O Canada

皆さんカナダの国家って聞いたことありますか?
聞いたことあるような、ないような。。

アメリカの国歌は、オリンピックでもお馴染みの
Oh say can you see　から始まる「星条旗」。とてもアメリカらしいドラマチックな歌ですよね。クライマックスもとても悠々と華やかで圧倒されます。

アメリカに引っ越した時、長男がこの歌をいたく気に入って、裏庭でホッケーの練習をする前に必ずホッケースティックを持って厳粛な面持ちで熱唱していたのが今でも懐かしいです。

カナダの国歌は、荘厳という感じではありませんが、静かででも力強く、私には「希望」をイメージするような前向きな印象です。

私はそんなカナダの国歌が大好きです。好きというより、毎回前奏を聴くだけで鳥肌が立ちます。

この国歌斉唱、子供達が通った学校でも集会や行事では必ず全生徒で歌い、そしてホッケーの試合前は必ず選手観客スタッフが全員立起立。脱帽して会場に流れる音楽を聴いたり、プロやアマチュアの歌手が歌ったりするのに合わせて、みんな口ずさんだり歌ったりします。

私はいつでもこの曲を聴くと姿勢を正して歌います。カナダに住むことが許されて移民という形で日本人としてコミュニティに入れてもらったことへの感謝と正しく生きていこうという初心を思い出します。

子供達のことで悩みの絶えない日々であっても、大好きなカナダに住んで、バンクーバーという雨の似合う綺麗な町で家族を築くということがどれほど恵まれているのか、再確認させられる。この国歌は私にとって本当に特別なものです。

君が代の短い歌詞と心に響くメロディに幼稚園の頃鳥肌がったってから、日本の国歌も私の大事な原点ですが、O Canadaも私にとって教科書のような存在です。

機会があったらぜひ聞いてみてください。

画像は次男の試合開始の際の国歌斉唱の時の写真です。選手もみんなヘルメットを外して天井近くに飾られている国旗に敬意を表します。会場が凛と引き締まる時間です。ちなみに次男坊24番です。