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丁野朗|地域ストーリー ストーリーで掘り起こされる地域のポテンシャル【文末に動画あり】

丁野先生とは、文化庁の日本遺産プロジェクトでご一緒させていただき、いろいろなことを学ばせていただきました。そのなかでも、今回取り上げる「ストーリー」は、地域の魅力を掘り起こし、伝えるためのキーとなるものだと思っています。

さまざまな地域で、地域活性化が取り組まれていますが、ややもすると、他の地域で成功したモデルをそのまま自分たちの地域で適用しようとし、当然のことですが、うまくいかずに失敗してしまう。地域ごとに条件が違うのだから当たり前ですが、それがなかなかわからない。

その点、文化財を活用して地域を活性化するというのは、その地域ごとの風土や歴史、民俗など、さまざまな前提条件を踏まえた上で、その地域ならではの取り組みを行うことになります。つまり、その地域に一番ふさわしいやり方でやることが、まずは大前提となるわけです。

地域独自の取り組みを考えるキーとなるのが、「地域ストーリー」。ビジネスの世界でもストーリーテリングなどが注目される中、どのように地域活性化に活用していくことができるのが、丁野先生に伺っていきます!

丁野朗
東洋大学大学院国際観光学部客員教授・文化庁日本遺産審査委員

1973年3月同志社大学卒業
1973年同志社大学卒業後、マーケティング及び環境政策のシンクタンクを経て、1989年(財)余暇開発センター入所。
2002年に(財)社会経済生産性本部へ移籍。「ハッピーマンデー(祝日の月曜日指定)制度」の創設やサマータイム制度、バカンス制度などの提唱と実現化に係る事業推進をはじめ、産業観光などの地域振興事業、『レジャー白書』の編集・発行事業などに携わる。
2007年に「観光地域経営フォーラム(事務局・日本生産性本部)を創設。
2008年に(社)日本観光協会(現:(公社)日本観光振興協会)に移籍。
その後、ANA総合研究所シニアアドバイザーなども務める。

*その他主要履歴
2008年より日本商工会議所観光専門委員会学識委員
2010年より関東運輸局観光アドバイザリー会議座長
2015年より東京商工会議所地域魅力づくり委員会委員長
2015年より文化庁「日本遺産」選定委員 など

*自治体関係
高知県観光アドバイザー、広島県呉市顧問(観光アドバイザー)、新潟県十日町市、神奈川県小田原市、宮城県栗原市など多数の自治体で観光アドバイザーなどに就任。

*大学関連
法政大学キャリアデザイン学部講師、多摩大学大学院客員教授(地域ビジネス)、東洋大学大学院客員教授(観光まちづくり特講・演習)

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