インバスケット演習サンプルその16　人間関係に関する悩み相談

今回のサンプルは、部下から人間関係に関する悩み相談が届いたというシチュエーションです。

問題内容

貴方はあるメーカーの新任営業所長です。
前任者のメールボックスを確認すると、部下の桑原さんからこんな相談が届いていました。

〇〇所長

松井さんの行動や言動に悩んでいます。
彼が優秀なことは理解していますが「私のやり方は効率が悪い」と否定ばかりされるのが非常に辛いです。
私は私なりの方法で会社に貢献しているつもりです。
私が間違っているのでしょうか。

文面を見る限り、桑原さんは非常に悩んでいる様子。
こんな時、どのように対処してあげるのが良いでしょうか。

次のアクション例

• 辛い気持ちを伝えてくれた事に対し、お礼を言う

• 詳しい内容を聞きたいので、出社次第面談を設定する

• 勤務環境をよりよい方向へ持っていきたいので、これからも協力をお願いしたいという気持ちを伝える。

このメールは桑原さんの主観で書かれたもので、実際に松井さんがどのような意図で、どのような言葉をかけたのかは一切分かりません。桑原さんのやり方に問題があり、松井さんはそれを注意しようとしていた可能性だってあります。断片的な情報で全てを判断するのは非常に危険です。

まずは上司として桑原さんに寄り添う姿勢を示し、出社してからしっかりと桑原さんの悩みに向き合いましょう。

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