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#とある外科医と毒舌な歯科医

白衣を着て、自転車で彼がやってきそう

かつて多くの人を感動の渦で包み込んだ医療ドラマがあったのを覚えているだろうか。それは『Dr.コトー診療所』。主人公の外科医・五島健助(演:吉岡秀隆)が自ら志願し、異動してきた離島・志木那島の診療所で、そこに暮らす人々の温もりや命の重さを見つめ続けるというヒューマンドラマだ。

ついに、スクリーンへ

同作が前作から実に16年ぶりの続編にして、初の映画化となって帰還する。
診療所で共に働く看護師・星野彩佳(演:柴咲コウ)との間にも「ある変化」があったようで、彼らをはじめ、ドラマシリーズでおなじみの面々も登場するらしい。世界中がそうであるように、この島にも「あの病」はやって来るのか。だとすれば、どう描くのか。個人的には、そのあたりも注目している。公開は12月ということで、まだ少し先だが、楽しみに待とうと思う。


話は変わり…

おととい深夜に放送していた「NNNドキュメント22」で山梨県甲府市にあるとある歯科医院の院長が特集されていた。『口は悪いが腕は立つ!』というコピーがぴったりの毒舌キャラが人気のようだ。彼は毎週木曜日、一般患者の休診日を利用して、30年以上障がいがある子どもたちの診療を続けている。『患者さんに合わせ、患者さんを待つ診療』。それが院長のスタイルだ。

「障がい者の治療は町の歯医者じゃ手に負えない」なんてダレが決めた?。
院長はそう語る。また、「休診日まで働いて、しんどくないか」という問いには「おれが面白いの、だから夢中になってなんぼでもやれる」との答えが返ってきた。毎回、違う態度や表情を見せる彼らとの時間を楽しんでいる。


一般的な

障がい者の歯科診療は、歯科医と患者、双方の安全や治療時間の効率性を考えて、身体抑制や麻酔を用いることが多い。しかし、当医院は違うようだ。
「歯医者は予防が基本、治療のたびに麻酔をしていたら負担がかかるし無理がある」と院長は話す。確かに健康な歯を守るのに障がい者も健常者もない。彼の信念は、共に働く歯科医3年目の息子にも確かに伝わっているはず。

あの人がいるから

穏やかでいられる、素直になれる。そんな場所や人が誰しもあるはずだ。
障がいがあっても、なくても「人は誰かを守り、同じように守られている」
フィクションでも、リアルでもきっとどこかにいる。そんな人になりたい。
と考えていたら、明日もきっといい日になる気がしてきたよ。皆に幸あれ。
(しれっと、アイコン変えました。みんな、おぼえてね)

AO

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