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🏠仕事の中の協調性とは🏠

「協調性」とは何か?の意味を調べてみると・・・、
「協調性とは、性格や意見などが異なる周囲の人たちと譲り合いながら調和できる性質や、利害関係が対立する相手と調整しつつ問題を解決しようとする性質を表す言葉です。仕事においては、意見や立場から異なる利害関係者と適切な関係を構築して協力しながら目的などを達成する能力といえるでしょう。」と記載されていました。
また、“多様化”、“価値観”、“苦手な人”“建設的な意見交換”、“協調性の高い従業員がいると雰囲気も良くなる”・・・などのキーワードが浮かびます。
 
当事業所の日々の訓練では、”淡々と進めていきましょう”とお伝えしています。
冷静な姿勢で進めていくには、気持ちを整えることや現状の自分のコンディション(疲労・気持ちの揺れ・迷い・緊張感・怒りなど)を見つめて、冷静にという意識を再認識することが必要です。きれいな製品の仕上がりが一瞬できたとしてもそれを継続して進めていかなければ、仕事が任せられるなどの評価には、まだ中途の状況です。

”心を整えていく”ことは難しく、ある意味、時間を使い経験を積んで定着していくものではないかと思います。何十年も働き続けてきた自分でさえ、揺れて引きずってしまうことも多々あります。周りに助けられて・・・・という現状が、他者からいただく協調性の力ではないでしょうか。

働く場所を決める時、”仕事の内容”、”雇用条件”、”働く人の雰囲気や環境”が飛び込んできます。雇用というご縁をいただいたら、自分がエネルギーを注いで努力をしていくことになります。ひとつ褒められたことは、大きな自信になりますが一瞬で自分の心に落とし込んで、再び膨れ上がってくるものではないです。でも心の肥やしとして存在しています。だから、小さなことでも一緒に苦労して頑張った働く仲間から、褒められるということは大変大きな価値があると思っています。人を褒めるには、本心からそう思うこと、感動があること、大切に思っていること、そして何よりも褒めることの声は、褒める人にも心の余裕がないと出てきません。たとえば「ありがとう」、「いつも助かっています」などすぐ存在する言葉でいいのです。そのような声が自然に出てくる現場は働きやすく仕事も働く人も向上をしていける現場だと思います。
 
先日、10月末に就職が決まり、そこから1カ月半後の先日、卒業した利用者さんと
お会いする機会があり今年を振り返りどんな年だったですか?とたずねてみました。
「4月に当事業所の利用を始めて、周りの人たちのレベルが高く緊張したことを覚えています。就職が自分にはできるだろうか・・・と思いましたが、今、就職した自分が居ます。また新しい環境の会社で緊張感があり自分には余裕がなく、ただ一生懸命に仕事をしてきたことや、通勤距離が長いかなと、ものすごく疲れた時もありましたが、頑張って働き続けていたら、ここ最近、気づきがあり、心に少し隙間ができて、それが余裕を感じ、だいぶ楽になりました。先輩が「ここ大丈夫?」と聞いてくれたり、声をかけてくれたりして、振り返ると自分は良い職場で働けていると思いました。今後も頑張って働き続けたいです」と話されました。
 
働く仲間がいろいろな意味で自分の成長や楽しみや心地良さを感じる環境は、働く一人一人が持ち合わせています。生かしていくことの意味深さをあらためて感じました。単に「協調性」と言い放っても、とても深いものがあり積み上げていくものだとも思います。
 
今日も当事業所の訓練では、ライン作業を行い、次に繋げる人へどのような位置やタイミングだったら良いだろう?を心に置き訓練に参加されています。
利用者さんは前提に、仕事を進めていく上での”心の安定”と”淡々と進めていく姿勢”を心に置きながら進めていく姿勢がうかがえています。


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