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学習⇄学び

孔子の論語での中心的主張は「仁(じん)ー思いやりの心・愛情ー」の重要性です。戦乱の世にあって、理想の政治の現実に最も大切なものは、「仁」であると孔子は説いています。そして、「仁」は誰もが持っていると言っています。

思いやりの心を持つことは、難しいことでしょうか。そんなに難しいことではありません。自分が優しい人になりたいと思えば、必ずなれるのです。あなた次第なのです。と孔子は言っています。 

また、”昔の人の教えを大切にする。”ということに加えて(ここからは、ち論語を分かりやすく読んだものと、解説式より引用します。)…

 ”学ぶこと、よき友だちを持つこと、理想の人を目指すこと。”→毎日頑張っていることが上達したら、とても嬉しいですね。同じように頑張っているお友だちと一緒にお話しできたら、きっと楽しいでしょう。たとえ、頑張っているのにほめてもらえなくても、がっかりすることはありません。自分の為に頑張り続ける人こそが素敵なのです。
 ”よい習慣を身につけよう”→人は生まれた時には同じです。みんな優しさや頑張る心を持って生まれてくるのです。でもその後に、なんでも一生懸命に頑張る人とそうでない人とは違いが出ます。よい習慣を身につけ、どんな人になりたいかという理想を持って、心も体も健やかに育てていきたいですね。
 ”失敗をそのままにしてはダメ。”→どんな人にも失敗や間違いはあります。でも失敗や間違いに気づいた時には、ほんの少しの勇気を出して、すぐにやり直しましょう。そのままにしておくことのほうが、大きな過ちなのです。
 ”「それは正しいことだろうか」と自分に問いかける。”→毎日、迷うことや困ったことが起こりますね。そんな時には、どうすることが正しいかを考えてみましょう。損か得かではなく、正しいのはどれかで決めましょう。どんな時にも正しい道を選べるようになりたいですね。
 ”寄り添ってくれる人は必ずいる。”→優しい気持ちを持っていて、正しいことができる力のある人は、ひとりぼっちにはなりません。同じように優しい気持ちを持ったお友だちが必ず現れて、そっと寄り添ってくれるので、心配はいりません。と、言っていました。

 孔子は、学ぶことを『学習』→反復し、繰り返し努力すること。苦しい練習の後には必ず出来る日が来て、やってよかった。出来てよかった。と思える。勉強という言葉を使わず、『学習』としています。また、考えることは、主体的になることに繋がると言っています。

 、子どもたちと関わる中で「学習」を学びと考えるならば、まさに学び→考える力、生きる力を育んでいます。よい習慣を身につけることにおいては、日々の生活は家が基本と孔子は言っておりますが、一歩外に出た時の生活は関わる大人の責任でもあると思います。子どもたちの主体性を大切にした生活にも通じる大切な教えだと思いました。

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