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奈良の大神神社に呼ばれた気がするので行ってきた

不妊治療が上手くいかなくて鬱々としていたとき、たまたま平日に三連休があった。絶対に病院に被らない時期だったので、夫にお願いして1人で旅行に行くことにした。ソワソワ期にはなにか楽しみがあった方が気が紛れてよい。


久しぶりに京都に行きたいな。2泊3日なんだから奈良にも行こう。子宝祈願の神社を回ってみるのもいいかもしれない。そうやって調べてみると、奈良の大神神社が出てきた。

大神神社は何年か前にテレビでやっていて、行ってみたいなぁとメモをしたことがあった。日本最古の神社で、御神体が三輪山。そこは撮影禁止でカメラマンも入れないらしい。
遠いかな、1人で登山できるかな、と行こうか迷っていたが、いろいろあって卵胞が育ってないと言われ落ちこんでいたとき、旅行に意識を向けて気分を変えようと大神神社と検索したらサジェストに「呼ばれる」と出てきた。「呼ばれる」とは一体…?

気になって調べてみると大神神社に呼ばれる人というのがいるらしい。そういう人は大神神社の情報が耳に入ってきたり、行く予定がなかったのに急に行くことになったりするそうだ。逆に呼ばれない人というのは、行く前に体調が悪くなったり天気が悪くなったりして行けなくなるそう。

それを見て私は「このタイミングで大神神社のことを思い出したのは呼ばれたからだ!」と、落ちこんでいた気持ちも吹き飛んだ。たまたま三連休があったのも、奈良に行こうと思ったのも、大神神社のことを思い出したのも、不妊治療を頑張っている私を大神神社が呼んでくれたんだ!きっとご利益があるはずだ!これは登山が心配とか言ってる場合じゃない、行かねば!
 

そんなこんなで気持ちも持ち直し、京都·奈良ひとり旅に行ってきました。

大神神社は京都から1時間半くらい。静かでとても気持ちのいいところでした。なでうさぎというのがあって、撫でると身体の痛いところを癒したり、願いごとを叶えてくれるそう。しっかりと子宝祈願をする。
そして登山。御神体である三輪山を参拝するので「登拝」というそう。これにはいろいろ決まりがあるらしい。撮影禁止。水分補給以外の飲食禁止。草木を採取しない等。登拝には2時間~3時間かかり、途中にトイレはない。入山許可証には緊急連絡先も書くので身もひきしまる。

初めてだし1人だしで緊張していたが、白いタスキを掛け、人型の紙で身を清め、竹の杖をお借りしていざ入山!山中でのことはあまり書かない方がいいみたいなので詳しくは書かないが、はじめは「わー、綺麗…」と周りを見渡す余裕があったが、最終的には竹の杖の存在に感謝をするほどの道のりだった。返却時に杖に拝むくらい。でも気持ちはすっきりして、本当に行って良かったし、また行きたいくらい気持ちのいい場所だった。


今回はひとり旅だったので、予定をコロコロ変えてひたすら歩いた旅行だった。1日目に鞍馬山に登ったため、2日目の大神神社は筋肉痛を抱えたまま登拝することになるとは…。そもそも鞍馬山は行く予定なかったのに、嵐山が激混みだったので急遽行くことにしたのだ。でも鞍馬山も静かで好きです。


子宝祈願の神社は、野宮神社、岡崎神社、伏見稲荷にあるお産湯稲荷に行ってきました。特に岡崎神社は静かだし、うさぎが可愛いのでおすすめ。


毎日2万2000歩歩いた今回の旅行。こんなのひとり旅じゃなきゃ絶対にできないけど、もういい大人なんだしもっと落ち着きのある旅をしたいものだ。でもいい気分転換になったし、自由気ままで楽しかったのでいいか。


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