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エッセイ:好きなおかずの話-その弐


 日本の食卓に欠かせない魚とも言えるサケ。おにぎりの具としても人気が高く、近年はフレーク状に加工し、瓶詰めされたものも販売されている。
サケは種類によって旬が異なり、そのなかでも秋に旬を迎えるのは秋鮭。産卵のために秋になると川を遡上するものが、そう呼ばれる。紅鮭、銀鮭などの種類があるが、日本で水揚げされる生鮭のほとんどが白鮭といわれている。またその中でも「秋鮭」とはオホーツク海などを数年回遊した後、産卵の時期である秋に日本の川へ戻ってくる白鮭のことを指すといわれる。

和朝食の定番・鮭

「秋鮭」は「あきざけ」「あきさけ」「あきじゃけ」「しろさけ」など様々な読み方が存在する。さらに、地域によっては「鮭は秋の味覚」ということで「秋鮭」のことを「秋味」と呼び、秋の味覚の一つとして親しまれている。

味噌焼きもいいけど…


「ちゃんちゃん焼き」も人気

 「秋鮭 レシピ」と調べてみると「味噌焼き(ちゃんちゃん焼き)」と出てくることが多い。もちろん、味噌焼きも美味しいのだが、私は「バター焼き(ムニエル)」が好き。たまに自分でも作る。バターの香りが食欲をそそる。皮のパリッとした感じもよい。昨年くらいに「バターをかけながら焼くことで皮はパリッと、身はふっくらジューシーに仕上がる」と知り、実践したらまずまずの出来でうれしかった。何事もやってみなければ分からない。

 鮭の切り身は小骨や臭みが少ない為、子供も食べやすく様々な料理に使いやすい。その中でも秋鮭は産卵前の為、脂が少なくさっぱりした味わいが特徴。だから、ムニエルにも適している。個人的には醤油をほんの少し垂らし、バター醤油ソースで食べるのが好き。下味をつけるときに塩コショウを多めにまぶすのがおいしいひと工夫だと思っている。(かけすぎ注意)

レモンも欠かせない

塩焼き、味噌焼き、クリーム煮。どれもおいしいが、私はやっぱり「バター焼き」が好き。パサつきがちな鮭の身もこれならペロリ。弁当にもバター焼きが入っているとかなりうれしい。最近作ってなかったな、やってみるか。

次回へ続く…🥢🍚


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