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最南端に立つ(2022年4月8日の日記)

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・やせいの やぎおやこが あらわれた!▼


・石垣旅行4日目。あっという間に終盤だ。帰りが近づいてくるの嫌だな~。

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・嫌だから朝から飛ぶぞ!!!!!オラ!!!!!!!

悔しかったらここまで来てみろ!!!!!!

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・ご覧ください。ここが上空200mです。

・今日は朝一でパラセーリング体験をした。速いボートに乗ってパラセーリングが出来る場所まで向かうのだが、すんごい揺れる。ジェットコースターの上がり下がりを何度もやっているようで、毎度内臓がフワッとなる感覚に襲われる。これでみんな船酔いするのかな。今日は天気はいいものの風が強くて波が若干高いらしい。

・飛べる高さが70m、100m、200mと選べてそれぞれ値段も違うのだが、せっかくだしと200mを予約しておいた。

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・高いよーーーーー!!!!!!!!!

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・海上保安庁の船だ。

・高いけど船に乗ってた時の方が不安定だったな。何度か風に煽られたものの基本は安定していて気持ちよかった。


・一緒に参加していた夫婦に、この後の予定を聞かれ「波照間島に」と言ったらかなり心配された。波照間島までのフェリーはめちゃくちゃ揺れることで有名なゲロ船らしい。

・やばいじゃないか。

・わたしは今回の旅行についてリサーチは最低限の交通手段やツアーのことしか行っておらず、石垣島自体のこととかは何にも知らないで行ってしまった。海がきれいということしかわからん。結果ガイドさんの話は全部初出のことだ〜と新鮮に聞けたが、船に関することは全然知らなかったし、ここでその情報が初出なのはまずい。

・海が荒れると欠航もするから、大体の人は泊まりで行くらしい。たしかに行っても帰ってこれないのはかなりまずい。悩んだが、とりあえず港に行って様子を見ることにした。

・行きの船は通常運行していた。帰りも窓口で聞いたら通常運行予定らしい。帰ってこれないことはなさそうだが、揺れが気になるな。前日のツアーで比較的波照間島に近い西表島までは特に異常なく行けたからいけるか…?やだ〜〜〜〜〜ゲロりたくねえ〜〜〜〜〜〜。信じていいのか…?己の三半規管…!!!!!

三半規管「いいよ」


ドアァア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

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・来ました。もう次いつ来れるかわからないしな。

・結果としては酔い止めを飲んで早いうちに寝てしまったので起きたら着いていた。

・三半規管大勝利!

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・レンタルバイクを借りていくぜ!

・大学生の時に2年くらい原付に乗っていてよかったな。とりあえずご飯を食べよう。

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・ラフテーばっかり食べてるな。


・あっ

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・ヤギじゃん!

・そのへんにヤギがいるということは一応知っていたけど、本当にいる。すげ〜。

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・ハイジじゃん。

・最南端の碑を目指す。道は一本道だが、たまに分かれ道があるので、時々路肩に寄って地図を確認する。普通の道路だったら迷惑極まりないが

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この道誰も通らないのだ。車を一台も見ない。ちょっと怖い。

・よく晴れていて日差しが強いが、己の体力を削ることなくビュンビュン風を受けながら走れるのは気分がいい。日除けのラッシュガードが風を含んでバタバタする感じも好きだな。

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・着いた。ここが日本の最南端らしい。

・「日本最南端之碑」の手書き感がすごいな。

・今回の旅行を知人ばかりの非公開SNSにはひとつも呟いていない。いないけど、自分が今日本の最南端にいるという事実、伝えてえ〜〜〜〜〜承認欲求の怪物がよお〜〜〜〜〜!!!!!!!!

・耐えました。

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・断崖絶壁の高那崎だ。ここの存在は昨日「波照間島 観光」でググったら出た。

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・転んだらただじゃすまない気迫を足下から感じるぞ!おい!やんのか!!!!!

・波すげ〜〜〜〜〜〜〜。だっぱんだっぱん音がする。こんなに離れてるのに水飛沫が飛んでくるぞ。今まで薄い青の穏やか〜な海ばっかり見てきたから、紺青の水の塊がまるで怪物みたいに激しくうねって気泡で真っ白に変わっていく姿はまるで別物だ。これもこれで美しいな。座ってしばらく見ていたが、どこに座っても尻が痛いし、立ち上がる時についた手が痛い。やめろ!

・ちょっとつまづいたらころんと波に落ちてしまいそうに感じる。

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・天文台だ。中に入って入館料を払おうとしたら、プラネタリウムは壊れているので少しの展示と屋上くらいしか無いですけど…と言われたので出てきてしまった。そんなに高い建物でもないので、屋上も少し高いだけだと言われればね…。

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・空港。廃空港かと思ったら緊急用として使われているようだった。

・ここまで見たのは同じ観光客と、道路工事の作業員とヤギのみだ。人住んでるのか?少ないのはわかってるけど、海で隔てられたこの土地で活動している生命の圧倒的な少なさを思うと果てしない気持ちになるな。その気になれば全員が何してるか知ることも可能ってことか?

・集会とかで全島民をひとところに集めたら、その場所以外に動く人間がいなくなるということだ。当たり前だけど、本島ではそんなこと出来ないじゃん…?多くの島民が用事で島外に出払うことがあって、今島には20人くらいしかいません、みたいなタイミングも起こりうるってこと…?

・そんなことを考えながら走っていたら、農作業をしているおじいさんがいた。人間だ。

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・子ヤギかわいいねえ。


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・わ!

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・わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

・何回見てもきれいな海との対面はテンション上がるな〜。反対側があんなことになってるのにこっちはこうなのかよ…二面性怖。


・あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜。

帰りたくないねえ゛!!!!!!!!

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帰りの船めっちゃ揺れる!!!!!!!

・これはまずい。ぐっと上に上がったかと思うとその分下に下がり、体の動きと内臓の動きがこう↓↑反比例するかのように…ぐあ〜〜〜〜。縦揺れ〜〜〜〜。少しでも活字を見れば一気に気持ち悪くなるだろう。視覚は吐き気を助長するだけなので早く寝てしまおうとぐっと目を瞑り、その中でも下に下がる感覚があれば足を踏ん張る。上に上がれば必ず下がるからタイミングは掴みやすい。足を踏ん張ると体の重心が下にいくのか、内臓もついてきてくれるんだよな。

・幸いだったのは、朝に乗ったボートの方が揺れがすごかったことだ。小さいボートだったし、風も強かったので縦揺れが大きく、あれよりはマシだと思うと耐えられた。それが無かったら絶望の1時間になるところだったな…。

・波照間島に行く予定のある人はやはりある程度の覚悟を持って行くといいですね。


・泊まったホテルは、毎日の清掃を拒否すると館内で使える割引券をくれるというシステムがあった。清掃拒否はビジネスホテルとかでもあったけど、還元してくれるのは嬉しいな。清掃を拒否する人も増えるし清掃員の手間も減るしいいことづくめだ。

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・もう外に出るのも疲れたので割引券で一度くらいはホテルご飯を食べるぞ。盛り付けが下手。

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・かわいい!!!!!!

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・かわいい。かわいいままでいてくれ…。

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