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風刺とエンタメ



その過激な内容ゆえに、一時は公開中止となる騒動となった。

はじめに


動画配信サービスNETFLIXにて配信中の映画を紹介するこのコーナー。
記念すべき第一回目は「ザ・ハント」。いきなりの問題作です。
あくまで、個人的な感想の"鑑賞記録"です。ご了承ください。

あらすじ

広大な森の中で目覚めた12人の男女。

全員が猿ぐつわをされており、森に辿り着くまでの記憶を全員が失っているという、異常な状況となっていた。

さらに、森の中心地に、いきなり巨大な木箱が出現した事で、一同は困惑。

木箱に罠が仕掛けられている可能性がある中、1人の男性が木箱を開ける。木箱からは1匹の子豚が出現した後、さまざまな武器が入っている事が判明。さらに、猿ぐつわを外す鍵も見つかり、1人1人錠前を外していく。

しかし、その瞬間に何者かの狙撃が始まり、男女は次々と命を落としていく。逃げる者も、森の中に仕掛けられた、数々の罠の餌食になってしまう。

残された者は、これは富裕層が娯楽として、庶民階級を狩る為に作った組織「マナーゲート」による「人間狩り」であると気付く。「マナーゲート」の「領域」から逃げ出した3人の男女は、近くのガソリンスタンドへ助けを求める。一見、温厚そうな老夫婦のいるガソリンスタンドだったが、これも「マナーゲート」の罠だった。そして3人の男女は、次々と命を奪われてしまう。

※ベティ・ギルピン演じるクリスタル・クリーシー

その後、ガソリンスタンドに、獲物とされた女性、クリスタルが訪ねて来る。老夫婦は、クリスタルを騙し、命を奪う機会を伺いつつ対応する。しかし、クリスタルは老夫婦のを見抜き、2人を返り討ちにする。


何もかもが理解できない状況の中、クリスタルは生き残りを賭けた「マナーゲート」との戦いに身を置く事になってゆく。


映画を観ての感想

個人的にはこの社会的な風刺については疑問が残ります。まず本作は前半こそ貧困層VS富裕層という枠組みこそあれ、結果的には単なる復讐劇であり、私怨によるもので完結しています。そこが中途半端だったかなと。はじめて飲む高級シャンパンを一気飲みしながらクリスタルが「クソうまい」と高笑いするシーンだけは良かったかな。

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