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ニュージーランド戦と梨泰院クラスと

ニュージーランド戦のはがゆさ

東京オリンピック男子サッカー 準々決勝ニュージーランド戦は日本にとって予想外の苦戦を強いられることになった。アジアカップ決勝カタール戦と同じく、相手が日本を研究してきて対策を練られると、打ち手がなく攻めあぐねてしまう。今回はかつての世界大会とは異なり、若いうちから海外で経験を積んでいる選手が多く、個の力は日本が上の場合が多い。今回のニュージーランドも同様でヨーロッパでの経験は明らかに日本の方が上であった。しかしながら特に後半から相手が5バックになると日本は合わせてしまい逆に相手の攻撃を受けるケースが目立った。

何とかニューヒーロー谷のお陰でPK戦に勝利してベスト4でスペインと戦えることになったが、私はずっと緊張していて心拍数がずっと高かった。もし負けていたら、当然ながら森保監督の無策が指摘され解任論も浮上していただろう。海外サッカーをよく観る人ならば、膠着した日本の攻撃をみて、ナーゲルスマンだったら、トーマストゥヘルだったら、グアルディオラだったら、真っ先に修正して立て直すのにと思っていたはずだ。選手のレベルは確実に上がってきている。次は海外で通用する指導者がいないとダメだ、という議論が今後盛んになるのではと感じてしまった。森保監督はモチベーターとしては素晴らしい才能を持っているのだろう。でも、例えばヨーロッパのクラブで通用する指導者なのかと言われれば疑問符がつくはずだ。西野監督がタイ代表監督を解任されたばかりだが、海外で活躍する指導者の育成に今後は力を入れる時期かもしれない。もう、既に結構動かれているかもしれないが。。

でも、正直勝ってくれて本当に嬉しかったし、スペイン戦は是非頑張って頂きたい。私がサッカーを真剣に見るきっかけになった大会はアトランタオリンピックであるが、若い世代の独特のドラマがあるこのオリンピックのサッカーは非常に面白い。賛否両論あるだろうが、この混沌とした東京オリンピックを、東京を盛り上げるきっかけに是非男子サッカーが金メダルを獲得して欲しいと願うばかりである。

梨泰院クラスをようやく見終えて

そんなオリンピックの最中、車検によって我が家の移動手段が失われたうえ、外出自粛が求められているおり週末に時間ができたので放置していた梨泰院クラスをよーやく見終えることができた。今や完全の日本のエンタメは世界的に見て韓国に置いていかれ久しいが、日本でも人気が高かったこのドラマは、各界の著名人、特にテレビではなくネット上で活躍する人、若い世代に支持されていたと思う。日本にも共通するいわゆる既得権益層に対する若い世代の復讐劇、その復讐の契機となった事件は韓国が得意な過激なシナリオによって視聴者の心を主人公パクセロイにかなり近づけ、段々と着実に信念を曲げずに逆襲していく様は痛快で面白かった。昔はこんなドラマが日本でも見れたんだけどなあ、と嘆きつつ、急に韓国料理が食べたくなり、韓国ではないが若干近い近所の餃子の王将へと足を運んだ。

王将の小皿

最近、健康系の本要約のyoutube をよく聞いているせいか、炭水化物を控えて豆や野菜、発酵食品をよく摂取するようにしているが、外食の時に何を食べたら良いか悩むことが多い。そんなこんなで梨泰院クラスによる影響で餃子の王将へ家族で行ったが、豆腐の入った麻婆豆腐、豚キムチの小皿と米を頼んでみた。もちろん家族分の残りで餃子、ラーメン等も少々食べたが、それらの小皿が非常に美味しかった。さすが王将、顧客の要望を取り入れながら大手飲食チェーンとして生き残っているのだろう。梨泰院クラスの主人公パクセロイといえども苦戦するのではないだろうか。

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