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桜のマンガ感想日記#1『合コンに行ったら女がいなかった話』

こんにちは、または初めまして。桜です。
初めましての方はぜひ下記の日記からどうぞ。


本日はコチラの作品🌸

『合コンに行ったら女がいなかった話』(作:蒼川なな先生)

現在1~5巻まで。ジャンルは少女漫画

タイトル見ただけだと少女漫画ぽくないような気がしますが、実は少女漫画です。

表紙の人物3人は、なんと、男装女子です。

関西圏のみの放送でしたがドラマ化もしており、元宝塚俳優たちが演じております。(ストーリーや設定は原作と変更になっている部分もあります。)


大学生の常盤(トキワ)くんは、同じゼミの蘇芳(スオウ)さんに3対3の合コンに誘われたところから話は始まります。
友人2人を連れて居酒屋についたところ、もう来ているはずの蘇芳さんたちの姿が見えません。
店員に案内された席にいたのは、キラキラしたイケメン男性3人…!?

というあらすじになっております。

なぜ男装していたかというと、3人は男装バーでバイトしており、バイト帰りでそのまま居酒屋に来たというわけです。

王子様系キラキライケメンオーラ全開&距離感がバグってる蘇芳さん、
無気力系イケメンバーテンダー兼BL同人漫画家藤(フジ)さん、
俺様になりきれない可愛い物も甘い物も好きな後輩系イケメン琥珀(コハク)ちゃん、
が女性陣の構成です。

もう属性渋滞していて最高of最高です。

に対し、

これといった特徴は特にない平凡三白眼男子常盤(トキワ)、
好奇心旺盛な犬系男子浅葱(アサギ)、
かわいい女の子大好きな糸目男子萩(ハギ)、

が男性陣の構成です。

女性陣が強すぎて霞んでしまっています。


そしてCPは、

蘇芳ー常盤
藤ー浅葱
琥珀ー萩

と、なっております。


6人でお出かけしたり、2人だけでお出かけしたり、女性陣の男装オフ姿も見られたりと、それぞれのCPの様子が見られて楽しいです。

ではここで、それぞれのCPに注目して見ていきたいと思います。


【蘇芳ー常盤】

この二人は同じゼミ同士で、常盤は最初から蘇芳さんの男装オフ姿も知っております。

そして唯一キスしているCPです。(ただし常盤が酔って寝ていた時のため常盤は記憶なし)

好き度は、蘇芳→→→(←?)常盤、というように結構分かりやすいのですが、常盤はこの好意に全く気付いていないのが美味しいところです。

なぜこれほどまでに気づかないのかというと、目の前にイケメンがいることと蘇芳さんが距離近すぎて耐えられないからですね。あと鈍感。

蘇芳さんがあの手この手で落とそうとしているのに、なんで気づかないのよ…!

蘇芳さんはたまに男装姿でも大学へ来るのですが、その時の姿が「SSRのプリンス」と言われていて、女子の追っかけファンも付いております。

そしてある時、プリンスと急に仲良くなった常盤に追っかけファンが問いつめます。

「どうやってプリンスと知り合ったのよ!?!?!?」と。

返答に困っている常盤を見た蘇芳さんがそこへ近づいてきます。

ここからが私の好きなシーンなのですが、

ファンが蘇芳さんに問いかけます。
「あのあのあの、二人はどういうご関係で?」「お友達なんですか?」

蘇芳さん「そうだよ」「まだね」


まだね、ですよ皆さん!!!!!!!

こんなの好きになっちゃうところですよ。普通は。

普通は。


この後の常盤、なんていったと思います?

(俺たち友達だったのか…!)

ですよ。ハァァァァァァァ~~~~~~~???
どんだけ鈍いんだよ常盤~~~~~~!気づいて~~~!

常盤がこの蘇芳さんの気持ちにいつ気づくのか楽しみですね!!!


【藤ー浅葱】

この二人は、とにかくお互いの距離が近すぎて、周囲も困惑しているレベルです。

藤さんは趣味でBL同人漫画を描いており、常にネタ集めや資料集めに余念がありません。
合コンの際も、蘇芳さんと琥珀ちゃんが王様ゲームで頬にキスしているところを連写したり、男性陣がトイレに行っている間に2人に頼んで資料として絡みのポーズを撮らせてもらったり、隙あらば資料集めをしています。

琥珀ちゃんの「もうモデルなんてやりませんから!」というワードだけ聞いた浅葱は、琥珀ちゃんがモデルをやっているものだと勘違いし、藤さんにモデルに誘われますが、その場では萩に止められます。


しかし、後日、浅葱は藤さんから呼び出しされます。

内容はもちろん、モデルを頼みたい、とのこと。

その話を聞いた常盤と萩は、心配になってこっそりついていきます。

ファミレスに呼び出された浅葱は、藤さんから手を撮らせてほしいとお願いされ、いろんな手のポーズを撮っていきます。
そしてそれが、だんだんエスカレート。

藤さんが浅葱を押し倒しているかのような構図になっていきます。

ファミレスで。

周りがざわざわしているにもかかわらず、浅葱と藤さんは琥珀ちゃんが止めに来るまで続けているんですよね。
仲が良いのを通り越してる感がすごいです。

このCPは距離感が近すぎて、お泊りまでしちゃってる唯一のCPです。
しかし、何も起こらない。めっちゃ平和。

お泊りの内容は大体は藤さんの同人誌の進捗がやばい時のお手伝いがほとんど。(しかし、描いているのはR18のBL同人なので完成形は見せてもらえず。)

同人誌即売会のお手伝いに行った帰りに、浅葱は初めて藤さんの男装オフ姿を見ます。

藤「今日は身バレ防止で男装してただけだから」
浅葱「へ~~~~!びっくりしちゃった!」
藤「落ち着かない?」

浅葱「ううん。藤さんだもん」


って言った後の藤さんの嬉しそうな顔が私の好きなところです。


浅葱は男性陣3人の中では、女性陣が働いている男装バーに通い詰めている猛者。
好きなドリンクは、上の層が攻めのイメージカラー、下の層が受けのイメージカラーで作った(藤さんの)推しカプカクテル。
周りから見ると、藤さんと浅葱は飼い主とワンコの関係に見えるんですけれど、お泊りした時は浅葱が藤さんを起こしたり、看病(?)したりと、逆にお世話してたりもするのもイイんですよね。

この発展しそうで発展しない関係性はずっとみていたくなります。


【琥珀ー萩】

この2人が一番少女漫画ぽい気がします。
萩は小さくてかわいいゆるふわ女子がタイプだと豪語していて、3人の中では一番男子らしい反応をしている男子です。

合コンの2次会で琥珀ちゃんが間違えて萩のドリンクをのんでしまった際に恥ずかしくなって照れてしまいます。

ところが、その姿を見た萩は琥珀ちゃんが照れた姿が可愛くてドキドキしてしまいます。


でも自分が好きなのは女の子。


今、目の前にいる琥珀ちゃんは男装していて見た目が男子の女の子。

(あれ…?俺は男子が好きだったのか…?)

と、見た目と中身が伴っていなくて混乱しています。


夏祭りに誘われた時、琥珀ちゃんは初めて女子の浴衣姿で萩の前に現れます。

萩が待ち望んでいた琥珀ちゃんの女子の姿。しかし、目の前にいる女子姿の琥珀ちゃんに、男装姿の琥珀ちゃんと別々に考えて見てしまい、なぜか罪悪感を感じてしまいます。

お姉さんに二股でもしてんじゃない?と冗談で言われた言葉をそのまま鵜呑みにしてしまいます。

男装姿の琥珀ちゃんと、女子姿の琥珀ちゃん。

俺は一体どっちが好きなんだ?男もいけちゃうのか?と、ぐるぐるぐるぐる悩みまくっている萩。


これをずーーっと5巻の最後ぐらいまで悩み続けます。(ナッッッガ!!!)


悩みまくって、琥珀ちゃんを避けるようになってしまい、海で花火をした際に琥珀ちゃんに問いつめられてしまいます。
追い詰められた萩は、友達が悩んでいて~~~を使って今の自分のことを話し始めます。苦しすぎる。もうバレバレでは…笑

でも琥珀ちゃんには通用しちゃいました。

そして琥珀ちゃんのこの言葉に萩は今までのもやもやが晴れるんです。


琥珀「萩さんのお友達も見た目だけで判断しないで、その人自身を好きだと思えるって素敵だなって思います」
「きっと今は少し混乱しているだけで、ちゃんと見てれば大丈夫っスよ」

琥珀「だってその人だから好きなんでしょ?」



ウワァ~~~~~~~~~!!!!幸せになれ~~~~~~!!!!!
これ、琥珀ちゃんは自分のことだと思ってないですからね!?!?!?

ここで萩は、琥珀ちゃんだから好きなんだと確信するんですよ。

1番もどかしいCPなので、早よくっついてくれ…頼む…
今後がめちゃめちゃ楽しみです。



というわけで、いかがでしたでしょうか?
少しでも気になるCPがあれば読んでいただきたく思います!

男装女子って女子好きでしょう?
私も好き。

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