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繰り返すニキビとさよならしたい!体質別・ニキビ肌の原因とインナーケア習慣

今度こそニキビ肌を卒業する!

そう決心していろいろやっているのに
「やっぱりまたニキビができちゃった(;ω;)」
と、鏡を見て凹むループから抜け出せない…

このような、繰り返すニキビ肌に悩まされ続けていませんか?

そんなニキビ肌さんに向けて、今回お伝えしたいのが
「体全体のバランスを見る」東洋医学の視点に基づいたインナーケアです♡

肌トラブルと体質のつながりを知ることで、今度こそニキビとの戦いに終止符を打ちましょう!

なお、本文中でも詳しく触れますが、ニキビは皮膚疾患のひとつなので皮膚科の受診はマスト。
また、普段のスキンケアも含めて、できてしまったニキビを悪化させないようにする必要があります。

ただ、実際はそれだけでは「ニキビができる肌」からは抜け出せない…ということも、きっと多くの人が感じているはず。
だって、また新たに次のニキビができてしまうのだから!!(悲劇)

「こんなのもう嫌だ!いたちごっこを根本的に終わらせる方法ってないの?!」

そう。
これは、絶望と希望の狭間で心の叫びをあげ続けているあなたにこそおすすめしたい、体質改善習慣を綴ったnoteなのです!

それでは、さっそくゆるりとまいりましょう〜♡


そもそもニキビとは?

ニキビは「尋常性ざ瘡」という皮膚疾患のひとつ。

毛穴の中に皮脂が詰まったり、肌表面(角質)が厚くなって毛穴がふさがったりすると、そこを温床にして皮膚常在菌であるアクネ菌が増え、ニキビが発生しちゃうんです!

炎症の段階によって、白ニキビ(コメド)〜赤ニキビ〜黄ニキビと分けて見られることも多いですね。

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どの状態であれ、一番やっちゃダメなのが「ニキビを触る、潰す」こと!!
雑菌が入り込み、ニキビが悪化・炎症を引き起こす原因になりやすいからです。

また、素人目ではニキビだと思っているものでも、じつはアクネ菌以外の細菌による肌トラブルである可能性も否定できないのです。
(もちろん、診断はお医者さまにしかできませんよ!)

多くのスキンケア専門家が「ニキビができたら、まずは皮膚科へ行きましょう!」と口酸っぱく提唱しているのは、こういった理由があるからなんですね。

「めんどくさ!化粧品でニキビ治しちゃえばいいじゃん!」
って心の中で思ったそこのあなた!!
ピピピーーーーッ!(警笛音)

ニキビ肌用の化粧品(薬用化粧品を含む)は、治療薬ではありません。
あくまでもニキビをできにくくする・悪化を防ぐなどの「予防」のためのもの。
できてしまったニキビを自力で治そうとするのは、とても危険な行為だということを覚えておいてくださいね。

つまり、ここで知っておいてほしいのは…
ニキビ肌改善のためには、以下の3つのポイントを押さえる必要があるということです!

①今あるニキビは皮膚科に相談
②ニキビを予防するスキンケア
③ニキビを予防するインナーケア

ニキビ肌改善の約束ごと

わかりやすく三角形の図にしたのは、3つともすべて重要なことだから!
どれか1つ、ではなく、ぜひ3つともきちんと押さえてほしいのです。

そしてその中でも、今回このnoteでお伝えする内容は、③のインナーケアに関するものです。

それも、とくに体質に合わせた内側のケアを得意とする東洋医学にもとづいたインナーケアをお伝えします!!

「な、なんか怪しいんじゃ…」と不審に思う方もおられるかもしれませんね。(私も昔はそういう目で見ていました。笑)
西洋とは異なる視点にはなりますが、東洋には東洋のきちんとした理論があるんです。

ニキビ肌改善のためのひとつのツールとして、東洋の知恵もぜひ上手にとりいれてみてください!


中医学的「肌トラブルの捉え方」

では、ここから先は、東洋医学の考えにもとづいたお話をしていきたいと思います。

東洋にはいくつかの伝統医学がありますが、その中でも、私たち日本人がとくに親近感を感じやすいのが「中医学」かもしれません。
というのも、日本の漢方のルーツは中医学だからです。

漢方と言われると、なんとなく身近な存在に感じられますよね♪
もともとは古来中国で発祥した伝統医学(中医学)が日本に伝わって、日本の風土に合わせて発展したものが日本漢方ということなのです。
けっして怪しいものでないので、安心してくださいね♡笑


それでは、本題に入りましょう!

漢方のルーツでもある伝統的な「中医学」では、ニキビをはじめとする肌トラブルをどのように見ているのでしょうか??

ずばり、中医学では
「皮膚は内臓の鏡」「内に病あれば外にあらわれる」
という考え方をします。

つまり肌トラブルがあるのは、体内になんらかの原因があるということなのです!
(※外的な皮膚刺激などによる肌荒れは除きます)

私たちは「肌をキレイにしたい」と思うあまり、つい肌のことばかりにフォーカスしてしまいがち。あなたがニキビで悩んでいるなら、尚更のことでしょう。

でも、これは当たり前のことですが、肌も身体の一部分ですよね。
美しい肌を支える土台となるのは、健やかな身体のはたらきです。
そこをスルーして、肌ばかりに直接アプローチして肌だけなんとかする…というのは、なかなかむずかしいもの。
そう、美肌・美容の基盤は、必ず「健康」にあるのです。

このことは、木をイメージするとわかりやすいかもしれません。

人を木に例えると

健康な状態の木というのは
●土壌が豊かで、根から水や栄養をしっかり取り込むことができている
●取り込んだ栄養を吸い上げて全体に行き渡らせることができている
●日当たりや風通しなど、周囲の環境が整っている
といった条件が揃っています。

その結果、枝や葉といった隅々まで生き生きと美しく元気な状態を保つことができている、というわけです。

これは人間も同じで
●食事や休養、ほどよい運動で心身を養うことができている
●内臓や自律神経、ホルモン分泌をはじめとする身体の調節機能が整っている
●気候によるストレスや人間関係など社会的ストレスの影響が少ない
というように、健康にはさまざまな要素が絡んでいます。

そして、身体の末端(表面)である肌・髪・爪といったパーツは、木における枝や葉と同じです。
そう、内側の心身の充実度があらわれる部分なのです!

葉っぱが萎れて元気がない木に対して
「ツヤツヤになるように、葉の表面に栄養になりそうなもの直接塗ろう!」
とはなりませんよね。
きっと「土壌に肥料が足りないのかな。それともお水か、日当たりかな…」と考えませんか?

とくに中医学では、表面的にあらわれているさまざまなサインを見ることで、内側のバランスの崩れを捉えて整えていく…という方法が、実際の治療の中で当たり前にとられています。

気血津液

葉っぱをキレイにしたいなら、根っこや幹を元気にして、環境を整えて、木そのものを健康に導くのが近道。

これは、人間も同じです。
肌をキレイにしたいなら「心身まるごと健康に整えるケア」こそが、美容賢者が選ぶべき道なのです!

どうでしょう?
美容におけるインナーケアの重要性が、なんとなくわかってきたのではないでしょうか。

中医学的「ニキビ発生の要因」

つづいて、中医学的に見た場合の、ニキビを引き起こす原因について解説していきましょう!

先に触れたように、皮膚科学では「何らかの原因で詰まった毛穴の中でアクネ菌が繁殖して、炎症が起きている」状態のことをニキビと言っています。

それに対して中医学では、ニキビをはじめとする皮膚トラブルは、すべて共通して「身体の内側で起こっているバランスの乱れが表面化している」と捉えて見ていきます。
(びっくりするぐらい肌そのものには触れません…!笑)

ニキビに悩む人の体の状態を見ると、以下のように、3つの要素が絡んでいることが多いと言えます。

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