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Webエンジニア/プログラマー 関心:設計、リファクタリング、テスト、モデリング

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最近の記事

【2024年6月】読書記録

読んだ本「具体⇔抽象」トレーニング 具体/抽象とは何か。情報量という横の価値観と抽象化という縦の価値観を表した△のモデルが印象的だった。ネットやAIによって情報を得ることは容易になったので、断片化した情報からどのように抽象化していくかが重要になってくる。 Design It! デザイン思考を使ってソフトウェアアーキテクチャを設計していくための入門書。アーキテクチャをどのように設計していくかの指針になる。それぞれの場面で使えるメソッド集もあるので、困った時は読み返してみよ

    • 【2024年5月】読書記録

      読んだ本Clean Architecture ソフトウェアを変更しやすい状態に保つには、「振る舞い」だけではなく、「構造」にも注目する必要がある。変更しやすい構造を実現するため、関心事を分離し、依存性を制御する考え方や方法について説明されていました。 新しいLinuxの教科書 第2版 CLIに絞って、Linuxの基本操作について解説されています。VirtualBoxを使用してハンズオンで進めていけるので、基本を学び直すには良い本でした。 仕事に役立つ新・必修科目「情報

      • 読了『新しいLinuxの教科書 第2版』

        動機業務でLinuxを扱うことはあるものの、体系的に理解できている自信がなかったので「基本からおさえていこう」ということでこの本を手に取りました。 最近はクラウドプラットフォームが登場して以前ほど意識せずにサービスを構築できたりしますが、まだまだ触ることはあるのでしっかりと理解しておきたいところです。 こちらの本を選択したのは、『入門モダンLinux』のイベントで”Linuxを「使う」ための最低限の知識が得られる”という形で紹介されていたからです。(この時点では第2版の発売

        • 読了『仕事に役立つ新・必修科目「情報Ⅰ」』

          ITに対する世の中の状況(温度感?)みたいのを感じたくて読んでみました。 学校教育におけるIT高校の「情報Ⅰ」では、ITパスポートの内容のざっくり半分ほどを学習することになるようです。私が高校生の時はITはもちろん統計やデータ分析も扱っていなかったので「いまの高校生はこんなことを学ぶのか・・・」と驚くと同時に専門家として身が引き締まる思いです。私が学習したのはITパスポートがまだ初級システムアドミニストレータと呼ばれていた頃だったので、改めて試験範囲を学習するのが良いかもし

        【2024年6月】読書記録

          【2024年4月】読書記録

          読んだ本徹底攻略UML モデリング技能認定試験問題集 L2 対応 少し古い問題集ですが、これを活用することで無事L2に合格。受験レポートはこちら↓。 第1章 ドメイン駆動設計の概要 (Software Design 2024年3月号 第1特集) 「さまざまな設計手法を基礎・中核・全体に分類して、それぞれの位置づけと関連性を捉える」というアプローチが新鮮でした。「軽量DDD」という言葉もなんとなくのイメージしかなかったので、この言葉が登場した『実践ドメイン駆動設計』も合わ

          【2024年4月】読書記録

          Technology Radarの2024年4月版を読んでみた

          Thoughtworks社が独自に調査・公開しているTechnology Radarが4月に更新されたので、その中で気になったのをまとめておく。 Techniques > AdoptRetrieval-Augmented Generation (RAG) この分野はさっぱりだが、LLMが生成する結果の精度が向上するらしい。 Techniques > TrialContinuous compliance コンプライアンス要件の検証もパイプラインに統合ことが効果的らしい。

          Technology Radarの2024年4月版を読んでみた

          【アプリ開発】スマートスピーカーとの対話に挑戦してみた

          1日かけてスマートスピーカーと対話するアプリを開発しようとしてみたのでその記録をまとめておく。 モチベーションこれまでWebブラウザで使用するアプリケーション開発ばかりに携わってきたので何か別のものをと思ってIoTというキーワードで考えてみた。 残念ながらハードウェアの知識は少ない。そのうえで週末に手軽にできそうなものを、ということでスマートスピーカーと対話するアプリケーションを作ろうと考えた。 以前見たスライドで100行未満のコードで作られていたので、なんとか1日くらい

          【アプリ開発】スマートスピーカーとの対話に挑戦してみた

          【2024年3月】読書記録

          読み終わった本開発系エンジニアのためのDocker絵とき入門 感想などはこちら↓。 【改訂版】UMLモデリング技能認定試験 <入門レベル(L1)>問題集 無事、L1に合格。受験レポートはこちら↓。 服が、めんどい それぞれのアイテムに対してポイントや良い例、ダメな例が簡潔にまとめられている。これなら頑張れそう。 読んでいる本徹底攻略UML モデリング技能認定試験問題集 L2 対応 ソフトウェアアーキテクチャメトリクス 気になっている本進化的アーキテクチャ D

          【2024年3月】読書記録

          OOC2024に当日スタッフとして参加した話

          2024/03/24に東京のお茶の水女子大学でObject-Oriented Conference 2024が開催されました。前回の2020年から4年ぶりの開催となるこのObject-Oriented Conference(以下 OOC)に当日スタッフとして参加してきました。 参加の経緯そもそもOOCを知らなかったのですが、オブジェクト指向やソフトウェア設計への関心が高く、普段ウォッチしている方々が登壇されるということで、このオフラインイベントに北海道から参加することに決め

          OOC2024に当日スタッフとして参加した話

          読了『開発系エンジニアのためのDocker絵とき入門』

          読んだ動機Dockerは開発で使っていますが、必要な部分だけをピックアップして使っていたので、体系的な理解が不足していると感じていました。そんな時にこちらの書籍が発売されたので、これ幸いと手に取りました。 全体の感想期待したとおり、Dockerの基本的なところをキャッチアップできました。ページ数は約350ページとそれなりにボリュームはありますが、イラストやターミナルでの実行例などが多く、実際に手を動かしながらサクサク読み進められます。 全体の構成は、まずDockerの背景に

          読了『開発系エンジニアのためのDocker絵とき入門』

          【2024年2月】読書記録

          読み終わった本Clean Craftsmanship ボブおじさんの最新著書。感想などはこちら↓。 第1特集 『テストの設計してますか?』 Software Design 2024年2月号の特集。感想などはこちら↓。 読んでいる本【改訂版】UMLモデリング技能認定試験 <入門レベル(L1)>問題集 UMTP認定試験のL1受験をモチベーションにUMLの勉強中。 エンジニアのためのドキュメントライティング 解像度を上げる 翔泳社のITエンジニア本大賞2024でビジ

          【2024年2月】読書記録

          特集『テストの設計してますか?』の感想

          始めにSoftware Design 2024年2月号の特集『テストの設計してますか?』を読んだので、その感想をまとめておきます。 この特集を読んだのはソフトウェアテストについての知識を深めたかったからです。私はアプリケーション開発者として安定してかつより品質の高い開発ができるような活動に注力していますが、そのためには信頼できるテストが必要です。より良い開発者テストを実施したり、テスト専門家と連携するため、ソフトウェアテストについて学習しています。 第1章 ソフトウェアテ

          特集『テストの設計してますか?』の感想

          読了『Clean Craftsmanship』

          全体の感想など当書は、ソフトウェアの重要性が高まり社会的責任が問われるようになってきた背景を踏まえて、プログラマーのプロ意識や職業倫理といったものを規律・基準・倫理の3つの観点から啓蒙している。 「給与の高さや自由度の高い労働環境といった高待遇」や「お金や時間がないのでとにかく動くものをリリースする」といった側面のみ重要視されているような印象を受けるが、高待遇や技術に則した責任を意識する必要を感じている。(とはいえお金は大事。貧すれば鈍する) このように表現すると精神的部

          読了『Clean Craftsmanship』

          【2024年1月】読書記録

          読み終わった本『ドメイン駆動設計入門』 ドメイン駆動設計における「概念を実装に落とし込むためのパターン」の部分に重点を置いて解説されている。この”パターン”とは具体的には、『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計』の2部から3部に登場する値オブジェクトや仕様のこと。こうしたパターンを詳しく理解していくことで、コードベースで概念を表現するイメージが深まっていく。しかしながら、ドメイン駆動設計の本質は概念を抽出する方にあるので、パターンの方が目的にならないように注意が必要。

          【2024年1月】読書記録