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70年代ラテンのウィリーコロンのアルバム紹介 パート1

ラテン音楽が好きなのでもっとしつこい感じで書くことにしました。アメリカの70年代ファニアレコードのウィリーコロンのアルバムはたぶんどれもプラチナムかダブルプラチナムになっているのでウィリーコロンのアルバムを全部紹介したい。日本ではやめた方がいいかな。。。

67年のデビューアルバムの「El Malo」。ややこしいがジャケットの二人の写真は両方ウィリーコロン。70年代のニューヨークのサルサブームはプエルトリコ移民が作ったと言っていい。もちろんウィリーコロンもそうで、その音楽的才能は素晴らしく、ファニアレコード全面的にバックアップのもとデビューとなった。英語とスペイン語を話して頭もいい。とにかくスマートで才能豊かな人間だったらしい。

今の時代はYOUTUBEで全アルバム丸々全部聴けてしまう。ものすごい時代になったものだ。著作権って何だろうって感じだ。CDショップでもamazon.co.jpでも全然手に入らなかったのに。。。

そんで68年セカンドアルバムの「The Hustler」だ。ちなみにこのジャケットの中央がウィリーコロン。左隣が有名なティンバレス奏者のNickey Morreroだ。

68年サードアルバムの「Guisando」。このアルバムのジャケットにはウィリーコロンの重要な相棒のボーカルのエクトルラヴォーも登場した。

全アルバムジャケットはワルが育って悪事を働くというコンセプトになっている。ジャンプのコミックの背表紙みたいな。とりあえずここでは銀行強盗成功という感じ。

ウィリーコロンは基本的に作曲、編曲、トロンボーン演奏を担当。ボーカルはエクトルラヴォーだ。ラヴォーのボーカルは見事でだんだん注目を引くようになる。

音楽性はキューバやプエルトリコのソンモントゥーノ形式のラテン音楽、ロックとラテンが合わさったブーガルー、ウィリーコロンがビートルズ辺りを参考にして作ったと思われるキャッチーなオリジナル、それとウィリーのトロンボーンをフィーチャーしたインストの4種類くらいかな。

どの曲もラテンの16ビートが効いていて聴いていて気持ちがいいし、ボレロ(バラード)はラヴォーのソウルフルなボーカルが楽しめる。

この3枚でのバンドのメンバーは流動的でファニアが全面的にバックアップしてラテンの有名なセッションメンバーを集めたレコーディングとなった。

先にも書いたけどエクトルラヴォーというボーカルが着実に力をつけていく様がよく分かる。この人は70年代サルサの超重要人物だ。いろんな意味でサルサ界のフレディーマーキュリーといった感じだろうか。

まだまだアルバムがたくさんあるけど疲れたので次回。

おしマイケル。

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