![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83191272/rectangle_large_type_2_99d99e7a5769b1fbf42a30ab5b3825ae.png?width=800)
My Favorite Musician
今回は、私のお気に入り歌手の変遷です。
① 小学生のころ
私が生まれて初めて「ファン」になった歌手は、アグネス・チャンさんでした。
あの、片言の日本語で「おっかのうえ~ひんなげしの~」と懸命に歌う姿に夢中になり、彼女が出演する歌番組を熱心に見ていました。
もちろん歌は覚えましたし、スタイルも真似をしました。
同時期に活躍されていた麻丘めぐみさんもそうですが、黒くてまっすぐ中身が流行っていた?ので、私もその当時は髪を伸ばしていました。
ちょっとおませなお友達が、アグネス・チャンさんにファンレターを書いたというのを聞き、ひどく嫉妬したことを覚えています。
→その当時の私にとって、ファンレターを書くということはとても大人びた行為のように感じていたので、うらやましく感じても、私もそうしようとは決して思いもしませんでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1658530807052-33VPgLBhCy.jpg?width=800)
小学校の中学年のころは、高3トリオと言って、山口百恵さん、桜田淳子さん、森昌子さんの3人が大人気でした。
クラスの話題は、この3人のうちのだれが好きか…でもちきりでしたが、私は桜田淳子派でした。
それはたぶん、父が秋田県出身で、秋田出身の桜田淳子押しだったことが影響していたのかもしれません。
クラスの中で、ちょっとおませな子たちは山口百恵派だったような気がします…。
![](https://assets.st-note.com/img/1658530838013-O820byUENb.jpg?width=800)
小学校高学年になり、ピンクレディーが大ブームになりました。
皆が歌って踊って真似をして、ミーちゃん派とケイちゃん派に分かれて、どっちがかわいいとか踊りがうまいとか、論争していました。
ミーちゃん派が多数だったような気がしますが、私はケイちゃん派でした。
私はその頃から天邪鬼だったのかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1658530860096-rCoj1AygUY.jpg?width=800)
② 中学生のころ
思春期に差し掛かり、私は女性アイドルではなく、男性が気になり始めます。
このころ、すい星のように登場した「原田真二さん」に私は夢中になりました。
ピアノを弾きながら自分で作った歌を歌うというスタイル…。
ふわふわの巻き髪に、普段着のようなラフな格好…。
完全にそれまでのいわゆるアイドルとは違ったアーティスティックな様子に、夢中になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1658530883673-hh8c0n0mhU.jpg?width=800)
しかし、一時の熱はすぐに冷め、次に私はさだまさし様に傾倒します。
さださんの時にユーモラス、時にシリアスな詩の世界に酔いしれました。
「翔べイカロスの翼」も見に行きましたし、「ゆめいくみはっぴい」も愛読し、お小遣いでレコードを買いまくりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1658530902769-Kj6yoW5LtJ.jpg?width=800)
③ 高校時代
まさし様を敬愛しつつも、なぜか高校生になった私は洋楽に傾倒します。
ビリー・ジョエルからスタートして、デュラン・デュラン、ホール&オーツ…。
![](https://assets.st-note.com/img/1658530935574-HhHK3TmoGN.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1658530952323-BLCePYJ5Q9.jpg?width=800)
節操なくいろいろな洋楽を聞きまくりました。
それも一年足らずで熱が冷め、気が付くと高校3年生…青春真っただ中です。
地味で漫画ばかり描いていた屈折した女子高生の私が次に夢中になったのは、佐野元春様。
元春様が紡ぐ、都会的な情景とその中にたたずむ孤独な青年、そして神聖な女性観。
進路に悩む女子高生の私は、受験勉強中ずーっと佐野元春の世界観の中に浸っては現実逃避していました。
![](https://assets.st-note.com/img/1658530972280-GBou6J3Mbx.jpg?width=800)
④ 大学時代
そして晴れて大学入学…。
時はバブルの最中で、浮かれまくっている世の中で、地味な私の多少は等身大の「押し」を見つけます。
それが、大江千里様でした。
当時若い女性に大人気だった大江千里さんのファンになり、生まれて初めてコンサートにも行きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1658531006014-N2D2xCIXhH.jpg?width=800)
大学の4年間、友人とともに半ば大江千里さんの追っかけのようなことをしていました。
地方都市に住む私にとって、大江千里さんは手の届くはずのないスターなのですが、コンサートに行って同じ場にいると、まるで恋人と一緒に過ごしているような気分を味わい、私にだけ歌を歌ってくれるとでも思ってのぼせ上りました。
ところが…大学卒業とともにのぼせ上っていた私の幻想も、現実の生活でしぼんでいきました。
⑤ 20代から30代
卒業後も大江千里さんのファンでしたが、コンサートに行っても以前のようなのぼせ上った感情はなくなり、だんだん熱は冷めていきました。
そして、社会の理不尽に直面した私は、等身大の悩みや葛藤を反映した歌に浸るようになりました。
その頃から世間ではカラオケが流行り出して、自分でも好きな歌を歌うようになりました。
私の十八番は「渡辺美里さん」。
![](https://assets.st-note.com/img/1658531025782-NxqcSZBbMg.jpg?width=800)
大学時代から好きだったのですが、卒業すると悩める私を励ますような歌詞や学生時代の思い出でノスタルジックな思いに浸りながら、美里さんの歌を歌いまくっていました。
⑥ その後のMy Favorite
だんだん現実社会に溶け込んで、ベテラン社会人になった私は、誰かに夢中になって入れあげる…ということはなく、今は幅広く、自分のフィーリングに合った歌をその時々の気分で聞いています。
好きな歌手も歌も多種多様。
![](https://assets.st-note.com/img/1658531067914-luvosPcAIB.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1658531082896-pupONb3jhs.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1658531104964-Ks7dfPdjmy.jpg?width=800)
特に同世代の「スガシカオさん」「浜崎貴司さん」「斉藤和義さん」「草野マサムネさん」の歌は好んで聞いていて、最近の歌手(この言い方がおばさんですが)ではYOASOBIさん、藤井風さんなんかを聞いています。
![](https://assets.st-note.com/img/1658531127477-APsSG4869M.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1658531147077-1kzNznFpUY.jpg?width=800)
もちろん今でも大江千里さんや渡辺美里さん、そしてさだまさしさんも大好きです。
昔ファンだった人の歌を聞くと、その時々の思い出がよみがえり、懐かしくなったり、切なくなったり、楽しくなったり、年を感じたり…
いろいろです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?