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人が楽器で発音するときにその人の内部では何が起こっているのだろうか、ということについて

よそで書き殴って推敲もしてないので乱文のままなのを最初に伝えておきます。

それでは。

最近気になっていること。

人は演奏するとき、特に発音するときにその人の内部では何が起こっていて何が行われているのか?
それは人によって全く違うのではないか?

自分のことしかわからないので、他の人がどのようにしているか、とても気になっている。

初めてtubaを手にした時は、典型的なブラバン教育を受けたので、B♭を「ド」だと思い込まされた。
後にクラシックなどを始めるときにこの感覚は邪魔だと思って苦労してCをドだと思うように矯正した。
ちょどその頃、調音やソルフェージュなどの訓練もしていて、耳にする音が全部ドレミに聴こえるようになってしまった。

なので基本的には、吹く音の階名(ドレミ)を発音と同時に物凄く強く念じながら音を出している。これが自分には当たり前過ぎて最近まで気がついていなかった。
しかし、ノイズ、非楽音などを出す時はそういう意識はない。ただ音を音として出すことに専念している。

多分これは金管奏者特有なのかもしれない。触っただけとか弾いただけで音が出ないので、何かはっきりとした意志とともに発音しないと音が出ない。何かしら自我と強く結びついているようにも思える。長年それが嫌だった。

音楽を演奏する仕組みとか聴き方、聴いているときに人間の中に行われていることに関しては色々と話も聞くし研究もされているけど、こちらの方は寡聞にして知らない。
それぞれ、物凄くちがうのではないか、と強く思うようになってきた。

というのは身近だと昨日も共演したトロンボーン高橋保行を観ていて考えることが多いのだ。

僕などはおそらくありきたりで、演奏しているフレーズなりメロディーなり、まあ音のつながりを演奏しながら同時に頭の中で「歌っている」のだが、やっさんは全く歌っていないらしい。
口の形と息の量とスライドのポジションで、シーケンサーの打ち込みとかギターを弾くみたいに演奏しているそうで、あまりの自分との違いに驚いた。

ある時、持っていった曲の音の高さが高くてキツそうだったので「その高い音1オクターブ下げていいよ」といったら
「あ、俺そういうの出来ないから」と言われた。
読んだ楽譜を頭の中で打ち込みし直さないといけないらしい。
どういうことだ?

違っているというのは興味深い。
身近にはもうひとり「全く歌わない」というが居て、何かが共通している。

リズムに関しても最近似たようなことを考えていて、
自分の出した音でリズムを取っている人と、出す音とは別にリズムを感じていてその上で音を出す人の違いがあるのではないかと思っている。
自分は後者で(自分がそうなのかは置いておいて)ジャズミュージシャンにはそのタイプが多いような気もする。
それと別に厳格に決められたリズムをキープする人も居て、クラシック奏者は周りとリズムがズレても一人だけそのテンポなりリズムを一人だけでもキープする、という実験が昔あったような。

何をどうしたいというよりも、その人の内部に置いては何が行われていてどうして発音しリズムを演奏しているのかが、気になっているだけだ。

音名や音階に色を関連付ける人もいるし(自分もある程度そう)、全く違った理屈や方法で音を出しているのかもしれない、と思うととても興味深い。

オチは特にない。
ただ、しりたいということで、今後個人的にお話を伺うかもしれません。

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