タコさんウインナーの死骸(2022年4月6日の日記)
・海だ!
・カヌーだ!
・でっけ~~~しじみだ!!!!!!!!
・今日は石垣2日目の旅行記です。
・しじみでっけ~~~。
・でっけ〜けどおいしくはないらしい。悲しいね。
・今日は朝から宮良川のマングローブでカヌーを漕いだ。ひとりで行ったからガイドさんが同じカヌーに乗ってくれるかと思ったら普通にひとり一艘で、今日のハイライトは転覆か…と思ったが何とか大丈夫だった。座礁はした。
・最初は左右の漕ぎ加減がつかめずくるんくるん回っていたが、何とか中盤からはコントロールが効くようになり精神面が楽になった。ガイドさんを手こずらせることに精神の摩耗を強く感じるので…。
・動植物の説明を受けながら川を下っていると、木の向こうに現在は停止しているサトウキビ工場の煙突が見えた。以前の参加客に煙突マニアがいて、マングローブから生えた煙突が見れるのはここだけと興奮していたらしい。今のところわたしは煙突マニアでは無いのでマングローブから見える煙突だな、という感想しか抱けなかったが、いつの日か煙突の良さに目覚めた時、今日のことを口惜しく思い出すのだろうか。
・橋の下には燕が巣を作っていた。そもそもあたたかいから引っ越さないらしい。合理的だな。
・ヤエヤマオオコウモリという60センチのでかでかコウモリがいるそうだが、コウモリの特徴である超音波が出せないらしい。目が見えるので普通に餌を探すし、そもそも主食は果実なので超音波で動く獲物を感知する必要が無い。洞窟にも住まない。生態はほぼほぼ夜行性の鳥だ。顔は狸に似ているらしい。何なんだその生物は。
・40分くらいカヌーを漕いだ後、道中の干潟でカヌーを下りて散策をした。
・後ろにピントが合っちゃったオヒルギの種。赤いオクラ。
・種子を落とすことに成功したオヒルギ。
・タコさんウインナーの死骸。オヒルギの花のがく。
・内地で売っているような観葉植物は自生しているのでちょっと育てると急に高く売れるよと教えてもらった。あとたばこの木は税金でめちゃくちゃ儲かるので困ったら植えるといいらしい。ビジネスチャンスがたくさん転がっている。
・「これは食べると泳げなくなって体がゴムになる」と言われたので、出、出~!悪魔之実奴~!!!と冗談だと思ったら本当にモデルになった実だった。ガイドおじさんの小粋なジョークかと思うやんけ。本当なのかよ。南国怖。
・ホテルまで送ってもらう途中で「オニササ」を教えてもらった。わたしは全然存じ上げなかったのだが、有名な地元ごはんだそうだ。揚げささみとおにぎりをビニール袋に入れて一緒に潰し平たくすると食べやすい、それがオニササらしい。地元の高校生がやり始めたのがきっかけ、という実にソウルフードらしい起源をお持ちのご飯だ。うまい。
・わたしは言われるまでこの食事の全容をまったくわかっておらず、ササミの他にコロッケも買ってしまったのでオニササコロになってしまった。
・わたしがササミとコロッケを手にした時に、ガイドさんが「2つ買うなら袋わけた方がいいよ」と言っていたのだが、まったく意味がわからなかったので全部同じ袋に入れた。愚か者がよ。
・オニササコロでもうまい。
・午後はシュノーケリング。
・あらま~。きれいな海です。
・青の洞窟。きれいね〜。
・飛び込めるよと言われたのでダイブした。飛べと言われれば飛ぶ性格、なかなか危険かもしれないな。
・ルリスズメダイおるやんけ。好きな熱帯魚だ。
・洞窟の中に入り、ガイドさんが様々説明をしてくれるが、ガイドさん個人はあまり興味が無い感じが伺えてちょっとウケた。洞窟内にパワーストーンがあり教えてくれたのだが「パワーストーンですね。みんな触りますよ」の言外に漂う「わたしは興味ないがな」感を感じられてなかなか良い。実際どうかはわからんが。
・道中バッタがいた時はガイドさんも写真を撮っていたのだが「虫には興味無いんですけどね。とりあえず撮ります」とはっきり言っていて何だか面白かった。
・洞窟奥にあった鍾乳石。何の形に見えますかと聞かれ、正直ち〇ち〇にしか見えなかったのだがさすがに初手でそれを言うのもなと思い、何すかね~と濁していたらガイドさんがダイレクトに「ち〇ち〇ですね」と言い出したので苦笑ってしまった。古代の人の方が自然物の形をそこを結びつける傾向強いよな。
・さらに奥に入ると、なぜかさっきまで聞こえていた他の観光客の声が急に聞こえなくなったのは不思議だったな。構造上の理由なんだろうけど、完全に無音になってみぞおちがヒュンとなった。
・石灰に覆われた岩。つるつるしている。
・ナマコ。固い。
・滝に行った。垂れ下がっているロープにつかまり滝に向かってターザンダイブが出来るそうなので飛んだ。洞窟の時もそうだが、飛びますかと言われれば飛ぶ。それがわたしだ。危険だな。
・ロープが一番向こうまで振れたあとに、勢いが死んで引き戻される時に手を離して落ちるのが正解だったようだが、普通に勢いがマックスの時に手を離してしまい滝に近すぎる位置にダイブしてしまった。つまり岩肌が近く、若干体を打った。打った瞬間、脳裏にガイドさんの「飛んでもいいですけど保険効きません」という直前の台詞が脳をよぎったが、幸いけがには至らなかった。こんなところで岩に打ち付けて骨折なんてしたくないんだ。保険効かないし。あざにはなったぞ。
・ガイドさんにもかなり心配されたが、自分が先導しているツアーで保険の効かぬ滝にダイブして勝手に怪我をされたら、自己責任のこととはいえ嫌だろうしな。申し訳ない。
・しかし飛んで無傷なことを確認した直後に「滝行します?」と言われた時は「ア゜!?」となったぞ。
・したけどね。
・勢いが強すぎて、まず滝に近づけないという難点があった。横からじゃないと真下に行けないというのはひとつの知見だったな。滝に真っ向勝負を挑んでも勝てない。
・すでにずぶ濡れだったが、いまだメインのシュノーケルをしていないんだぜ?洞窟探検と川遊びの段階で満身創痍だったが、身体とは裏腹にダイブと滝行で精神は若干ハイになっていた。
・さて、
・すごいいる~。
・近い近い近い!!!!!!
・ファンサがすごいな。
・シュノーケリングは防水スマホケースの真価が発揮される時でもあり、浸水したらこの世のOWARIだったのだが、水自体は一切入ってなくて見直した。ただ水に付けるとタッチの反応が無になるので、水の外で動画をスタートさせて沈めるという手法を取らないと撮れなかったな。
・「ここから一番近いAppleストア、台北」とカヌーのガイドさんが言っていた。海外が一番近い島。石垣。
・水中のだるさが一気に来たのでシュノーケリングが終わったあとはホテルでだらついていた。
・腹が減ったぞ!!!!!!
・ウワアアアアアアア
・ウワアアアアアアアアアアアアアアアアア
・アアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!
・見たか!!!!!!!!
・これが大人の金の力だ!!!!!!!!!!
・何よりもラフテーがうまくて笑っちゃった。うますぎる。
・人生初泡盛。ぐああ。ちょっときついな。
・シュノーケリングのガイドさんがビーチで酒飲むのが最高と言っていたから居る内にやりたい。誘われたのを疲れから断っちゃったのは惜しいことをしたかもな。
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