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流行り病と悲しみと

年末年始、流行り病にかかった。

これまでのどんな風邪よりも痛くて辛くてしんどくて。
治ったはずの喘息が帰ってきたように咳が止まらない。
実はここ数年沢山の風邪をひいたし、優れない体調に苦しんだ。
そんな日々のラスボス?みたいな病に遭遇し、年始のニュースに涙した。

最近の地球、悲しいことが多かったよねと振り返る。
どんな状況の中にもよろこびを探しながら、前を向いて明るく過ごしてきたけれど、どうしても流しきれない悲しみが、心のどこかに残ってる。

その悲しみは、どこから来ているのか。
今日の出来事からなのか、過去の延長なのか、記憶にもないどこかから来ているのか、、、定かではない複雑さを持つ。
これからどこに向かえばいいの?
希望の光が見えなくなって。

心も体も満身創痍。
すごろくの”振り出しに戻る”みたい。
でも新しく始めるにはきっと未消化の悲しみが多すぎるから。
膿出しみたいなことが起きているのかな。

止まらない咳で折れた肋骨に、ここまで来たらむしろ笑ってしまうくらいのエールを感じて。
その痛みが、治まってきて、折れた骨と骨がくっついて太くなるのと同じ頃、私もまた歩き出せるだろうか…

日々のよろこびに目を向けて、できる限りどうか穏やかに、安心していられますようにと、願う。

2024.2.26

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