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スライドギターとは何か?ラップスチールギター編

スライドギターのルーツについて調べてみた。特にラップスチールギターだ。ブルースマンのスライドギターと違ってけっこうこの辺は何だかよく分からないが、もともとはハワイの楽器であることは間違いないようだ。

オアフのJoseph Kekukuが勝手にスライドギターを作ってアメリカ全土をツアーしたという。20年代の話だ。なぜこんな風にギターを弾くようになったかは不明。たぶんオープンコードで簡単に曲を弾こうとしたのは間違いないのかな。純粋な大衆音楽のコード進行はそんなに難しいものでもないし。

金属弦がはられてピックが使われるようになったのもハワイアンバンドの影響が強い。これは知る人ぞ知るギタリスト。ボブブロズマン。

横にして弾くのが一般的で弦高はかなり高い。というか弦高なんて概念はなさそうだ。

ベンハーパーで有名なWeissenbornというブランドが最初期のスライドギターのブランドだ。

ナショナルのリゾネーターギター。またボブブロズマン。っていうかこの人しか知らない。この人はエレキギター以外は何でもやるし、普段は音楽大学の教授をやっているらしい。日本で言ったら文化勲章ものかもしれない。ちなみにリゾネーターというのは円盤型の反響盤が組み込まれていること。バンジョーに組み込まれていることで有名だ。

ナショナルからドブロが枝分かれした。この辺のブルーグラスがドブロだと思うけど違うかもしれない。こういったドブロやナショナルのギターを使う人をドブリアンというらしい。

そんでここからはエレキギターの始まりの話。スイスからアメリカへ移民したアドルフ・リッケンバッカーは鋳物屋だった。鋳物でギターを作った。名前もそのままスチールギターとした。リッケンバッカーはビートルズのためにギターを作ったのではなく、やはりブルーグラスやウエスタンスイングがルーツだった。そんで磁気ピックアップを付けた。ピックアップのいきさつは良く分からない。

アメリカ本土でも活躍した有名なハワイアンギタリストのソルフーピーがこの初期型のギターを弾いている。初期型は見た目からフライパンと言われていたのは有名な話だ。

そんでペダルスチールギターのシステムが開発されるのだが、ジャズを演奏するのにキーを変えるために必要だったそうだ。有名なブルーグラス系のスライドギタリスト。Buddy Emmons。たぶんこれがバディーの若い時の映像だと思う。

なぜかバディーは日本でスチールギターでジャムセッション。テレビでこんなことやるなんて今では信じられない。しかもスチールギターだ。

そんで日本人だったらこれだ!マヒナだ!

なんか横のスライドギターって今ではあんまりはやらないぞって感じみたいだけど、逆に狙ってみるのも良いかもしれない。エレキギターにトレモロシステムが装着されているのも明らかにスライドギターの影響だろう。普通のギターよりも正直簡単そうだ。金属の棒をのっけるだけだから。どうだろうか?

おしマイケル。

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