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Joe Cubaを知らないサルサ好きはいない

前回、Joe Cubaというプエルトリコ出身のミュージシャンがブーガルーという音楽性を作ったと書いた。

とは言うもののJoe Cubaはちゃんとしたラテンもやっていて、アメリカサルサを牽引していた。むしろそっちの方が個人的に好みだ。ラテンでありがちな重厚なホーンセクションを排除してビブラフォンを導入している。これで軽快感がでている。ラテンではホーンを入れるかストリングスを入れるかビブラフォンを入れるかでノリが違ってくる。カル・ジェイダーのようなラテンジャズビブラフォンの名手もいるくらいビブラフォンの軽快さはラテンに合う。

このちょび髭コンゲーロ(コンガ奏者)がJoe Cubaだ。彼以外にもサルサの重要人物がこのバンドに所属していたのも有名だ。ティンバレス&voのJimmy Sabater(度々来日している)、さらにはサルサの重要ボーカリストであるCheo Felicianoだ。CheoはJoe Cubaとのバンドよりもファニアでのレコーディングとファニア・オールスターズでの活動の方が有名かもしれない。

さて、なぜ日本人はラテン音楽を聴かないのか分からない。4つ打ちの欧米のディスコファンクはよく聴くのに。ラテンを聴いているのは音楽関係者やダンス関係者しかいない。
そして、こうやってJoe Cubaについて盛り上がってるのは日本で私だけではないかと思ってしまう一抹の寂しさもある。

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