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書くことで

年末年始、流行り病で咳が止まらなかったので…

書くことにした。
内側のこと、咳と一緒に出そうと思った。出さなきゃと思った。

noteを始めたときもそうだった。
書かずにいられない時だった。
承認欲求も見栄もいらないこの場所で、私のために書きたかった。
”認めてほしい”も、”よく見られたい”も、外側に向いてる欲は重たかったから。
それでも現実では反射のように、自分を簡単に偽ってしまうから。

私じゃない何かに基準を合わせるとき、”私自身”が無くなって、ここに居る意味さえわからない気持ちになる。
画一化の中で薄まっていく個性のように!…


…noteを始めた頃、本音で生きると決めた。
いつからか、本音を表現することが怖くなってた私にとって、想像以上の根深さがあって、数年経った今でも難しい。

それでも、一つずつ少しずつ、今感じていることに耳を傾ける。
違和感は繰り返さないように、湧き上がるよろこびに従えるように。
”誰かのために”が得意になった分、”私のために”もわがままを許せるくらいの強さを持って。


本音と出逢う度に生まれた言葉も容量いっぱいだったみたい、あゝ、すっきり。
書くことでここに居ていいんじゃないかと思えるような。生きる力になるような気がする。

本音は難しい。
また書くことにする。


2024.2.27



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