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チーム文化を作ること

春は出会いと別れの季節だと言うけれど、どうも別れのイメージが強いせいで昔から苦手です。

気付けば、だいぶ久しぶりのnoteとなってしまいました。
あまりチームに対して書くことは多くないけれど、今回は少し身内向けの文章です。

さて、長崎大学フットサル部FORZAでも、この春卒業生9名がチームを去りました。

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彼らのことを総じて言うと、


チーム文化を造った代


だと思っていて、彼らが今の”FORZA”の基盤を造り上げてくれました。
僕ももう少しで指導を始めて丸6年が経つので、彼らのことは入学から卒業まで見てきたわけですが


練習場所が土のハンドボールコートから体育館のフロア、それも自大学の体育館を使えるようになって
練習回数が全体で2~3回だったものが、6時半からの朝練を含めて最低6回に
社会人カテゴリでの、九州リーグへの昇格(九州初)
トップ、サテライトに分かれ2カテゴリでの活動をするようになり
部内で組織を作って、仕事を部署ごとに行うように整理して
noteを始めて、発信するようになったことや
学生指導者を立てて、フットサルC級ライセンスを取ったこと
全体で10数名だった部員が、今では40名いること
全国大会への出場歴
4年が冬の全日本選手権まで残ること
ウェアをダウポンチにお世話になること


など、数えたらキリがないですが

どれも今となっては、当たり前のことです。

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しかし、まだまだ未熟なチームでありながらも、今ここに至るまでの当たり前のレベルを上げること、特に今ないものを新しく始めることの難易度は本当に高く、元々がほぼサークルのような団体からスタートした彼らが今の姿になるまで、それはもう大変なものがありました。
4年間をもがいて苦しみ抜いて築き上げた結果であり、これこそが ”チーム文化を造る" ということだと思っています。


今の4年生は、試合に出れない厳しい時期も本当に長くありました。
自分自身歳が近いこともあって仲の良い兄のような接し方をさせてもらっているだけに、距離感がとても近い選手たちに対して試合や仕事のことで厳しく接することは本当に心苦しくもあり

サテライトを発足するにあたり、新入生を引っ張ってもらう役割を担わせたことや、大事な試合でピッチに立たせてあげられなかったこと、ピッチ外で様々な負担を背負ってもらったこと

ありきたりなものではなく、本当に感謝の言葉しかありません。


実際に2年の時にプレイタイムを長く確保していたのは、GKのはまきょうを除けば紳太朗くらいだったはずで
ピッチ外では強烈な個性があってチームのムードメーカーだけれど、プレー中は自分のことで精一杯で口数が少なくなってしまう、そんな4年生

そんな彼らが九州大学リーグを獲り、九州リーグ2部昇格を勝ち取ったこと
最終学年でありながら、1月末までFORZAに残って主力として活躍してくれたこと

本当に嬉しかったです。



そして6年間在籍した、柴田健太郎

彼の存在なくして、ここ数年のFORZAは語れません。
間違いなく、長崎大学のみならず九州フットサルの大学カテゴリにおけるアイコンでした。
この6年間九州の大学カテゴリを牽引し、多大な功績を残した彼を夏のインカレに1度しか連れていけなかったことは、一番の後悔であり失敗です。

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4年生の皆、たぬき(柴田)、柊生

皆のnoteを読んでいて、キツい言葉を投げたり要求していた自分の辛辣さに少し反省したけれど、それだけ期待していたし必ず乗り越えることができると信頼していました。

逆にたぬきには、僕からの対応もあって立場を難しくしてしまったなと思いました。
県リーグ時代からのジンガへの在籍、同学年の不在、色々大変なこともあったけれど甘やかし過ぎたので今年から激務です、よろしくお願いします。笑

追いコンでも言ったけれど、4年間全力で続けて良かった、ということは続けた人にしか分かりません。
自分が快適でない環境でもがき抜いた経験は、今後必ず活かされます。


思い出は美化されると言うけれど、それでも皆がFORZAを選んで、続けて良かったと言ってくれるだけで僕は十分報われています。

4年間、指導させてくれてありがとうございました。

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色々書き出すとキリがないので、飲みにでも誘ってください。
個人個人で話したいこともあるし。

また、どこかで会いましょう。



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