【#にじ甲2024】Aリーグ寸評と雑記、Bリーグ予想


※パワプロ2022の対戦モード及びにじさんじ甲子園2023ルール準拠での分析なので、パワプロ2024及びにじ甲2024ルールの環境に適応しきれていない分析結果があるかもしれないです。


私立梨海高校の活躍

Aリーグ1位予想及び優勝予想に選んでいた高校とはいえ、まさか本当に通過するとはと驚いてはいる。
対英雄アカデミー戦も勝率3割くらいがいいところなんじゃないかなという見立てではあったので。

梨海が勝つならチームの平均打力が活かされるかたちになるだろうと思ってはいたけれど、まさにその通りの展開で、上位打線から下位打線まで満遍なく活躍するという理想的な展開に。

ちなみに、スターティングメンバーに転生天才なしのチームが決勝の舞台に上がったのは2020のVR関西以来。一応、代打に転生野手はいるが。
さらに、優勝すれば、転生天才キャッチャーAなしで優勝という、大会の歴史に深く深く名を刻むレベルの快挙。
決勝の相手も当然厳しいだろうが、更なる活躍を期待する。


緩急の強さ

梨海のエースござの活躍で今一度脚光を浴びた緩急ピッチング。
昨年の本戦を見ている人からすれば、虚空学院の天宮の力投で十分に緩急ピッチングの強さは理解出来てはいたであろうが。

CPUは速球と遅球を交えた配球に弱いという特性があるので、システム的にも裏打ちされた強さではあるものの、一方で、2022加賀美大付のジユのように、配球が巧く組み立てられなかった際に手痛い一発を受けてしまう可能性も高いという点は留意すべきであろう。

ちなみに、Bリーグにも何人か緩急型の投手がいるので、それらの選手の活躍も本日の試合を楽しむ上での注目点かもしれない。


パワーの重要性

栄冠ナイン内での育成の関係上、比較的軽視されがちなステータスではあるが、得点期待値的に考えれば、ミートと同様に非常に重要な能力だと思っている。

実際、私立梨海高校は満遍なく野手のパワーを底上げしていった結果、全体で見れば打線こそ思うように繋がらなくとも、数少ないチャンスを確実に決めきって、貴重な1点をもぎ取っていったのが大きいだろう。

当然、長打率に大きく関わってくるステータスにもなるが、3年縛りのにじ甲環境においては、ヒット性の当たりが内野の壁を越えられるか否かが非常に重要で、青特の補正なしの素のパワー値がF~E程度だと、その可能性がかなり低くなってしまうというのが個人的な見立てだ。

ちなみに、過去のにじ甲において、走力重視の育成を施した高校は意外と苦戦することが多く、2021優勝の加賀美実業、2022優勝の王立ヘルエスタをはじめ、歴代優勝校は他校よりもパワーを重視した育成を行っていたというデータによる裏付けもある。


パワーヒッター

Aリーグ予選で悉く振るわなかった能力の代表格が、この青特だろう。
昨年大暴れした能力でもあるので、今大会も多くのホームランを期待したリスナーもいたであろうが、現実の野球でもそうであるように、ホームラン量産型のパワーヒッターは、ホームラン期待値に比例するように三振と凡打も増える傾向にあるので、今回はそれが上手く噛み合っていなかったと見るべきであろう。

正直に言うとホームランガチャみたいなもの。
Bリーグにもパワーヒッターが複数人存在するので、そんな彼らの活躍もガチャ気分で楽しむくらいがちょうどいいのかもしれない。

が、今大会で多く巻き起こっているロースコアゲームを制するのに重要なのも、やはり一発の影響が非常に大きいホームランである。
その点を鑑みれば、打率が限りなく0に近くても、やはりホームランバッターには渾身の一発を期待をしていきたいところだ。


コントロールの重要性

育成リソースの限られた今大会では軽視されがちな上に、様々な検証で優先度が低いというレッテルを貼られがちなステータスではあるが、少なくとも、にじ甲環境においては決してそんなことはないと個人的には思っている。

そもそも変化量の大きい変化球がどれだけコントロールを上げたところでゾーンに入れにくいということから、評価を下げられてる印象があるが、ストレート及び、変化量の少ないゾーンで勝負する変化球で戦う投手にとっては、俄然重要なステータスには変わりはないかと。
検証環境とは違い、にじ甲環境では持ち球を任意に選ぶことができないのも大きいだろう。
加えて、実際、過去のにじさんじ甲子園でも投手の活躍度合いがコントロールの値に比例している節もある。

ちなみに、与四球率は変化球の変化量なども関与してくる影響で、それほど大きく変わらない気もしているが、失投率にはコントロールの値がかなり影響しているため、失投一つが勝敗を分かつ試合が数多くあったにじさんじ甲子園環境においては、決して無視することのできないステータスの一つではあると思う。

という前提を踏まえた上で、今大会は育成リソースが限られていた以上、切り捨てる選択肢もそれはそれで有りではあったとも思う。


低球速に抑えることによる配球調整

投手のコントロール値を抑える戦略と共に、今大会流行した育成戦略が、ストレートの威力をあえて抑えることにより、CPUに変化球を多く投げさせるように調整させるという作戦。

正直に言えば有り。というより強力。
実際に、この調整を施した英雄アカデミーや願ヶ丘のリリーフは活躍していたので。

ただ、それでもストレートを全く投げないわけではないし、球速自体も栄冠ナインで試合を重ねる度に勝手に上昇してしまうという点も悩みどころ。
さらに、無敵神話のように扱われているフォークも、あくまでも変化球の中で一番強いというだけで、決して打たれない球というわけでもない上に変化量を伸ばしすぎるとボール球を乱発してしまうため、過剰な期待は禁物。
飛びやすい球質ということもあるため、過去に例こそないものの、強振で完全ミートさせられてしまえば、弾速補正無しのパワーE相当でもスタンドまで放り込まれてしまう可能性もある。

とはいえ、当戦略において理想的なほどに調整しきったにじ高エース・KOTOKAの活躍にはやはり期待をしたいところだろう。


Bリーグ勝敗予想

以前の記事ではギラギラホストを1位予想してはいるものの、ギラホスVSにじ高の勝率自体は50:50の完全五分だと認識している。
にじ高はいかに早くギラホスエース・舞元を打ち崩せるかが鍵となってくるので、にじ高側は舞元のスロースターターによる影響の大きい初回の攻撃に全力を振り絞るために、1~3番に強打者を並べてくる可能性もある。

また、レインボール高校のエース月ノもノリに乗れば手が付けられなくなるレベルの好投手なため、前日のござのような勢いを月ノも見せ付けることができれば、レインボールの決勝進出も十分にあり得るかもしれない。

さらに、打者全体の平均打力を上げたことが功を奏した梨海が勝利したということは、同様のスタンスで平均打力を底上げしている超チャイカにも十分にチャンスはあるだろう。

Aリーグ以上に混沌としそうなリーグなので、現段階ではその展開を予測することは非常に困難と言える。





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