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G1クライマックス34の楽しみな試合④

こんにちは。
今回も今年のG1クライマックスの気になる試合を書いていく記事です。
今回はそれに加えてG1についての簡単な雑感も書きます。
ここまで3回にわたってG1の楽しみな試合について書いてきましたが、今回でこのシリーズは終わりにします。

前回も書きましたが、僕は今の新日本のユニットでは、House of Torture(HoT)とWar Dogs(WD)が好きなので、どうしてもこれらのユニットの選手が絡んだ試合が多くなるとは思いますが、ご了承ください(__)

※本記事では敬称略とさせていただきます。
↓これらの記事の続きです。

8月8日 横浜

この日の試合ではザックvsゲイブですね。

ゲイブは新日本に来る前からイギリスでプロレスをしており、その時にザックやコーディ・ローデスなどに勝利しているという大きな実績があります。
そんな実績を捨てて一からヤングライオンとしてやり直し、新日本に骨を埋めてくれているゲイブには感謝と敬意でいっぱいです…

ゲイブが新日本に来てからは2021年のNJCでこの二人は対戦しておりその時はザックが勝っています。
今のゲイブは荒々しいファイトスタイルですが、ザックが相手ならイギリス時代に培ったグラウンドのテクニックが見れるかもしれませんね。

8月10日 仙台

この日の試合ではフィンレーvsジェフコブです。

フィンレーは相当なスタミナがある選手ですが、ジェフがTV王座での試合経験も活かして圧倒的なパワーで押しきれば、ジェフの勝ち目も十分あるでしょう。
IWGPグローバル王者とTV王者の対決でもあるので、王者対決という意味でも楽しみですね。

8月12日 長岡

Aブロック最終戦です。
この日の試合ではEVILvs海野です。

このカードは2月札幌でのNEVERの試合以来ですね。
その時はEVILが地力の差を見せて勝ちました。
僕は今回もEVILが勝ってほしいです。
EVILには高くて分厚い若手の壁になっていてほしいので、まだ海野には負けないでほしいですね。

8月13日 浜松

Bブロック最終戦です。
この日の試合ではジェフコブvs辻、フィンレーvsファンタズモです。

ジェフと辻は今年のNJCでも対戦していて、その時は辻が勝っています。
尼崎大会のメインで現地で観ていたのですが、ジェフが辻のカーブストンプを背筋でこらえたりと面白い試合でした。
純粋に試合内容が楽しみなのと、今回はジェフが勝ってほしいなという思いですね。

フィンレーvsファンタズモはこの試合が最終戦に組まれているのが味噌だと思います。
まだ試合順は発表されていませんが、僕はこの試合がメインになると思います。

僕の予想ではこの試合はファンタズモが勝って、フィンレーの順位を下げるという形になると思います。
それでフィンレーがキレて秋にグローバル王座を賭けた試合が行われそうな気がします。

ファンタズモはここ1年ほどタッグ戦線では活躍しましたが、シングルでは目立った結果を残せていませんでした。
そのため、彼も今回のG1に予選なしでエントリーしていることに対する疑問の声も少なくなかった気がします。
そんな彼がエントリーされて、最終戦でフィンレーとの試合が組まれていることを考えると、今年の秋以降ファンタズモをシングル戦線でプッシュしていくんじゃないかと思います。
先日の禁断の扉の後にこんな動画が公式で上がっているのも、今後のストーリーに繋がる何かがありそうです。

その他雑感

楽しみなカードの紹介は以上になります。
最後に今年のG1についての雑感を書きます。

まず、最終公式戦のカードを見て思ったのですが、正直そこまで強いカードはないなというところです。
ただこれは決して腐したいわけではなく、以前の「ブロック1位だけが決勝進出」というルールだと、最終戦の頃には1位の可能性がある選手以外の試合は消化試合になってしまっており、観ている方もあまり盛り上がらなかったように思います。
「最終公式戦のメインイベントで勝った方が決勝進出、あとは消化試合」なんてのがザラにありました。(稀に引き分けの影響などで他の選手が決勝に進むこともありましたが)

その点、今年の「3位まで決勝トーナメント進出、かつ1位突破ならアドバンテージ」というルールなら、細かい順位争いまで楽しめるので消化試合が大幅に減ると思います。

出場者を20人に厳選して出場者決定トーナメントを行ったことに加え、決勝トーナメントのルールを細かくしたのは、僕は英断だと思っています。
2010年に千葉ロッテマリーンズがリーグ3位から日本一になったように、ブロック3位から優勝という下剋上があっても面白そうです。

あと、各ブロックのテーマや意図を考えてみたのですが、Aブロックは表のテーマが内藤包囲網、ロスインゴ同窓会、ジェイクの新日ファンへの"挨拶"で、裏のテーマが30代中後半世代の奮闘だと思っています。

Aブロックで30代半ばから後半にあたるのは、EVIL、SANADA、ザック、ジェイク、オーカーンです。
ここまでの記事でも何度か書いているように、今こそがこの辺の世代の選手がトップを取る大チャンスだと思います。

この世代はオカダカズチカと同世代で、今まではどうしてもトップの一歩手前にいた印象があります。
そんな中オカダが移籍し、会社がプッシュする新世代もまだ成熟していない今の間に結果を出してほしいですね。
なんせG1優勝者はかなりマンネリしてしまっているので…

そうすることで新世代の選手の高い壁になり、彼らが成長した時にスムーズかつハイレベルに世代交代を行えるようになることを祈ります。

そして、Bブロックは表のテーマが「若手の台頭」、裏のテーマが「辻陽太包囲網」だと思います。

Bブロックの選手を見ていて気付いたのですが、辻が今年に倒した、または戦った相手が6人もいます。
具体的には倒したのが上村、ジェフ、ファンタズモ、成田、後藤で、負けたのがフィンレーです。
これは明らかに意図があると思います。

基本的にG1ではその時のタイトルホルダーが狙われがちですが、今年に入って目覚ましい活躍を見せる辻に直近で負けた相手が5人もいると、タイトルホルダーと同じくらい狙われるんじゃないでしょうか。

とはいえ、凱旋して2年目で「ベルトを持っていないのに狙われる立場になった」というのは辻の実力の賜物でしょう。
やっぱり彼は他の若手より二歩三歩は先を進んでいるように思います。

終わりに

これで今回の記事とシリーズは終わりです。
読んでくださった方、ありがとうございます!

今年は久しぶりにプロレス熱が高まっていて、またG1に関する記事も書くと思いますので、その時はまた読んでもらえると嬉しいです<(_ _)>


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