同じ笑顔で「おおきくなった」と嬉しそうに驚いてくれ、帰ってきたなあという達成感に浸りました。
久しぶりの実家は懐かしいもので溢れていましたが、少しずつ変わっていっているものもあり。
姪っ子が4月に東京の大学に進学し、おばあちゃんのところに常にあった彼女の存在がなくなっていることで、何だかいつもより広く感じてしまいました。
久しぶりの我が家はやっぱりとても居心地がいいけれど、表情が温度が微妙に違う、そんなことを感じながら少ししんみり。
これから限られた時間の中、変わらないもの変わったものを楽しみながら満喫しようと思います。
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