見出し画像

【暗殺教室】子供に読ませたい教育漫画【漫画感想】

皆さん、暗殺教室という漫画をご存じですか?

タイトルや「殺せんせー」という黄色いタコ型生物を目にしたことがある方は多いと思います。

なんだか物騒なタイトルの漫画だと思った人も多いと思います。

なので今回は、【暗殺教室】を
・まだ見たことがない人
・昔読んでいたけど内容を忘れてしまった人
に向けて、面白さと、作中の名言について記していきます!

この記事を読んで少しでも興味が沸いたら、数話だけでも読んでみてください。



【暗殺教室】とは

Amazonより

概要


『暗殺教室』(あんさつきょうしつ)は、松井優征による漫画作品で、週刊少年ジャンプにて2012年から2016年まで連載されていました。
物語は椚ヶ丘(くぬぎがおか)中学校の3年E組を舞台としています。

号令と共に教室を満たす銃声!

椚ヶ丘中学校3年E組は生徒全員が先生の命を狙う暗殺教室。教師と生徒、標的と暗殺者の異常な日常が始まる――!

少年ジャンプHPより

あらすじ

物語は、月の大部分を破壊し、1年後に地球も同じ運命を迎えると宣言する謎の生物、殺せんせーの登場から始まります。この生物は、マッハ20を誇るスピードと能力にもかかわらず、日本の私立中学校、椚ヶ丘中学校の3年E組の担任教師として働くことを決意します。

政府は、この生物の破壊を阻止するために、3年E組の生徒たちに暗殺を命じ、生徒たちが成功した場合には100億円の賞金を与えることを約束します。殺せんせーは、生徒たちに暗殺技術を教える一方で、彼らの学業や人格の成長も支援します。

生徒たちは次第に、殺せんせーの驚異的な能力や独特の教育方針に惹かれ、彼を尊敬し始めます。物語は、彼らが暗殺を試みつつも、彼から学び、成長していく過程を描きます。さらに、殺せんせーの過去や彼が地球を破壊しようとしている理由が徐々に明らかになっていきます。

メディア化としては、アニメ化・実写映画化・ゲーム化などを経て、2023年10月時点の累計発行部数は2700万部を突破しています。



殺せんせーの名言


そんな殺せんせーは作中で数々の名言を誕生させます。
どんな名言があるのか、本記事では2つ紹介します!

その①

学校や肩書など関係ない。清流の棲もうがドブ川に棲もうが、前に泳げば魚は美しく育つのです。

第17話 しおりの時間

修学旅行編(第15話~第19話)
1学期最初の中間テストを終えた3年E組の生徒たちは、2泊3日の修学旅行に出かけます。
しかし、旅行先のグループ行動で、主人公である潮田渚(しおた なぎさ)たちのグループが不良たちに絡まれ、茅野カエデ(かやの かえで)と神崎有希子(かんざき ゆきこ)が拉致されてしまいます。

連絡を受けた殺せんせーと渚たちは捜索を開始し、不良グループが隠れていた場所を特定し、乗り込みます。

左から潮田渚、茅野カエデ、神崎有希子
(TVアニメ「暗殺教室」公式サイトより)

その不良たちが拉致した目的は何か…?
それは、「エリートぶっている奴らを台無しにしたいから」でした。

そうした流れの中で、物語は以下のように展開します。

不良:
……ケ、エリート共は先公まで特別製かよ。
テメェも肩書で見下してんだろ?
バカ高校と思ってナメやがって。

殺せんせー:
エリートではありませんよ。
確かに彼らは名門校の生徒ですか、学校内では落ちこぼれ呼ばわりされ、クラスの名前は差別の対象になっています。
ですが、彼らはそこで様々な事に実に前向きに取り組んでいます。
君たちのように、他人を水の底に引っ張るようなマネはしません。

学校や肩書など関係ない。清流の棲もうがドブ川に棲もうが、前に泳げば魚は美しく育つのです。

第17話 しおりの時間

3年E組は、「EndのE組」と呼ばれ、A,B,C,D組からいじめや差別を受け、校舎は山奥のボロ校舎で勉強させられています。

しかし、そこで暗殺やテスト勉強といった様々な事に前向きに取り組んでいる。それを殺せんせーは一番近くで見ていたからこそ、生まれた名言だと思います。

与えられた環境で、自分のできる最善を尽くすことの重要性を伝えています。



その②

親がくれた立派な名前に、正直大した意味は無い。
意味があるのは、その名の人が実際の人生で何をしたか。
名前は人を造らない。
人が歩いた足跡の中に、そっと名前が残るだけです。

第89話 名前の時間

第89話 名前の時間
皆さんは、自分の名前好きですか?

僕自身は、自分の名前が好きですが、人によっては気にしている人もいるかもしれません(当て字やキラキラネームなど)

この話で焦点が当たるのが、木村正義
なんと読み方は、「きむら ジャスティス」と読むそうです!

木村正義(TVアニメ「暗殺教室」公式サイトより)

木村君の両親が警察官で、正義感で舞い上がって付けてしまったとのこと。

そんな中、クラスメイトをコードネームで呼び合う訓練が始まりました。

暗殺教室好きの間で「コードネーム回」と呼ばれるこの話は、作中屈指の人気エピソードで、コードネームのセンスが爆発していて、読者の間で話題になりました。

(違法アップロードですが、400万回近く再生されていることから、人気の高さが伺えます)

訓練後、木村は殺せんせーに、「なぜ自分だけ本名のままだったのか」尋ねます。
殺せんせーは、今日の訓練の内容を知っていたため、活躍すれば「ジャスティス」という名前でもしっくりしたはずだと言います。

その後、殺せんせーは木村に向かってこう言います。

安心のため言っておくと、木村君。
君の名前は比較的簡単に改名手続きができるはずです。
極めて読みづらい名前であり、君はすでに普段読みやすい名前で通している。
改名の条件はほぼほぼ満たしています。

でもね木村君、
もし君が先生を殺したなら、世界はきっと君の名前をこう解釈するでしょう。
「まさしく正義だ」
「地球を救った英雄の名にふさわしい」と。

親がくれた立派な名前に、正直大した意味はない。
意味があるのは、その名の人が実際の人生で何をしたか。
名前は人を造らない。
人が歩いた足跡の中に、そっと名前が残るだけです。


もうしばらくその名前……大事に持っておいてはどうでしょう。
少なくとも暗殺に決着がつく時までは……ね

第89話 名前の時間

コードネームで読者を爆笑の渦に誘ってからの、このセリフ……
まさしく名言、神回だと思いました!

名前や肩書ではなく、その人が実際に行ったことに注目することの重要性を説いています。

以上のように、「暗殺教室」は、暗殺を通じて生徒たちの成長を促し、生きる上で重要な考え方を教えていく、教育漫画なのです。

もしお子様をお持ちの方がこの記事を読んでいる場合、子供たちにぜひ「暗殺教室」をおすすめしてください。

僕自身は、この漫画を通じて

  1. 最善を尽くすことの重要性

  2. テスト勉強の面白さ

  3. 目標に向かって仲間と一緒に取り組むことの意義

などを学ぶことが出来ました。



松井優征が描く「歴史漫画」に要注目!


そんな「暗殺教室」は既に完結している漫画ですが、作者の松井優征先生が描く、新たな歴史漫画のアニメが7月から放送されます。

そのタイトルは、『逃げ上手の若君』

Amazonより

「魔人探偵脳噛ネウロ」「暗殺教室」の松井優征が少年ジャンプに帰還!

最新作は史実を描く逃亡譚!鎌倉と室町の歴史の狭間で、誰にも物語られたことのない逃げる英雄がいた――。

その名は北条時行。足利高氏によって鎌倉幕府を打倒され、家族も地位も失った少年は、地の果てまで逃げ延び復讐を遂げられるか!

少年ジャンプ公式サイトより

私は単行本で読み進めているのですが、「面白い!」

日本史をほとんど勉強していない人でも、作中や単行本には解説がたくさん掲載されているので、読みやすく、勉強になると思います。

アクション、シリアス、ギャクのバランスが良く、松井先生らしい「計算された完成度の高い漫画」になっています。


以上、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
「暗殺教室」が好きな方や気になっている方は、いいねやフォローしてくださると、嬉しいです!

今後も漫画や小説、アニメ、ドラマの感想や紹介記事を書いていきますので、お待ちください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?