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悪夢【2019/12/30】

最近は毎晩のように悪夢を見る。親の不倫に立ち会う夢、すれ違いざまに友達から皮肉を言われる夢、目覚めてスマホを見るとこの間会った友人から絶交を告げるメッセージが入っている夢。加えて、近頃は早朝に目が覚めて、二度寝をするはいいものの一時間おきに目が覚めることも多い。おそらく睡眠の質そのものが下がっているのだろう。二度寝をすればいつも同じ街に帰ってしまう。

今日も体調が悪い。うつ傾向が強いのもそうだし、頭がぼんやりしたり、体に力がはいらなかったり、修士論文の締め切りが差し迫っていることや、頭痛の種である家族の問題がそこへ拍車をかけるように押し寄せてくる。

寒さは精神にも良くないのだろう。足許の寒さは簡単には癒えないし、もっと本質的な寒さを感じている。かといって暑いのは苦手だし、花粉症だから春もつらい。秋が一番体に優しいかもしれない。

人と話したり、会う予定を立てる元気も失われてきた。結局誰かと話していたところで、余計なことを言ったり拾ったりして傷つけあうのがオチだ。今みたいに心がぼろぼろなときは、よく喋る人の話を聞いているだけでおおかたのメンタルが削り取られる。そんな自分は人間として不適合者だと思う。

人と関わりたくないからといって、ひとりで生きていくのは難しい。老後のこととかいろいろあるし、もっと根本として、子孫を残すことが生物としての価値で、それをしないならば生きている価値はないのではないか、という近年何かと問題になっていそうな問いが脳裏に浮かぶのだ。
人と関係を結ぶのは恐ろしい。心の平穏を脅かしてくるものだ。しかしそれが社会的に許されないなら、死にたいし、それが許されたい。
生きているのがとにかく苦しい歳晩だ。

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