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2021年5月10日のFMひがしくるめの放送内容です|Blooming Days -日々是好日-|倉嶋桃子

みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。

あっという間にGWも終わり、日中は汗ばむほどの陽気になる日もだんだんと増えてきました。

このような気候と気温に関係してか、友人がすでに何か所か蚊に刺されたという話をしていました。

昨年、この番組でも蚊に刺されないようにする為の対策やグッズについて取り上げたことがありますが、気温が25~30度になると活発に活動すると言われている蚊。
夏日になる日があれば、刺される機会が増えるというもの。

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日本で人を刺す蚊は、夏場の場合、ほとんどがアカイエカとヒトスジシマカ(通称ヤブ蚊)で、冬場は、チカイエカの可能性が高いそうです。

アカイエカは、産卵・吸血ができる春~秋には、約1ヶ月で寿命を迎えますが、晩秋に羽化したメスは、成虫のまま冬越しに適した生理状態になり、産卵や吸血などの活動を停止した休眠状態で4ヶ月ほど生きて冬を越します。
越冬する成虫は、温度変化の小さい暗い場所を好み、洞窟や下水溝、家屋の床下、物置小屋の隅などに潜んでいるとか。
ただし、越冬する蚊はメスのみで、オスは交尾を済ませると冬が来る前に死んでしまうそうです。

ヒトスジシマカは、気温が10℃よりも低い条件では、幼虫も成虫も生き残ることができないため、卵で越冬し、3〜4月に雨水が溜まると孵化(ふか)して、水の中で成長します。ちなみに、越冬する卵は、夏に生まれる卵とは異なり、冬の寒さを経験しないと孵化しないとのこと。

一方、チカイエカは、名前からも想像できる通り、都市部の地下にできた水溜まりに発生する蚊として有名で、ビルの地下上水槽などで発生したり、公園や道路わきの雨水マス、排水溝など地表にある水溜まりにも発生します。
また、屋内の生活に適応した蚊とも言われ、冬でも休眠することなく、気温20度前後の条件が整った建物内部であれば、一年中繁殖し、吸血・産卵を行うとか。

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4月下旬から5月は、ヒトスジシマカの成虫が羽化する時期。
今のうちに蚊の幼虫やボウフラが育つ環境、つまり「水」があるところを見つけ、水を取り除いたり、ボウフラを食べるメダカや金魚を放したり、ボウフラ用の殺虫剤を投入したり、蚊の発生源になるような不要な容器を廃棄することが大切だとか。

今からしっかりと対策をし、さらに夏場になってからも定期的に発生源となる場所を清掃したり防虫することで、蚊に悩まされない環境を自ら作ることも努めたいものです。

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さて、今回は、「狐伝説にまつわる摩訶不思議」をテーマに、日本の文化に於けるキツネについてお送りいたしました。

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番組では、ポッドキャストによる配信をおこなっています。
従来のPodcastは、著作権の問題で音楽を除外したトークのみのものでしたが、クラウド音楽サービスを利用することによって、ラジオ放送と同じ構成で、トーク・番組内でかけた音楽、両方をお聞きいただくことが出来ます。

20210510FireShot Capture 493 - Spotify – Blooming Days - 日々是好日[20210510]

番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。「試してみたよ」「作ってみたよ」といった番組で取り上げた内容のご感想、みなさんが感じる幸せのひとときなど、ぜひお聞かせくださいませ。

それから、番組の構成上、時間の都合でリクエスト曲にはお応えできない場合がございます。ご容赦くださいませ。

今週もみなさまにとって素敵な1週間になりますように。

倉嶋桃子でした。

<参考資料>

蚊の活動開始!?第一世代が羽化する今の時期だからこそやっておくべき対策
https://weathernews.jp/s/topics/202104/220195/

蚊は冬の間どうしてる? あまり知られていない蚊の越冬と対策を紹介!
https://varsan.jp/gaichu/mosquito-winter/

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